家族として、医療従事者として

こんにちは!久々の更新になってしまいました(笑)
祖父が亡くなって今日で1年。去年の今頃、医療従事者、家族として感じていたことがあったので書いてみました。

私は看護師をしていて、患者さんが亡くなることもあったし、管だらけの患者さんもみたこともある。

「これって本人の希望なのかな?家族さんのエゴなんじゃないかな?」と感じたことがあった。

自分が医療従事者側の人間ではなく、家族側になった時、エゴなんじゃないかと感じていた部分が繋がった。

「どんな形でもいいから生きていて欲しい」

患者さんの家族ってこんな思いでお見舞いに来てたんだなって…。

祖父が亡くなって、こんな治療ができたんじゃないか?これを医師、家族に提案できてたら、結果が変わっていたんじゃないか?と思ったけど、それが苦しめることになるのかなとも考えた。結構複雑だったよね…

中でも一番しんどかったのは、家族は希望を持っているのに、自分は状況を冷静にみて「あ、長くないなこれ」っていうのがわかってしまったことである。

医師から宣告された際、家族は泣き崩れていたが、自分はすごい冷静だった。検査データを見て、こんな状況ですよね?と聞いたり…絶対嫌な家族だったよなと(笑)なぜか、自分が冷静に居なきゃって気を張ってた。

この事を頼れる先輩看護師に相談したんだけど、一緒にいるだけでもいいんじゃない?と言ってくれてなんか楽になった。

家族一同で最期の言葉を聞いた。
「頑張って医者になってくれ。わしを助けてくれ」と…子どもの頃一緒に通院に行ってくれたよな?遊んでくれた、おもちゃ作ってくれたなど色んなことが一気にフラッシュバックしてきて、張ってた糸が切れて涙が止まらなくなった。

夢言ってなかったのに自分の事を見透かされてたのかな?と思うのと同時にあぁ治して欲しかったんだなぁと…
家に帰りたいって言ってたけど叶えさせられなかった。

葬儀の時、悲しいけど嬉しいことがあった。会場に入れなくて外に立って参加してくれた弔問者が多かった。田舎で会場が小さいというのもあるが…

あぁ人に愛されてた人だったんだと。祖父は人たらしだった。毎日一升瓶を片手に町のおっさんが家に来ていた。

人が困ったといえばすぐに駆けつけて手伝ったり、人にお金を貸したり、人のためにgiveしまくってた。
自分も人の為に動けるようになりたいね!

#1周忌 #看護師 #医療従事者 #give #家族 #気持ち

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