伏木海陸運送出場選手紹介
今日から開催されている第48回社会人野球日本選手権。富山県高岡市に拠点を置く伏木海陸運送は今年5月5日のベーブルース杯で優勝したため大会に出場することができます。初戦の試合は11月11日18時開始でパナソニックが相手となります。今回は伏木海陸運送の注目選手と勝つためへの考察を書きたいと思います。
注目選手①番場駿
チーム内ではクリーンナップを担い出塁率が高い選手。選球眼もよくどんな打席でも塁にでてチームを盛り立ててくれます。今年5月に行われたベーブルース杯では、首位打者賞を獲得しておりミート技術が最も光る存在です。また彼のポジションはショートで深追いのショートゴロでも捕ってくれる守備範囲の広さも兼ね備えています。
注目選手②牧田龍輝
独立リーグのチーム神奈川フィーチャードリームズから移籍したスラッガー。本人の凄さはここぞ点がほしいという場面でチャンスに応えてくれるバッターです。試合では必ずといっていいほど、一打席以上は彼が伏木海陸運送の点を入れてくれる存在です。都市対抗野球北信越2次予選の1回戦、対FedEx戦 ではチームが3点ビハインド負けたら終わりの9回表2アウト1、2塁のチャンスの場面で一発を放つなど勝負に強いバッターです。
注目選手③木村俊輔
今年加入したルーキーです。最近は試合に出ることがありませんがバットを思い切り振るタイプです。ベーブルース杯で木村選手を見ましたが追い込まれても打席から遠い外角のボールをカットをする粘り強さのある選手ととらえています。ベーブルース杯の準決勝、対西濃運輸戦では9回1,3塁の場面で全力で走って併殺崩れを誘い勝利に貢献しました。代打もしくは代走で起用されるかもしれません。
注目選手④高橋勇人
こちらも今年加入したルーキーです。先発投手を任されており今年は6登板しています。低め低めへと丁寧なピッチングをしておりピンチを招いていても落ち着いたプレーをしているのが印象です。5月3日の対かずさマジック戦では7回1失点と好投しています。
注目選手⑤西納敦史
投の大黒柱西納です。西納投手はサイドから繰り出すチェンジアップやカーブ、スライダーで要所での制球や誘い球で打者を翻弄します。昨年は制球に苦しみストライクにうまく入らず四球の連発や被安打になることが目立っていましたが、今年はストライクゾーンギリギリの所を勝負してピンチを脱する機会が多くありました。ベーブルース杯準決勝、決勝では2番手ピッチャーとして途中出場し0に抑える大活躍。「困った時の西納」の真骨頂が出た試合でした。
大会で勝つには
全国大会の勝利は2003年以降手にしていない伏木海陸運送(その時の相手は旧松下電器)。相手はパナソニックと厳しい相手になります。しかし実際勝てる可能性もあります。伏木海陸運送の今年のシーズンを見ると打線が大野→中野→番場→牧田と打順の形がメインです。この四人が長打を放ち先制点をつけること、さらにこの四人のうち誰かが塁にいる時に5番6番で追加点をあげることができれば勝利に近づくことができると思います。投手陣は先発する投手は5回6回は3失点以内に抑える。更にパナソニックに特定のキーマンだろうという存在に目星をつけその人だけは安打を許さないよう抑える投球を続けると勝ちが見えるのではないでしょうか。パナソニックのクリーンナップは山本ダンテ、三宅、小峰は要警戒です。
試合は11日に行われます。伏木海陸運送が1回戦突破できるよう私はライブ配信で応援します。