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336 小さな山を楽しんだ。

②御池岳 1989.5.5

  天気が心配だったが、出掛ける。長女は関西方面に、ボーイフレンドと。次女はイギリスのロンドンに出かけて5日め。三女を連れて、親子3人の山楽。
久しぶりで嬉しい。
長良川でカヌーの大群。河口堰反対のデモンストレーション、色とりどりのカヌーに車中より手を振って応援する。届いたかな?
木曽三川公園にはたくさんの鯉のぼりが泳ぎ、アスレチックは人だかり。
多度は、馬あげの祭りとかで、ここもざわめいている。
車窓より山の藤の花を愛でる。
東京土産の草加煎餅齧りながら、快調に飛ばし、10.15分。御池着。登山道入り口には既に車数台。とはいえ、ここは車でしか来れない所だから、静
かな山である。
すぐ山道に入り、急な斜面を行くと、黄色のヤマブキソウ、白のイチゲ、エンレイソウ。他にも、ヤマルリソウ、踊り子草、シダなど。
花が豊かで、苦しいのも忘れる。
11.00時。早くも長命水。
緑若く鮮やかで、曇り空が丁度良くシットリと。
生協のボンレスハムを食べ、ベジタブルジュースを飲む。
見事なカタクリの群落に歓声を上げ、堪能した頃11.35分、白瀬、藤原と、御池の分岐。
どんどん先へ行く18歳は足が速い。若だなあ!
この山は脹脛が大活躍。登る登る。
ジャノヒゲに交じるカタクリはまだずっと続いて群生。山肌が紫に煙るようだ!
真の谷と、こぐるみ谷の分岐に12.15分。
鳥が鳴き交わし種類が多くて区別がつけられないほどだ。
もう娘はずっと先に行ってしまった。
鈴北と丸山の分岐で心配になる。標識は見ただろうから大丈夫だと思うが、夫が声を出して呼んで見る。このよく通る大きな声が聞こえないはずは無いが返事なし。
下ってきた青年に聞いてみると、18.9歳の女の子に会ったと、、
良し!急登を行く!
トリカブト、チゴユリ、えんごさく、花は美しいが、上りのキツさよ。
心臓は平気だが、膝、足ぞこが痛む。
待ちくたびれていた娘。私が呼ぶと、直ぐ側で返事があった。
1.242メートル。頂上は曇って、眺めなし。12.55分着だった。
中高年グループ、ファミリー、カップル、男性一人。ここであった人は皆、静かに山を楽しんでいた。
おにぎり、スナックパイン、かしわソテー、みかん、
夫は黙って、味噌ラーメンを作っていてくれた!この頃のパパはやるー!
美味しいラーメンをありがとう。紅茶もグーよ!
荷の少ないときの夫は、元気そのもの、カメラを持っていてもゆとりがある。
狭い頂上での嬉しいひと時。
イギリスは明け方の5時、ロンドンの次女はまだ起きていないだろうな?!ちらりと思った。

午後1.40分下山。池ノ平まで下る。
バイケイソウ、二輪草、エンゴサクノ花に、まだ葉をつけていない木々の、この山特有の眺めが素敵。
丸山、鈴北、分岐まで一気に下り、心の谷分岐に2.30分。
笹の中を潜ってきた。片栗の道も超特急、早い早い下り。
2.45分峠の分岐。
母娘はまた、食べて、飲んで、パパはゆっくり撮影を楽しむ。
それから、どんどん沢下り長命水。ゆっくり水を飲み名残を惜しむ。
3.20分下山。
三女はすっかり、山娘です。

#滋賀県東近江市
#山頂部7割樹林帯

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