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4月22日はアースデイ〜母なる地球へ感謝を〜

4月22日は地球環境を考える日として制定されたアースデイ。

最初にアースデイの概念が提起されたのは1969年、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)における環境関連の会議だが、
しかしそのルーツ、創始者としてジョン・マコーネル氏がいる。(John McConnell、1915年3月22日 - 2012年10月20日)
彼の父はペンテコステ派の伝道師であった。
彼が地球環境へ関心を持ち始めたのは1939年、合成樹脂の製造工場の建築にあたり研究をしていた中で、合成樹脂の製造がどれだけ大地を、地球を汚染するか理解し始めてからだった。当時は環境というものよりも、科学の進歩発展の方に人々の心が向けられていたので革新的な考えであった。
彼はキリスト教的な平和、宗教、科学で生涯を捧げた人物である。

環境問題は今も完全には解決されてはいないが、CO2問題、地球温暖化、など叫ばれてECOから始まり、今はサスティナブル、とムーブメントは続いている。
実際私達の暮らしはどうなったか。

サスティナブル、というと時代の先駆者としてファッション業界でもいち早く取り入れたブランドも多い。
ファッション業界は地球環境汚染に対して石油産業に次いで影響度が高い業種だと言う説があるのも否定できない。
地球温暖化の原因としてCO2の排出量が取り上げられているが、全排出量の10%がファッション産業が占めるとも言われている。


また、ファストファッションが一時期流行ったが、それに伴い衣類の年間消費量は年々増え、それに合わせて一人当たりの洋服の廃棄量も増えている。20年前に比べ、2倍の洋服が廃棄されているそうだ。

製造だけでなく、輸送や回収、廃棄など一着に対して多くのエネルギーが消費されている。

私もアパレルで働いていたことがあるが、毎シーズン新作発表され、毎週の様に新作が順次入荷する。売れない商品は返品、アウトレットへと流れて、また新商品が入ってくる、と商品展開が早い。

洋服は一生モノ、と思う人もいるかもしれないが、実際は食品と同じ扱いとも言われ、鮮度品になる。
ファッションは常に新鮮さが必要だ。
鮮度が低い商品はどんなに安くても購入を躊躇う。
野菜もお店ではなるべく新鮮なものを選ぶだろう。

とはいえ、環境汚染の一つだからといって、生きていく上でファッションは必要ない、なんていうとちょっと人生はつまらない。
実際新しいデザインが発表されるたびにそのデザインの素晴らしさ、かわいさにワクワクしていた。
これからは自分の気に入ったモノを少し持つ、欲張らないことがこれから必要になってくるかと思う。ミニマリストのように。


CO2が悪い訳ではない。光合成をするにも植物には必要な物質である。
それよりも、CO2排出量というものは、もっと欲しい、良いものが、誰よりもたくさん欲しい、たくさん売り上げが欲しい、という欲望、エゴの排出量が原因ではないか。

CO2排出量=欲望、エゴの排出量
と認識して言えば、排出量が多い国はちょっと、いやそれどころか結構恥ずかしいだろう。

元々の、原材料となる洋服の生地や糸、それらはコットンであったりポリエステルであったり、地球のモノを利用して作られているというところで、洋服も悪い訳ではない。
デザインしたり洋服を作成するのは人だけれど、元はと言えば全てこの自然に恵まれた環境がなければできなかったことを再認識したい日だ。

今日はシンプルに、今この恵まれた環境で全て地球から授かったもので生かされている、と言うことを、当たり前だと思わずにただ地球に感謝する日として過ごしたい。
ジョン・マコーネルのように。

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