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Q39.なぜ日本のいじめは被害者が逃げないといけないのだろうか?

月9ドラマ「ミステリというなかれ」の中で、菅田将暉が演じる主人公、「整」のいじめに対する持論が反響を呼んでいます。
要点をまとめると…
・日本のいじめは被害者を逃がす方向に対応が取られる
・いじめをする加害者の側が「病んでいる」と判断し、隔離をする国もある
ということでした。
これについて、ぜひ観察サロンでもみなさんの意見を伺いたいなと思いました。なぜ日本のいじめは被害者が逃げないといけないのでしょうか?

【日本のいじめと海外のいじめの違い】

みなさんに考えて頂く前にちょっと僕の方で持論を。
そもそも、日本のいじめってめちゃくちゃ陰湿らしいです。
例えばアメリカやドイツの一般的ないじめはいわゆる「ジャイアンがのび太をいじめる」の構図のようで、「力の強い一人」が「力の弱い一人」をいじめる。いじめの内容も直接的な暴力が多く、いわゆる「動物的な本能」に従ったいじめのよう。
それに比べて日本。日本も昔はこの「ジャイアンがのび太をいじめる構図」だったようです。この手のいじめっていうのは、いじめる側が「自分の力の強さを誇示するため」に行われていると言われています。
ところが今の日本のいじめには「ハブる」という要素がセットで付いてきます。集団の中に入れてもらえない。この集団の中に入れてもらえないという状況はさらに細かく分類すると「いじめられる人」「直接的にいじめる人」「囃し立てたりして間接的にいじめる人」「無関心で傍観する人」の4段階に分けられます。つまり、直接いじめをする人たちが集団の多数派として認められ、いじめられる方は少数派になり、いじめが継続的に行われ、陰湿になっていくとのこと。

【ハブられることを嫌う日本人】


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