旗を揚げる人だけが、偉いわけじゃない。
昨日TOMOSHIBIとして、挑戦的な試みのリリースを出しました。
特定非営利活動法人エティック(ETIC.)さんが運営する起業家育成コミュニティ「MAKERS UNIVERSITY」と連携して、所属する起業家の皆さまの仲間集めのサポートを開始させて頂きました。
SNSを中心に様々な応援と期待の声を頂いて、とても嬉しい反面、僕たちの一番伝えたかったことが本当に伝わっているのか、少しだけ不安になりました。
今回の取り組みで、本当に伝えたいことを補足するために、少しだけお話をさせてください。
取り組みについて
今回の取り組みは「MAKERS UNIVERSITY」に所属し、次世代の起業家として事業をつくる人たちの仲間集めをサポートするものです。
今回は公開までにオフライン・オンラインの2回の説明会を開催し、その中から一緒に事業に取り組む仲間を欲している23名の起業家の皆様が、初回公開に合わせてプロジェクトを公開してくださいました。
どのプロジェクトもとても魅力的で、さすがMAKERSの皆さん、という気持ちで公開までのブラッシュアップサポートや審査をさせて頂いていました。
実際に公開されたプロジェクトをじっくり拝見していても、こんなに素晴らしいプロジェクトをサポートさせて頂けることを、改めてとても嬉しく思います。
ぜひ、こちらの特設ページからプロジェクトを見てみてくださいね。
でも、本当に伝えたかったことは「こんなに素晴らしいプロジェクトがTOMOSHIBIに掲載されたよ!」ということだけではありません。
旗を揚げる人だけが、偉いわけじゃない。
MAKERSのことを知ってる人はもちろん、上述の特設ページをご覧頂いた方も、MAKERS生の皆さんがつくる事業やプロジェクトの素晴らしさや、起業家としての魅力も十分に感じて頂けるかと思います。
自らの感じた課題や創りたい社会のために、強い決意を持って、場合によってはリスクを背負って、事業の実現に日々進んでいる、素晴らしい起業家の皆さんです。
これだけの「旗を揚げる人」が集って、切磋琢磨しながらそれぞれの事業をつくり上げていくコミュニティは、そう多くないと思います。
しかし、今回TOMOSHIBIが光を当てたかったのは、そんな彼ら彼女らだけではありません。
ここに「自分で旗を揚げるタイプではないけれど」という人たちが「参画できる」状態をつくることにこそ、意味があると思っています。
自分から理想を語ることは苦手だけど、誰かの理想を現実に実装することが得意な人がいます。声は大きくないけれど、手を動かして足を動かして、プロジェクトを前に進めることができる人もいます。
そんな人たちに、もっと活躍の機会を、選択の場所を。という想いも込めて、今回の取り組みを考えました。
自ら旗を揚げてプロジェクトのオーナーになることは、とても勇気がいる行動です。でも、その旗の元に集って、一緒に活動してくれる仲間がいなければ、プロジェクトは前に進まない。
旗を挙げる人だけが偉いわけじゃなくて、光が当たればいいわけじゃなくて。
そこに集って力を発揮する人たちにとっても、今回の取り組みが挑戦の機会になっていくと、とても嬉しいです。
「個の時代」のその先に
TOMOSHIBIには「募集枠」というシステムが存在します。それは「このプロジェクトを実現するために、こんな役割の仲間がこのくらい欲しいです」と表現できるシステムです。
これは同時に「こんな多様な関わり方もできるよ」という、プロジェクトオーナーからの意思表示でもあります。
様々な境界線が溶けて、新しいグラデーションが生まれていく社会において、この「関わり方の自由度」はとても大切な許容だと考えています。
昨年ほど耳にしなくなった気もするけれど「個の時代」と言われる社会で、本当に「個」としてできることなんて、ぼくも含めほとんどの人にとって、高が知れています。
特に今、社会や経済が混乱に陥っている中で、そう実感している人も多いのではないかと思います。自分だけじゃ、何もできないと。
TOMOSHIBIは、そんな「個」の限界を、仲間集めによって突破するお手伝いをしたい。そしてその向こう側にいる「自ら旗を揚げるタイプではない人」にとっても、活躍の機会を提供し、選択の場所として存在したいと思っています。
自分も何かに「関わりたい」という人は
繰り返しになりますが、今回公開させて頂いたMAKERS UNIVERSITYの皆さんのプロジェクトは、TOMOSHIBIをリリースしてからこれまでの一年半の中でも、特に素敵なプロジェクトが集まっています。
自分から声を上げて、旗を揚げるタイプではない人でも、自分なりの得意なカタチで、自分が納得できる関わり方で、自分の強みを活かして、大きな夢を追う場所が用意されています。
ぜひこちらから、自分にあった、素敵なプロジェクトを探してみてくださいね。
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