私の #複業の原点 と、そのタネの見つけ方の話。
複数の仕事やプロジェクトに関わるようになって、社会人では4年目。学生時代から合わせるともう8年目になる。
最初から「複業」というものに目的意識があったかと考えると、答えはNO。振り返るといつも、気づいたら始まっていた感じだった。
これから複業を始めたいと思っている人たち。
今やっている仕事に疑問を感じている人たち。
新しいことを始めたいけど一歩を踏み出せない人たち。
そんな人たちの考える材料になればいいと思い、今回は私自身の #複業の原点 についてお話をしたいと思う。
※私がどんな複業生活をしているかについては、前回の記事をご参照ください。
原点は、わがままな性格だった。
自分自身が現在「複業起業家」として仕事をしている1番の理由は、間違いなく「ザ・わがままひとりっ子」な性格であると思う。
”欲しいもの”がいくつもあって、”食べたいもの”がいくつもあって、”やりたいこと”もいくつもあって。
そんな性格の私からしたら、”やりたい仕事”だっていくつもあるもの。
そんなわがままな性格そのままに「別にひとつだけに絞らなくてもいいよね?」というシンプルな動機から複業を始めていたのだと思う。
「え?そんなもん?」と感じる人も多いかもしれない。
しかし「そんなもん」なのだ。
何かを始めるキッカケや原点は、必ずしも根深かったり、難しかったり、エビデンスに基づくものである必要はないと、私は思っている。
気づいたら、始まってた。
もちろん最初から「よし、複業しよう」なんて思って始めたわけではなかった。「複業」や「パラレルキャリア」という言葉を知ったのは、実際に複数の仕事を始めてから1年後くらい。
そんな私からすると「複業すること」が目的となることはイマイチ、ピンとこない(とはいえ否定はしないし、それでもいいとは思うのだけど)。
「今取り組んでいる仕事以外にも、やりたいことが出てきてしまって。
どっちも諦められないから両方やっちゃおうかな。」
くらいが健全なのではないかと、個人的には考えている。
無理に複業家を目指して、無理に何かを始めようとしても、多分それは自分も周りも不幸にする。理由はシンプルで、時間は有限だからだ。
目的と手段を取り違えて、時間を浪費することほど勿体無いことはない。
その上で、何から始めたらいいのか。
これも答えはとてもシンプルだと思う。
複業の”タネ”の見つけ方
ここまで自分自身の #複業の原点 と考え方について述べてきた。
結論「無理に始めようとしなくてもいいのでは?」というのが持論なのだが、とはいえやっぱり、何か始めてみたい!という人の力にはなりたいと思っている。
普段そういった方からの相談を受けた時に、考える要素として(僭越ながら)アドバイスしていることとして、以下の3つのポイントがある。
① ”友達との予定よりも優先したいこと” は何か
② ”友達に感謝されたことのあるもの” は何か
③ ”家族に自慢できるもの” は何か
まず①については”自分の中で大切なもの”である可能性が高い。
何をするにしても、私たちにとって最大の資源である”時間”を使う以上、自分の中で大切なものでないと人生が勿体無いし、何より、続かない。友達との遊びの予定よりも優先したいこと、くらいには(無理にではなく)優先度高く取り組めるものが良いのではないかと思う。
普通であればマンガを読んだり映画を見たり、友人とお酒を飲めるはずの時間を使って始めることになる複業。
それらより優先したくなるようなものを、まずは探してみてほしい。
次に②については”経済性が生まれる可能性があるもの”である可能性が高い。
複”業”である以上、持続可能なものにする為にも、ある程度の経済性は確立したいもの。
これは私の持論でもあるが、「対価=感謝の価値表現」だと思っている。誰かに喜んでもらって、その行為に対する感謝の表現として、対価を頂くこと。これが原点であり全てではないか。
まずは身近な存在である友達に感謝されたことのあること、ここから探してみること。身近な友達にすら喜んでもらえないようなものでは、赤の他人をお客様とし、お金を頂くことなんてできないと私は思う。
最後に③は”心から自信を持って取り組めること”である可能性が高い。
”複業家”というと聞こえはよく、なんだかかっこいい感じもする。しかし本当に中身のあることで、自信を持って続けられることであるかどうか、それは人によって大きく異なる。
自分自身の最も親しい親や子供、家族に対して胸を張って語れるものかどうか。ここがNOなのであれば、恐らくそれは始めないほうが良いことだ。
家族に対して胸を張って語れるのであれば、社会に対しても自信を持って提供できる、続けられる複業になっていくのではないか。
しかし何と言っても、複業の最大のメリットは”挑戦のハードルを下げられる”ことだと思う。
「やってみようかな」と思ったときに、余力のある範囲で少しづつ始められるのが、複業の醍醐味。
何が #複業の原点 になるかは、人によってそれぞれ。
自分の「やってみたい」「諦められない」に正直になることが、 #複業の原点 への近道なのではないかと思う。
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