花粉症が薄毛の原因になる?予防法は?
寒さが徐々に和らぎ、生活しやすい季節になってきました。しかし、安心しているばかりではいけません。
というのは、気温が上がり始めるこの季節になると、花粉が舞い始めるからです。花粉症の方にとっては、寒さよりも厳しい季節になるのではないでしょうか。
しかも、花粉症が薄毛の原因になることもあるので、男性の方は特に注意が必要です。花粉症がどうして薄毛の原因になるのでしょうか。今回は薄毛と花粉症の関係性についてご紹介します。
花粉症とは
花粉症とは、スギなどの植物から排出される花粉によって人体に引き起こされる不快な諸症状のことです。くしゃみや鼻水などが出ることがよく知られています。目がかゆくなったりすることもあります。
花粉症はアトピー性皮膚炎と同様、アレルギー反応の一種です。つまり、花粉アレルギーというものであり、免疫機能の異常が、諸症状の原因になります。
目や鼻から花粉が体内に親友すると、リンパ球が花粉を異物と認識し、抗体を作り始めて外へ追い出そうとします。花粉が多量に侵入することで、リンパ球が暴走し、くしゃみや鼻水、涙を過度に出そうとし、花粉症の症状が発症してしまうのです。
花粉症の症状には主に以下のようなものがあります。
・鼻水
・鼻づまり
・くしゃみ
・目のかゆみ
・のどや首のかゆみ
・倦怠感
・微熱
・頭皮のむくみ、かゆみ
など
花粉症が抜け毛を引き起こすことがある
冒頭でも触れたとおり、花粉症が抜け毛や薄毛を引き起こすことがあります。どうして花粉症が薄毛の原因になるのかというと、花粉症によって頭皮や顔、足などがむくんでしまうからです。むくみは、花粉症により、余計な水分が体の中に溜まってしまうことで引き起こされます。
むくみが起きると、血行不良が起こります。髪の毛の栄養は血液に乗って頭皮へ運ばれてくるものです。つまり、血行不良というのは髪の毛に栄養が届きにくくなる原因になります。髪の毛に栄養が届きにくくなることで、髪の毛の健康状態が損なわれ、やせ衰えていくのです。そして、結果的に抜けていきます。
血行不良は毛穴に汚れが溜まりやすくなったり、頭皮の柔軟性がなくなったりするなど、髪の毛にとってよくない影響が多々あるのです。
花粉症対策
くしゃみや鼻水など、それだけもかなりのストレスなのに、その上薄毛の原因にもなる花粉症。しっかり対策をして花粉症を発症しないようにしたいものです。
花粉症対策について見ていきましょう。
・家に入る前に花粉を落とす
外を出歩いたときは、家(もしくはオフィス)に入る前に花粉を落とすようにしましょう。上着を着ている場合は家に入る前に脱いで振り落としたり、払い落としたりします(むやみにバサバサと降ると、そこから花粉が飛散することがあるので要注意)。髪の毛はブラッシングをして花粉を落とし、できれば早めに入浴をしましょう。
・栄養バランスの取れた食事を心がける
花粉症になると、頭皮がかゆくなることがあります。そのため頭皮をむやみにかきむしったりしてしまい、頭皮を傷つけてしまいます。頭皮が傷つくと髪の毛の成長が阻害され、抜け毛や薄毛が進行しやすくなります。
髪の毛の健康を損なわないために、栄養バランスの整った食事を心がける必要があります。特にビタミン類が重要です。ほうれんそうやニンジン、かぼちゃなどの緑黄色野菜がビタミン豊富ですので、日々の食事に取り入れていきましょう。
花粉症対策をして薄毛対策も
花粉症対策をすることで、薄毛対策にもつなげることができます。逆に言えば、花粉症をそのままにしておくと、薄毛の進行を加速させてしまう可能性があるということです。
我慢すれば大丈夫と考えず、花粉症対策をしていくようにしましょう。