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ヒゲを抜くのはNG?ヒゲを抜くことによる悪影響とは

男性の方であれば、ほぼ毎日のようにヒゲの処理をしていることと思います。カミソリを使ったり、電動シェーバーなどを使ったりして剃っているという方がほとんどだと思いますが、中には、毛抜きなどを使ってヒゲを抜いているという方もいるのではないでしょうか。確かにヒゲが薄い、本数が少ないといった場合はヒゲを抜くほうが手っ取り早いかもしれません。しかし、ヒゲを抜く行為は、肌に大きな負担をかけてしまうことがあるので要注意です。
今回は、ヒゲを抜くことで生じる肌への悪影響などについてご紹介します。

ひげぬき②

ヒゲを抜くことにメリットってあるの?

そもそも、ヒゲを抜くことにメリットはあるのでしょうか?まずはヒゲを抜くことにあるメリットについて見ていきましょう。

ヒゲを抜くことによる大きなメリットは、処理後に生えてくるまでの時間が長くなるという点です。というのは、ヒゲを剃った場合、処理されるのは肌の上に飛び出している部分だけです。そのため、剃った後も、肌のすぐ下に毛が残っており、その部分が黒い点になったり、青くなったりします。
しかし、ヒゲを抜くことで、ある程度肌の深いところから毛を抜くことができます。そのため肌の表面に黒い点や青みがでることはありません。また深いところから毛を抜くことになるため、髭が再び生えてくるまである程度の時間がかかります。

ただし、忘れてはいけないのは、ヒゲを抜いたとしても毛乳頭ごと抜くことができるわけではありません。根っこから抜けているように思いがちですが、実際は毛乳頭とつながっている場所がちぎれているだけ。毛乳頭が残っているので毛はいつまでも作られ続けます。ですので、ヒゲを抜けば脱毛になると考えるのは間違いです。

ひげぬき③

ヒゲを抜くことで生じるデメリット

ヒゲを抜くことによるデメリットを見ていきましょう。

・肌が傷つく
ヒゲは太く、毛根もしっかりとしています。そのため、ヒゲを無理矢理抜くと、肌の表面や肌の下の毛細血管などが傷つけられてしまいます。最悪の場合、毛細血管が破れるなどして出血することもあるでしょう。
肌が傷つくと、角質層などもはがれてしまい、肌の保湿機能が失われます。結果、乾燥しやすい肌になるなど、肌トラブルが起こりやすくなってしまうのです。

・毛穴が開く
太い毛であるヒゲを抜くと、毛穴が広がりやすくなります。毛穴が広がると、それだけ毛穴汚れが溜まりやすくなってしまいます。毛穴に汚れが溜まると、皮脂が過剰に分泌されたり、毛穴が詰まったりするなど肌トラブルの原因につながる恐れがあります。また、毛穴が黒くなり、美容的な観点でも清潔感のない見た目になってしまうでしょう。

・炎症が起こりやすくなる
毛穴が開くことで、そこから細菌が侵入しやすくなります。細菌が侵入すると、ニキビなどの吹き出物ができやすくなるほか、毛包炎といった炎症が起こりやすくなってしまうので注意が必要です。

・埋没毛ができやすくなる
ヒゲを抜いても、毛乳頭自体はそこにあり、毛は作られ続けています。基本的に生えたヒゲは皮膚の上まで顔を出しますが、ヒゲを抜いて肌を傷つけてしまった場合、皮膚の表面にできるかさぶたような膜によって、毛が外まで伸びなくなってしまうことがあるのです。
皮膚にできた膜の下で毛が成長し、皮膚の中に毛がある、埋没毛の状態になってしまいます。埋没毛ができると、皮膚の下が黒くなり、より肌の見た目が悪くなってしまうのです。

・肌が黒ずんでしまうことがある
毛抜きでヒゲを抜いていると、肌にダメージが与えられます。肌にダメージが与えられると、メラニン色素が過剰分泌されてしまう可能性が上昇します。
メラニン色素とは肌に色をつけている成分のことで、これが過剰分泌されてしまうと、肌が黒ずむなど色素沈着が起こります。
メラニン色素の過剰分泌を避けるには、肌へのダメージを少なくするとことであり、ヒゲを抜くことはNGということです。

ひげぬき④


ヒゲを抜くことはヒゲの処理方法として最も手っ取り早く、効率的なものであると勘違いしている方も多いかもしれませんが、実際は肌に大きな負担をかけ、肌トラブルの原因になってしまう可能性をはらんだものなのです。
ヒゲ処理をする際は、たとえ面倒に感じたとしても、抜かずに剃ることをおすすめします。


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