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スキンケアにつながる食材にはどのようなものがある?
一昔前までは、「スキンケアは女性がするもの」という考え方が一般的でした。しかし、男性の肌は女性の肌より荒れにくい、という事実があるわけではありません。当然、男性の肌もまったく手を入れないと、次第に荒れていきます。お肌の健康維持の必要性に本来、女性も男性もないのです。
最近では、男性でもスキンケアをする方が増えています。男性の肌は女性の肌とは違った特徴を持っているので、男性用のスキンケアコスメを選ぶ必要があります。しかし、お肌にとって嬉しい効果のある食事や生活習慣などは、基本的には女性も男性も変わりません。
今回は、スキンケアの効果をアップさせるために食べたい食材や、取り入れたい生活習慣などについてご紹介します。
お肌の健康維持には栄養が大切
「スキンケア」と聞くと、化粧水を塗ったり、パックをしたり、というような、コスメを使うものを思い浮かべる人が多いと思います。しかし、健康的なお肌を維持するためには、そのような外側から行うスキンケアだけではいけません。お肌は体の内側からきれいにしていく必要があるのです。
お肌も日々摂取する栄養から作られています。お肌に必要な栄養素にはさまざまありますが、代表的なものが、コラーゲンです。
・コラーゲンの効果
コラーゲンはタンパク質の一種で、私たち人間の肉体を構成するために必要不可欠な栄養素です。お肌のおよそ7割がコラーゲンで構成されており、コラーゲンをしっかり摂取することで、ハリのある若々しいお肌を維持することができます。いわばコラーゲンは畑で言うところの土のようなものです。土がなければいくら肥料をやっても作物は育ちません。
それと同じで、コラーゲンが不足すると、いくらスキンケアをしても、シワやたるみなどの肌トラブルが発生してしまいます。
コラーゲンは、鳥軟骨など、そのものを多く含んでいる食材を食べることで摂取できますが、体内で作ることもできます。コラーゲンを作り効率よく吸収するためには、タンパク質、ビタミンC、鉄分の3種類の栄養素をバランスよく摂取することが必要です。タンパク質はコラーゲンを作る材料、鉄分はコラーゲンの合成を促す効果があります。ビタミンCは合成したコラーゲンを吸収する働きを持っており、コラーゲンを自分の体の一部にすることができます。
スキンケアを考えた食事を心がけるときは、コラーゲンの多いものを選ぶ、もしくはタンパク質、ビタミンC、鉄分の含まれたものをバランスよく食べるという点に意識を向けるようにしましょう。
その他、スキンケアに役立つ栄養素
スキンケアに役立つ栄養素にはどのようなものがあるのか、見ていきましょう。
・ミネラル
ミネラルはカルシウムやマグネシウム、亜鉛、鉄分などの総称です。亜鉛は皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。鉄分は肌のくすみなどを改善する効果があります。
・ビタミン全般
ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンEなど、ビタミン類は肌の健康維持に欠かせない栄養素です。ビタミンA、C、Eには抗酸化作用があり、ビタミンBには新陳代謝を促す効果があります。
スキンケアにつながる食材
スキンケアの効果をアップさせる食材にはどのようなものがあるのでしょうか。スキンケアをするなら取り入れたいおすすめの食材について見ていきましょう。
・肉や魚
肉や魚など、動物性タンパク質を多く含んだ食材は、お肌の健康維持のために必要です。タンパク質は前述の通り、お肌を構成する最大要素であるコラーゲンを作るために必要な材料です。肉や魚などはもちろん、卵や乳製品にも多く含まれています。このような動物性タンパク質を多く含む食材には、ビタミンやミネラルなども多く含まれているものですので、一石三鳥の食材であると言えるでしょう。
なお、お肉は、できるだけ脂身の少ないものを選ぶのがポイントです。
・野菜
お肌の健康維持に必要なビタミンを摂取するために、野菜もしっかり食べる必要があります。ブロッコリーやピーマンなど、ビタミンが豊富に含まれた野菜を日々の食事に取り入れるようにしましょう。なお、ビタミンAやビタミンEなどは脂溶性のビタミンですので、油と一緒に摂取することで吸収率が高くなります。生食ではなく炒め物にして食べるといいでしょう。
・海藻
わかめやこんぶなどの海藻類には、スキンケアの効果を高めるために必要な栄養素であるミネラルが豊富に含まれています。わかめは味噌汁に入れて食べるのが最も手軽ですが、みそ汁は塩分が高いため、多く食べることができません。わかめサラダやわかめの酢の物などにすることで、より多くわかめを食べることができます。1日に50グラムくらい食べるのがおすすめです。
・大豆
大豆は畑の肉とも呼ばれ、タンパク質が豊富に含まれています。また、タンパク質だけではなく、歯質やビタミンB1、ビタミンE、鉄分、銅、亜鉛など、お肌に良い栄養素がバランスよく含まれています。それだけではなく、抗酸化作用を持つ大豆サポニン、大豆イソフラボンなど、美容全般に効果のある食材です。
大豆そのものを食べることは難しいですが、大豆を使った食品(豆腐、納豆など)を積極的に食事に取り入れるようにしていきましょう。
・発酵食品
スキンケアをする上で意識を向けたいことのひとつに、腸内環境というものがあります。腸内環境が悪くなると、栄養がしっかり吸収されにくくなってしまい、お肌環境も乱れることになってしまいます。
腸内環境を整えるために必要な食材が、発酵食品なのです。発酵食品を食べることで腸内環境を改善でき、新陳代謝が促されお肌の環境が整いやすくなります。納豆やみそ、ヨーグルトにチーズ、またキムチなどが取り入れやすいでしょう。特に納豆には、ポリアミンという成分が含まれており、エイジングケアができるだけではなく、動脈硬化の予防にもなるなど、体の健康維持にも役立ちます。
・ナッツ
ナッツとはかたい殻や皮に包まれた実のことで、代表的なものにピーナッツやアーモンドナッツ、カシューナッツやマカダミアナッツなどがあります。
アーモンドには抗酸化作用を持つビタミンE、また食物繊維やビタミンB2が多く含まれており、エイジングケアに役立ちます。カシューナッツには亜鉛や鉄、ミネラル、オレイン酸が豊富。エイジングケアだけでなく、体力向上、エネルギー補給などにも効果があります。
・緑茶
緑茶に多く含まれているカテキンには、抗酸化作用があります。シミやしわ、たるみなどの予防に役立ちます。また、ビタミンB1やビタミンB2、ビタミンCなども豊富に含まれているため、スキンケアをするなら緑茶を飲む習慣もつけるのがおすすめです。
・トマト
トマトにはリコピンが多く含まれています。リコピンはエイジングケアやお肌の環境改善に役立ちます。トマトを食べるのが苦手だという場合には、トマトジュースを飲むことでも代用できます。しかし、トマトジュースには塩分が含まれている商品もあるので、飲みすぎには注意しましょう。なお、加熱することで吸収力が高まるとされているので、ミートソースに使うなど、料理に取り入れてみることもおすすめします。
・豆乳
お肌の健康維持に必要なタンパク質を豊富に含んだ大豆を使って作られた豆乳も、スキンケアをするなら積極的に飲みたい飲料です。ホルモンバランスを整え、健康的なお肌作りに役立ちます。
スキンケアのために気を付けたい生活習慣
スキンケアの効果をアップさせるためには、生活習慣にも気をつけないといけません。生活習慣が乱れていれば、いくら栄養のある食材を食べてスキンケアコスメを使っても、大きな効果が期待できないからです。
スキンケアに役立つ生活習慣について、過去の記事で紹介しているので、以下にその一部を引用しておきます。
睡眠をしっかりとる
肌を若々しくキープするためには睡眠が欠かせません。
肌を作るために必要な成長ホルモンは夜間、寝ている間に分泌されるものです。つまり、人間の肌は眠ることで修復や再生(ターンオーバー)がされているということ。睡眠時間が短かったり、熟睡できなかったりすると肌のターンオーバーがされず、肌環境がどんどん悪化します。最低でも6時間~8時間は睡眠時間を取るのがベストです。
また、成長ホルモンは夜10時~深夜2時までに最も多く分泌されると言われています。なかなか難しいことではあるかもしれませんが、可能な限りその時間を目指して眠りにつけるよう、生活習慣を整えていくようにしましょう。
寝つきをよくするためには、スマホやパソコンなどのブルーライトを出す機器を、寝る直前まで使わないというのがポイントです。ブルーライトは太陽光と似ているため、浴びることで体が「朝が来た」と勘違いし、目を覚まさせようとしてしまうからです。
寝る前にはパソコンやスマホは極力避け、部屋の電気も暗めに設定するなどして、眠るための準備を整えていくようにしましょう。また、お風呂も就寝の3時間前にははいっておくようにしましょう。
ストレスをため込まないようにする
ストレスも肌の大敵です。しかし、ストレスのない生活を送るというのは無理な話です。生きていればある程度のストレスはかかるものですし、現代はストレス社会と言われているので、どうしたって過度なストレスがかかりがちです。
ですので、ストレスを受けないことでなく、ストレスを解消する方法を持つようにしましょう。
ストレスを発散できるおすすめの方法は以下の通りです。
軽い運動
運動は新陳代謝を高め、またリンパや血の巡りをよくする効果もあります。当然、体を動かすことで精神的にもいい効果があり、ストレスを軽減させてリラックスできる効果もあります。また体が疲れることで寝付きもよくなり、美肌につなげることもできるでしょう。
ウォーキングやジョギングなどを行うようにするなど、できる範囲から運動を始めてみるようにしてみてください。
引用:https://note.com/kake0826/n/n2a84eaff9502
スキンケアは、コスメを使っていればできるわけではありません。日々の食事や生活習慣などにも気をつかい、外からも内側からもお肌がきれいになるよう心掛けていきましょう。