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鉄分てなんで大事なん?

特に鉄分って女性の健康で話題にあがりますよね。私事ではありますが、男性なのに鉄欠乏性貧血になったことがあります。

あれは、2002年頃でした。
ひとり暮らしをしてて、間違ったダイエットを実践してました。それは肉を食べないというもの。
野菜や豆類をモリモリ食べるでもなく、鉄分の補給が体に見合わず、あえなく週末は寝たきりのように過ごしていました。

そんな時、栄養療法というものに出会い血液検査を受けて、発覚です!(フェリチン16)

医者でありながら勉強不足でしたー。

私たちは、毎日の食事をいただいくことで生かされているんだと、今ではよくよく理解することができました。
だから、何を食べるかによってその人の心身は、変化します。
恥ずかしながら、当たり前のことですね。

今は、そんな経験を活かし啓蒙活動に励んでいます。だいぶ前置きが長くなりましたので、本題へ進みましょう。

鉄分の働きについて、①赤血球を作ります。これにより、②全身に酸素を運び、酸素は利用されます(エネルギー代謝、肝臓での解毒、免疫機能、ホルモンの合成、コラーゲン生成など)。③全身で利用され、組織を作ります(例えば、骨、皮膚、粘膜、血管→コラーゲンを生成します)。

不足すると、生理の時よく立ちくらみがすると感じる方もいますよね。その他、頭痛、耳鳴り、動悸、手足の冷え、疲労、気分の落ち込み、イライラ、集中力の低下、爪や関節の変形、皮膚の張りツヤの衰え、傷の治りが遅い、粘膜の障害はガン細胞の増殖にも関係しかねません。

また、無症状の隠れ貧血という方もいらっしゃるし、数値的にいわゆる正常範囲に入っていると、かなりの低空飛行なのに大丈夫とされるケースも鵜呑みにしててはいけないんです。

なぜなら、体へのダメージは忍び寄って来ているから。

簡単に言うと、健康と美容の両面で軽く見ない方がいいということ。

そして、対策としては食事になります。
貧血イコール、レバーを食べてください。自分も言った覚えがあります。

ただ、こうしている間にも、毎秒200万個の赤血球が作られています。そして、その赤血球は120日ぐるぐる巡って働いたら、脾臓で代謝され次へバトンタッチが続きます。
そんな休みなく働いてくれている赤血球、骨髄造血細胞や脾臓に感謝して、その材料を供給してあげなくては、空回りしていることになります。すべてはつながっているんですね。

女性は、月経による失血で毎月赤血球を失いますから、この代謝にとって非常に不利な訳なので、特に鉄分の補給には注意を払っていただきたいです。

女性の方で、妊娠中に貧血を指摘されいる方もいらっしゃると思います。
ご自分の血液が貧血という事は、胎盤に流れる血液も貧血ですから、胎児の栄誉失調を招いています。つわりの問題などもあったりで、食事といっても無理と思われる時期もあるでしょう。

そんな時は、サプリメントによる栄養療法も対策の1つにあげられると思います。産後の不調も、母体の栄養状態(貧血含め)が問題とは、見落とされることもあります。子育てが始まる今こそ、原点回帰。私たちは、今いただいているもので、生かされているんですね。
身体を構成するすべて細胞は、血液からの栄養で新しい細胞をつくり、日々の代謝を営んでくれています。
栄養療法の指導は、医師なら誰でも出来るとはまだ言えないようですが、相談出来るところは増えてきています。

必要を感じられる方は、ぜひお近くの相談出来る医師やカウンセラーの方にご相談されてみてください。

最後に、美容面で鉄分と髪の関係について、髪も細胞分裂が活発で、毛母細胞への酸素の供給とDNA🧬合成に鉄分は欠かせません。なので不足しますと、成長が衰え髪が細く切れやすくなり抜け毛も増え、髪ツヤの衰えからくすんで見えるなんて事につながります。
もちろん、栄養だけでなく頭皮の環境因子も大事です(運動、睡眠、日用品、ストレスなど)。

筋肉は、裏切らない!
正しい知識も、裏切らない!
困ったらとりあえず相談してみる!
ご縁に感謝し今日の健康に感謝です!

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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