処暑 そして 白露 の いきもの
9月22日は 旧暦 七十二候(しちじゅうにこう)でいうところの
「白露 燕去る」 らしい。
なのだけれども、
この辺りでは もう燕が旅立ってから だいぶたつ気がする。
たしか9月のはじめころ。
あれだけにぎやかだった燕が一斉にいなくなった。
「お気をつけて!」
って言いたかったけれども、
いうタイミングがわからなかった。
電線にとまって、
あーだこーだしゃべっているようなあの鳴き声の中に
「明日ね、明日出発だね」
とか、あったのかな。
それとも、そんな会話なんてしなくとも、気温や風、人には感じとれないなにかを察知して 当たり前のようにみんなで飛び立つのかな。
私の知らない世界。
そして ハチの世界も 私の知らない世界。
最初一匹だった女王蜂から、どんどん増えている。
顔が黄色のやつがいる。
こっちをみてる。
毎日のように観察すると、
無事みんなが毎晩帰ってくるか、心配になる。
昼間はにぎやかに動く蜂も
夜は静まり返っている。おやすみなさい。
集落のおじさんが
あっこに蜂の巣あったよ!気を付けて!って教えてくれた。
そっか、蜂! 蜂ですよね。 って改めて思った。
近しくなると(こちらが勝手にだけれども)、
危険意識は薄れるし、
こんなに近寄っているし、さされても仕方ない気さえしてくる。
でもほんとうに穏やかだから、
草でちょんちょんしても、あまりおこらない。
蜂の性格もそれぞれだ。
ヒヨドリの幼鳥。
ふふふ。
なんかかわいくなくてかわいい。
シロスジカミキリ。
捕まえるとぎーぎーないて
そのくせなんだかあまりにげようとしないし、
いつみてもわらっちゃう。
とげのようなところがすごいな。
なにがどうなって そうなったんだろう。
赤とんぼ!
ナツアカネ?かな?
うちの遅いトマトは青くて、トンボが赤い。
まだちゃんと調べてない。。。ゴマナ?
秋がきた~
雨の後。
カラマツの新芽に土がついて、
なんだか不思議な生き物のようになっていた。
ちりちりした葉っぱのケチヂミザサ
イヌザンショウにまきついているヤブマメ。
地中のお豆は食べられるそうで、楽しみのひとつ。
*****
カナヘビの子供。
いつみてもかわいい。ちっちゃい。
そして逃げない。
*****
今の時期、
林の中で
ボカっと 音がするとたいてい 栗が落ちた音。
きらきらしていて とってもきれい。
今年は小粒。味は濃い。
いっぺんにとると 皮剥きがたいへんだから、
毎朝、食べる分だけとると、あまり意気込まずに栗が楽しめる。
それにしても栗のイガは殺人的な痛さ。
焚きつけにはけっこうよいです。
めんどくさい日はほんの少しだけ。
これだけでも
夕飯が特別なものになる。
山椒の実もきれいな色で。
ああ~ 大好きな香り。
これで今年の鍋も安泰。
マムシグサ、上から赤くなっていくんだ!
なんと魅惑のグラデーション。
この実が熟すころ、
ジョウビタキがやってくる。
じょっちゃん。
今年も無事来てくれるかな。
クリスマスカードを思い出す
イチイの実。
今年はちょっと貧弱。
実を必死にヤマガラ食べていた。
実、というより 種を。
赤い部分はお嫌いらしい。
種だけ食べて、枝に残していきなさる。
イチイにっとて そりゃ
すごい天敵ってことじゃないんか?
いいんか?実たべないで、種たべちゃうって。
それ生きのびる戦略的にいいんかな?
いろいろ未知。
赤い残骸みながら ふつふつと考えております。