種取り
きゅうりの種ができてきた。
来年植えるためのきゅうり。
だんだんと冬の朝を思い出すこの時期、
枯れかけたきゅうりの葉っぱが
重たそうに大きな実をなんとか支えている。
このきゅうりも
昨年、ここで育ったきゅうりの種からうまれたもの。
実る時期の最後のほうになったもの中から
元気にそだったきゅうりを選ぶ。
黄色くなったら収穫し
洗って種を出して 乾かす。
このコンパクトな中に
未来がつまっているなんて
なんていうことだろう!
いぼいぼの四葉(スーヨー)という品種。
今年もたくさんたくさんいただきました。
*****
去年の秋にまいたにんじん。冬の間の貴重なお野菜として
少しづついただいて。
春になって堅くなっちゃう前に、掘り起こし。
種にしようにと残していたものに
つぼみができてきて
だんだんと
だんだんと!
そして
ぼーんと咲き誇って。
ちっこい虫が集まったりしながら。
種ができる。
キアゲハの幼虫も育てあげたにんじん。
1mくらいになる。
ひと株のにんじん。
なんとがんばってきた根っこだこと!
一生を終えたにんじんのことを考えると、
壮大な景色にみえてくる。
並べて天日干しに。
にんじんの種はひっつきむしで
花に少し触っただけでこうなる。
こうして こうして
次回のにんじんが食べられる 準備ができるのです。
*****
ほうれんそうも。
昨年のいんげんとへちまも。
無事にめぐりめぐって!
今年できたいんげん。
へちまは買った種もあったから
この写真のへちまがきょねんの子孫だかはわからん。
遠い国で育った親の子供かもしれん。
しゅんぎく。
そしてこちらは三年前の種から生まれたモロコシ。
歯抜けの原始的なトウモロコシができた。
栄養のない土地で
がんばってみのってくれた。
けっこうあまくて
もちもちしていて
意外とおいしい。
*****
種ではなくて
勝手に生えてきてくれるものももちろんある。
種取りよりずっと楽ちんだけれども、
畑の中で、ちゃんと発見してやらないと、耕してしまう。
紫蘇も
赤紫蘇も
※ 梅干し&ゆかり の記事
https://note.com/kakaposoap/n/n975ba370bdd1
そして トマトも。
去年、そういえば、ここに ミニトマトが一粒おちていたのをみた。
そのままにしていたら、今年生えてきた。
どわーっと 密集してはえてきた。
あえて そのまま放置してみたら、
だんだんとつよいのだけ生き残って
実をつけた。
そして 生ごみのジャガイモの皮からうまれた
ジャガイモ。
昨年たくさんいただいて食べたゆず??? だと思う。
長野の冬を越えられるかな???
こぼれ種にまかせると、
ちゃんと時期を察知してでてきてくれる。
うちは標高も高いので、
ネットなんかで調べたりして植えると、はやすぎたりする。
だから、オンライン情報よりも
種が勝手にでてきてくれるほうが
むしろずっと頼りがいがあるのです。
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