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自己紹介
はじめまして!
現在、大阪を拠点に日本全国、いろんな場所で活動させていただいてる桂かかおと申します。
簡単な自己紹介を書かせていただきます。
桂かかお
・出身 大阪府
・生年月日 2003年11月27日
・上方落語協会・吉本興業株式会社所属
・趣味 テトリス、ジグソーパズル
・好きな食べ物 紅しょうがの天ぷら
・特技 テトリスを1ゲームで3時間以上プレイできる事
•15歳で高校に行きながら、師匠・桂小枝に弟子入り。
•16歳で初舞台を踏む。
【2020年10月7日・四つ葉カフェ】
•18歳で学校を卒業前に年季明け(師匠の付き人生活を終え)独り立ち
・19歳で投げ銭だけでヒッチハイク日本一周の旅に出る
学歴:
大阪市立茨田小学校 卒業
大阪市立茨田中学校 卒業
大阪府立淀商業高等学校(福祉ボランティア科)中退
大阪府立桃谷高等学校 卒業
幼少期
幼少期は静かで陰気な少年でした。
泣き虫で弱虫でした。
学校が大嫌いで、授業中に学校を飛び出し、ランドセルを放り投げ、先生方によく迷惑をかけていました。(いわゆる、問題児)
でも、人前に立って何かをするのが大好きで、小学一年生の時、階段の踊り場でよく歌って踊っていました。
一見、陽気な少年に見えますが、この当時の僕は友達に喋る勇気もなく、ただ一人でこんな事をしていました。(痛いやつでした)
僕が初めてステージに立ったのは、小学2年生の時、親が夜遅くまで仕事に出てた為、学校終わり、僕は学童保育で過ごしていました。
そこで、綺麗なソーラン節を見たのです。
これは何かというと、「こども文化祭」といい、子供達が学校ごとに出し物を考え、大きいホールで発表をします。審査員が順位を決め、一位に選ばれると、大阪大会に出られるというもの。
指導してた先生が厳しくて、毎日必死でやってました。でも僕にとってはそれが楽しかった。
出し物は、AKB48のヘビーローテーションのチーム、和太鼓のチーム、最後は全員で鳴子を持ってソーラン節を踊るという内容でした。
僕は和太鼓のチームに入りたかったのですが、途中参加だった為、ヘビーローテーションチーム
今でもヘビーローテーションを聞くと鮮明に覚えています。
結果は、2位でした。多分、和太鼓とソーラン節が良かったのでしょう笑
その後、僕は毎年、こども文化祭に参加し、6年生の時は振り付けまで考えて頑張りましたが、2位に選ばれたのはこれが最初で最後でした。
このこども文化祭がきっかけで、僕は友達とコミュニケーションも取れるようになりました。
小学3年の時には友達とコンビを組んで、漫才をやってた時期もあります。
でも、まだ真似事をしていただけで、舞台に立てば「恥ずかしい」という気持ちが勝ってました。
ですが、なんでも人と違った所に興味を持っていました。小学生の時、初めて芸能鑑賞会で、文楽(人形浄瑠璃)を見て「なんて、すごい芸なんだ」「面白い」と感じたのを覚えています。夏休みは毎年、文楽を見に行ってました。そこから、日本の芸能に興味を持ち、NHK番組で歌舞伎・能・狂言を見るようになりました。同時にお笑いも好きだったので、今の落語に繋がったのかも知れません。
ですが、小学生の時の夢は、演歌歌手になる事。
(まぁ演歌が好きな時点で、変わってますけど笑)
落語も好きではなく、初めて落語を見に行った時も寝てしまいました。
じゃあなぜ、落語家に?
小学6年生のとき、お正月特別ドラマでビートたけしさんと二宮和也さんの落語のドラマ「赤めだか」を見て、「落語」に興味を持ち、落語を聴くようになりました。
学校から帰ってきてすぐテレビをつけて落語を見る、ラジオで落語を聴く、そんな毎日を過ごしていました。そこで、後の僕の師匠になる「桂小枝」の落語を見て、一目惚れ。
だから、実はタレントとしての桂小枝を見て弟子入りしたわけではなく、桂小枝の落語を聴いて弟子入りしてます。(珍しいタイプだと思います)
そして、12歳、中学一年生で初めて桂小枝の独演会に行き、師匠に弟子志願に行きます。
師「君、いくつ?」
か「12歳です。いつも師匠をテレビでみて元気貰ってます。僕を弟子にしてください!」
師「中学生は、早いで〜。15歳なったらまたおいで」
僕は落語家になる。
高校なんて行かない。その思いが強くて、全く勉強はしませんでした。テストの順位は下から数えてすぐでした。
中学3年生の夏、僕はもう一度、師匠に弟子志願に行きました。
楽屋口で師匠を待ち
か「師匠、覚えてますでしょうか。弟子にしてください」
師「ほんまに来るとは思わんかった。君、高校どうするねん?」
か「行きません。僕、落語家になりたいんです」
すると師匠から衝撃的な言葉が返ってきました。
「高校行かな、弟子取らんで。」
やばい。
今まで勉強してこなかった。
高校行かな、弟子なられへん。
師匠に後々聞けば、「すぐ諦めると思った。もし弟子になったとしても甘い世界じゃないからすぐ辞めるかも知れない。中卒で仕事は難しいからせめて高校だけは行っとかないと」という思いで言ってくださったのです。
その後僕は、一生懸命、勉強をしてなんとか、高校に入学します。
無事、高校を入学したのでもう一度、師匠に弟子志願に行きました。今度は、担任の先生を連れて行きました。
この先生がまたええ先生で、「お前の進路は小枝師匠の弟子になる事や。高校に受かることだけやない。俺が一緒に頭下げたる」と言ってくれて、一緒に頭下げてくれました。
今でも覚えてます。
よしもと祇園花月の横の喫茶店でした。
師匠が第一声、僕に「君、先生連れてくるとは卑怯やな〜」と言われたのを覚えています。
師匠にご馳走になった、ブラックコーヒーはなぜかブラックなのにめっちゃ激甘でした。
緊張しすぎて、舌がおかしくなってたのでしょう。
そして、僕は15歳で落語の世界に入ります。
修行中の話、初舞台の話、ヒッチハイク日本一周の話、色々書きたいことはあるのですが、また後々、こちらで書いていきます。
桂かかお