「苦手なこと」の多い私がライター業で気をつけている3つのこと
どうも、カカオルです。
ライターを始めて今年で5年目になります。会社員との複業ですが、何とかやってこれました。
そんな私には苦手なことが多く、仕事でもミスを連発していました。このため毎日が辛く、できない自分をごみのように思っていました。
しかし、生きていくためには仕事をしなければなりません。そこで、苦手なことはどうやったらできるようになるかを考えたほうが建設的ではないか……と考えました。
それからは業務をこなすための創意工夫をするようになり、長年の努力と工夫のかいあってか、今は比較的消耗せずに済んでいます。
そしてこの創意工夫はライター業にも活かせていて、クライアントとのやり取りやライティングにも役立っています。人生何が役に立つか分からないものですね。
今回は、そんな「苦手なこと」の多い私がライター業を続けるために気をつけていることをご紹介したいと思います。
ぜひお読み頂けましたら幸いです。
私にとっての「苦手なこと」
まず、私にとっての「苦手なこと」をご紹介したいと思います。
・あいまいな指示
・聞くだけの指示
・マルチタスク
・電話
・突発的に起こることや変更
・集中しているのに邪魔される
他にも「不快な音声」や「緊張感の張りつめた場」など、まだまだありますが、細かいことを書き出すと止まらないのでこの辺にしておきます。
「苦手なこと」が多い私がライターになろうと思ったきっかけ
そんな私が、そもそもなぜライターになろうと思ったかというと、
唯一、難なくできてわくわくすることだった
これに尽きると思います。
かつて私は、苦手なことが多いからか仕事のミスが多く、自分に合った仕事が他にあるんじゃないかと資格やノウハウに逃げる「資格ジプシー」「ノウハウコレクター」でした。
しかしどれもこれもちゃんと身についたものはなく、中途半端に終わるのが常でした。資格取得のためにつぎ込んだお金が無駄に消えたあの日々は切ない記憶です。
そんな中、「Webライター」という職業があることを知りました。実は昔から文章を書くことが好きだったのですが、文字を書くことを仕事にできるのは脚本家や小説家など、高度な技術力や特別な能力を持った人がするものだと諦めていたのです。
しかし、Webライターは誰にでも、しかもパソコンがあれば初期費用ゼロでできるということを知り、「もしかして自分にもできるんじゃ……」とライター講座の受講を決めました。
このとき、それまで感じたことがないほどわくわくが止まらなかったことを今でもよく覚えています。
「苦手なこと」の多い私がライターを続けられている理由
そんな「苦手なこと」の多い私がライターを続けられている理由はいくつかあるのですが、主に挙げられるのは以下の3つといえるでしょう。
1.自分の世界にどっぷり浸ることができる
元々自分の世界に浸る傾向のある私ですが、会社員をしていると失敗したり落ち込むことも多く、ネガティブ思考に浸る癖がありました。
しかしライターになってからはそれが減ったように思います。
というのも、書いているときは案件に集中するためそうした出来事は考えずに済むからです。時間の許す限り「書く」という沼にどっぷりと浸かることができています。
2.幸せホルモンが稼働している実感ありまくりになる
書いている間はとにかく楽しいです。幸せホルモンが出ている実感を感じることができると同時に、心の安定も保つことができています。
このためか、以前は仕事で失敗すると「自分はダメ」思考で止まっていた癖が、「どうすれば改善できるか」という思考にシフトしやすくなりました。
3.やり方次第で稼げる
ライターはやり方次第で大きく稼げる職業です。
一例を挙げると、
・文字単価や記事単価の高い案件を受注する
・ディレクターやマーケターなどへキャリアステップ・キャリアチェンジする
・スキルをコンテンツ化しビジネスに繋げる
といった方法があります。
要は単に書くということに留まらない、可能性が無限に広がる最強スキル、それがライターだと思っています。
しかし、時に「ライターは稼げない」といった記事や記述を見かけることもあります。低単価から脱出できずにいることなどがその理由です。
その場合は今のやり方を見直したり、方向転換する必要があるかもしれません。
私自身も、未経験で自信がなかった頃は文字単価0.3円で消耗していたこともありましたが、徐々に単価を上げ、報酬の高い記事を書かせて頂けるようになりました。
このように、やり方次第で稼げるようになるのもライターを続けている理由です。
ライターを続けるために気をつけている3つのこと
そんなこんなでライターを始め、紆余曲折を経ながらもここまでやってこれましたが、初めは上手くいかないことも多く、何度もやめようと思いました。
特に苦手なことの多い私にはライティングはもちろん、クライアントなど発注者とのやり取りにおいて工夫が必要です。
このとき、会社で仕事を続けるために創意工夫してきたことが活かせるのではと思いました。そこでいくつか試してみたところ、予想通りに上手くいき始めたのです。
中でもライターとしてクライアントワークをやっていて重要なのは、
1.コミュニケーション
2.ライティング
3.環境
を整えることだと実感しました。ここを押さえることで、今ではクライアントとのコミュニケーションやまた、自身の品質向上に役立っています。
ここでは、私がライターを続けるために特に気をつけているこの3つをご紹介します。
1.発注者とのコミュニケーションを工夫する
案件を受注する際、発注者と円滑なコミュニケーションは重要だと考えました。そこで滞りなく、またお互いに気持ちよく仕事を進めるために以下のことを行っています。
・あいまいな表現をやめ、具体例を挙げてもらう
私はあいまいな言い回しが理解できません。ですので説明は、極力具体的にお願いしています。
クライアントにも「こんな感じ」「あんな風に」といった雰囲気で伝えるのではなく、具体例を挙げてもらうなど、協力して頂いています。
・指示はメールやチャットワークなど、可視化してもらう
指示は口頭ではなく、メールやチャットワークなどで可視化してもらっています。
また、Zoomでのミーティングの際も、依頼内容でデータ化できるものはお願いしたり、参考資料のURLをチャットに貼り付けてもらうなどの工夫をしています。
2.ライティング
ライティングはライターにとっては最も重要視すべき部分です。ここが崩れると記事の品質が保持できないだけでなく、納期にも影響が出て発注者に迷惑がかかる場合があります。
そう考え、以下のことに重点を置いています。
・色んな案件を同時にやらない
私はマルチタスクが大の苦手です。1つのことをやり始めると他のことは全くできなくなります。
ですので、1つの案件しか受けないようにしています。ただし、1つのテーマ、例えば健康であれば健康というキーワードについて2件、3件と案件を書くことは可能です。
そうではなく、同時に異なるテーマの記事を書くことはしないようにしているという意味で、色々な案件を同時にやらないようにしています。
・突発的な案件には敢えて対応しない
1つの案件に取り組んでいると、予想外の案件を依頼されることがあります。しかし、私は突発的な出来事には対応できません。
確かに突然の依頼も臨機応変に快く引き受けるライターは重宝されますし、クライアントの信頼を得やすいです。
ですが、苦手なことを無理にすると今引き受けている案件が止まったり、書けなくなるなどの影響が出るため、敢えて受けないようにしています。
いくら努力してもできないことはあります。やり方を変えてもできない場合は「手放す」という決断も必要だと考えます。
3.環境を整える
ライティングとは直接関係ないように見える「環境」ですが、ここも重要な点と考え、以下の対策を講じています。
・デスク周りは整理整頓する
デスク周りに色々とものがあると全く集中できません。特に私はこの傾向が強いため、極力整理整頓するようにしています。
一時期はマウスでさえ気になって仕方ありませんでしたが今はそこまでではなくなりました。しかし、デスク周りには基本的にものを置かないようにしています。
・しんどいと思ったらすぐ寝て朝やる
私には集中しすぎる傾向があり、案件を書いていると疲れ果ててしまうことがよくあります。
また、昼間は会社で仕事をしていることもあり、日によってはぐったりして夜に作業することができないこともあります。
こんな時は無理せず、早めに寝て朝作業することを心がけています。朝の方が頭の回転も良いですし、作業もはかどります。
まとめ
ここまで、「苦手なこと」の多い私がライターになったきっかけ、またライター業で気をつけていることをご紹介してきました。
苦手なことが本当に多く、会社ではミスばかりの私でしたが、創意工夫や心がけで何とか乗り切ってこれました。
またこれらの経験が、ライター業にも応用できています。
しかし、工夫してもどうしてもできないことはあります。その時は「手放す」という勇気も必要かと思います。
努力は必要だけど、何でも全部できる必要はなく、できる人にお願いするという選択肢もあって良いのではないでしょうか。
もしも「苦手なことが多いけど、ライターになれるのかな……」と思っている方がおられましたら、この記事が役に立てば嬉しいです。