【最終報告書】夜型の人にとってしっくりくる副業時間とは? #研究報告書
バタバタしていて遅れましたが最終報告書を書きましたので、よろしければご覧ください!
◆実験の目的と背景
親が夜型人間で、遺伝なのか私も夜型人間です。
Samuelら(2019)によると「時計遺伝子の数によって朝方の度合いが決まり、351ある時計遺伝子の保有数上位5%の人は所有数の少ない下位5%の人に比べ、平均で25分早く眠りにつく」とのことです。
時計遺伝子というのは体内時計をコントロールしている遺伝子のことで、昔から研究されているそうです。微妙な差ではありますが、遺伝によって朝型か夜型かというのが決まっているようです。
日中に比べ夜に目が冴えることが多く、夜間に仕事をした方が日中よりも生産性が上がるのではないかと思い、この実験をやってみようと考えました。
◆検証したいこと
日中に仕事をした場合と夜間に仕事をした場合とを比較し、夜型人間の私は夜間に仕事をした方が日中に仕事をするよりも生産性が上がるのかどうか、検証したいです。
また、夜型の人にとってしっくりくる副業時間があるのか否か検証し、その結果をSNSを通して伝えていきたいです。
◆研究活動の概要
<当初想定の活動概要>
①自分自身の変化の調査:
・日中働いた場合と夜働いた場合、それぞれ1週間ずつ眠さと仕事の効率を、スタンフォード眠気尺度(Stanford Sleepiness Scale)(Hoddesら(1973), 日本語版:宮崎(2016))を用いて毎日記録します。
・日中も夜間の場合も何時から始めて何時に仕事を終えたかも記録します。
・最終日に感想や気づいたことを記録します。
・日中と夜間どちらも働いた日はスタンフォード眠気尺度を1日に2回記録します。それぞれいつ仕事を始め、終えたのか記録します。
スタンフォード眠気尺度は、「やる気があり、活発で、頭がさえていて、眠くない感じ」〜「まどろんでいる、起きていられない、すぐにねむってしまいそうだ」の7段階評価で自己評価します。
②50〜100名の研究員・フリーランス・兼業・自営の方に変化を調査:
①と同様の内容を、新しい働き方LAB研究員やフリーランス・兼業・自営の方で夜型人間だと自覚があり、調査協力していただける方に協力していただく予定です。
<変更理由>
眠気尺度と労働生産性に相関がないのではないかとのご指摘があったからです。
また人員が集まらないため、募集を停止し、個人で研究していくことになったからです。
<実際に行った活動概要>
・時間給と労働時間を毎日記録します。
・毎日集中して仕事ができたか自己評価します(以下「対仕事集中力自己評価尺度」とします)
・副業した時間帯における生産性について週末に自己評価します(以下「生産性自己評価尺度」とします)
・最終日に感想や気づいたことを記録します。
<実施期間>
今回は2週間の中で5日間連続で実験に取り組むという形でいきたいと思います。例えば、7月の第2週から第3週の間で、5日間連続で案件に取り組めそうだなという日を見つけ、できるだけ5日間連続で取り組むという形です。
副業の平均時間が10.32時間とのことなので、1日2時間をできるだけ5日間連続で確保したいと思います。
例えば、9時〜11時に仕事をするというのを5日間続けて行いたいと思います。
実施時期は以下の通りです。
【第1週】7月第2週から5日間:9時〜11時
【第2週】7月第3週から5日間:17時〜19時
【第3週】7月第4週から5日間:11時〜13時
【第4週】9月第2週から5日間:19時〜21時
【第5週】9月第3週から5日間:13時〜15時
【第6週】9月第5週から5日間:21時〜23時
【第7週】10月第2週から5日間:15時〜17時
で行う予定です。
<労働生産性の測定方法>
「労働生産性とは?混同しがちな定義と計算式をわかりやすく解説」というサイトを参考にしました。
労働生産性 = 時間給 / 労働時間
労働生産性について、上記の式に読み替え、計算することにします。
対仕事集中力自己評価尺度は「かなり集中して仕事ができた」〜「全く集中して仕事をすることができなかった」の5段階尺度で、毎日記録します。
生産性自己評価尺度は「かなり生産性が上がったと思う」〜「かなり生産性が下がったと思う」の5段階尺度で、副業を行なった週の週末に毎回記録します。
◆結論と根拠・気づき
<結論とその根拠>
結論:朝よりもおやつ時や夜の方が得点高い時間帯が多かったですが、結果としてははっきりとした差が出ませんでした。
根拠:統計的に結果出したかったのですが、サンプル数的に難しいので下記のグラフを見てください。
気づき:おやつ時以降の方が朝より成績がいいように見えます。しかし、実験の開始順に並べ直すと、上げ下げありますが、初めの頃に比べると段々上がっているのがわかるかと思います。
◆研究に関する考察・これから
<考え方・価値観>
夜型は夜に仕事をした方が効率的なのではと常々考えていたので、今回の結果は意外でした。集中力や自己評価はあまり当てにならないなと感じました。
ただ、裏を返すとどういった時間帯であっても、朝型夜型関係なく、コツを掴めばどんどん効率的に仕事ができるようになるということなのかもしれないので、そういうことがわかってよかったです。
<具体的な成果・仕事・働き方への影響>
生産性としては変わらなかったのですが、おやつ時に仕事をすると予想以上に集中してできていたので、そういった発見ができたことはよかったです。
また、朝や午後一は眠くてつらいと思っていましたが、意外と効率が落ちていないことを知り、内心ほっとしました。
◆全体振り返り
今回途中で体調を崩したり、実験に用いる作業系の仕事を探すのに少々苦戦していたりしていたので、できるだけ同じ条件で実験を連続で行なっていた場合どうなったのか気になります。
当初予定していた実験方法と違ったので、次回以降機会があれば実験協力者何人か募集して実験してみて、再現性があるのか検証してみたいなと思いました。
実験なんて学生以降縁のないものだと思っていましたが、意外と気軽に行えるものだということを知り、今回のような機会をいただいた新しい働き方LABとランサーズ社には感謝しかありません。
◆参考文献 ・ 参考サイト
Samuelら,Genome-wide association analyses of chronotype
in 697,828 individuals provides insights into
circadian rhythms,(2019)
「労働生産性とは?混同しがちな定義と計算式をわかりやすく解説」(https://bowgl.com/labor-productivity/)
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