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エッセイ

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双六シンドローム

双六シンドローム

欠伸が幾ら出ようが眠気が治まらない程に、その日の授業は退屈だった。

そうしたら、中学校の頃から面識のあったひとりの友人が、配布されたプリントの余白に、双六のマスを描き始めた。

この時、一人の暇な少年は、双六に出会った。

十マスと少ししかないそれは、それでも、何も持たないままで居るよりは有意義な時間を生み出した。

そして、何よりも、異常に難易度が高かった。

「さいしょにもどる」

すごい多

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