謝辞

本日はお集まり頂きましてありがとうございました。

まずは本文に入る前に
謝らなければいけないことがあります。

父親譲りの周りに合わせない
自己流を貫いたために
今から読む謝辞が失礼な文章かもしれません。

母親譲りのドジで天然ぽさがあるため
誤字脱字があるかもしれません。

北海道はせたな町
函館市から車で2時間。
路線バスで行けば3時間半。
海と山の間で生まれた田舎育ちの父親。

静岡県は掛川市大須賀町。
旧城下町の田舎育ちの母親。

二人の間で生まれた私は
ケチで物を捨てられないボロいものを
愛する人間に育ちました。
しかし、物事の本質を見抜く人間に育ちました。

バラエティ番組を観て豪快に笑い
網戸ごしに外へ聞かせ近所の噂になる父親。

今日起きた面白かったエピソードを
子供たちに話すが
楽しかった事を我慢できず笑ってしまうため
何を言っているか全く分からない母親。

二人の間で生まれた私は
笑うと本当にうるさくて居酒屋の店員に
何度と叱られ、

楽しかった事はしっかり伝えたかったから
母親を反面教師にして
人前で喋れるようになりました。

今日を迎えるにあたって
来席した友人との思い出を振り返ると
全員が私を笑わせてくれて
また、逆に笑わせた思い出がすぐに蘇ってきました。

人は鏡といいます。
友人の皆がピュアで
私の前では皆が楽しそうでした。
だから私は逆にピュアに楽しく過ごせたのかもしれません。

新婦である百合子さんは舞阪町、
漁師町育ちです。

私の父親に似て
音楽が好きで
好きと決めれば徹底的に集める収集家。

私の母親に似て
オシャレな食器が好きで
絵や陶器に興味があること。

私の父親に似て、
楽しかったり、聞いてほしい事があっても
口下手で表現が出来ず、
聞き出して上げる事が必要なこと。
でもそれをわかってあげる方法が
実は単純なこと。

私の母親に似て、
料理が好きで毎日欠かさず作り、
また、作り手は違うのに厚焼き玉子の味が
母親にそっくりなこと。 

大人になって「丁度いい」という言葉が
経験と共に
人それぞれ全く違うことに気づかされます。

彼女は西井家にとって
まさに「丁度いい」人なのです。

また、百合子さんは私の前で
全てをさらけ出してくれました。
本人が一番気にしているオデコの狭さも知っています。

百合子さんは
劣等感に追いやられそうになることが
しばしばあります。
しかし彼女の良さのすべてを知っている私は
ただそれらを認めてあげるだけで
その劣等感から抜け出し
解決できるのです。

だから百合子さんのご家族やご親戚、
ご友人の皆様には
今後の百合子さんの事は安心してください。

最後になりますが
これからも皆様のご指導、ご鞭撻のほど
よろしくお願いします。

おでこの広い新郎
西井海斗

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