撮る理由

毎日毎日写真を撮り続ける理由は何だろうか。

写真は記録でもある。

記録することは
記憶することでもある。

写真を撮ることは
たぶん自己満足である。

自分の記憶を残すこと。

私が撮るものは絶景でもフォトジェニックでもない。
私が撮るものは私の身の周りのありふれた日常である。
私が撮るものは取るに足りないものばかりである。
撮るに足りないものばかり…

何かを伝えようと思って撮っているわけではなく、
自分が感じたこと、
自分の心が動いたことを
言葉ではなく、写真というかたちで表現しているのだと思う。

自分が生きる世界
自分が見た世界
自分が感じた世界

写真を撮ることを通して
自分が自分らしくいられる時間、居場所を探しているのかもしれない。

そして、何よりも写真を撮ることはただただ楽しい。
だから今日も写真を撮っている。

ただただ楽しい、それだけで十分である。

今の写真と10年後の写真

写真も自分もどう変わっていくのだろうか

変わっているかもしれないし
変わっていないかもしれない

変わりゆく世の中で
安心できる
穏やかな居場所が
日常の中にありつづけてほしい
そう願っている。

雨上がりの公園にて