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クリスマス カウントダウン #10 DECEMBER

ウィンター・ソングは数多くある。
特に12月はクリスマスソングを耳にする機会も多い。 
個人的に、この時期になると聴きたくなる曲がある。


「DECEMBER」
ピアニスト ジョージ・ウィンストンのピアノ音楽である。
DECEMBER、まさに12月であるが、その名の通り、ピアノだけで12月を表現している。
歌詞はなくとも、冬の音が聴こえてくる。


凍てつくような風の冷たさ
しんしんと降り続く雪
澄んだ冬の夜空
一面の銀世界


冬といえば、冷たく、寒い、厳しいイメージがある。
(実際にそうである。自身は雪国生まれの雪国育ちであるので)


どこか寂しさを感じつつも
「Joy」(主よ、人の望みの喜びよ)
「パッヘルベルのカノン」 
「柊と蔦」
などの曲からはあたたかさや喜びを感じることができる。 


冬が寒くてよかった
寒いからこそよかった 
寒いからこそ感じるあたたかさがある



そんな風に感じることができる。


音楽に詳しくない方でも「パッヘルベルのカノン」は有名なので一度ならず何度か耳にしたことがあるのではないだろうか。
(卒業式で流れると、もれなく涙腺崩壊である)
好きな方も多いと思う。


カノンだけを収録したアルバムもいくつかある。
バロック、オーケストラからアンサンブル、
オリジナルからユニークな編曲まで様々なカノンを聴くことができる。


奏者もスタイルもアレンジも実に様々なカノンがあるが、私がいちばん好きなカノンはジョージ・ウィンストンが弾くカノンである。
これ以上のカノンには今のところ出会えていない。


高校卒業までピアノを習っていたため、カノンも弾いたことがあるが、ジョージ・ウィンストンには到底及ばない。


なぜカノンが好きなのか?
なぜカノンはいいのか?
その理由を探ってみた。


カノンが親しみやすく、愛される理由の1つにはそのコード進行があるという。
美しい曲を作りやすく、人々の心をつかみやすい、名曲を生み出しやすいコード進行であるらしい。
カノンコードと呼ばれ、現代の曲であると、
クリスマスソングの代名詞である山下達郎の「クリスマス・イブ」にも使われているとのこと。


自身は音楽の専門家ではないので、詳しい説明はできないが、
ベーシックなもの、
シンプルなもの、
かざらないもの、
最終的にはそういったものに惹かれ、琴線がふれるのだろう、との思いに至った。


Simple is the best


ひとり静かに冬を感じ、思いを馳せる
そんな時にお供にしたい音楽である。

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