【ライブ】パリャーソライブ@清子の家
倉敷物語館でのライブの翌日は、赤磐市にある長瀬清子の生家でパリャーソのライブを行うことになっていた。
今日の役目は主にドライバー。
パリャーソのお二人と、おーらいレコードの紹音さんをホテルに迎えに行って、東へ向かう。
道中どこかでお昼ご飯を食べなくてはならない。
実はこの日は皆さんをご案内したいところ(私も行きたかったところ)があった。
岡山市と赤磐市の境にできている「子ども図書館ほたる」だ。
幹線道路のほとりにあるとても素敵な古い小学校の建物がずっと使われないままになっていて気になっていたのだが、最近子ども図書館としてオープンしていたことを、友人のfacebookへの投稿で知った。
というわけで、お昼ご飯はその図書館のすぐ隣にあるうどん屋さん香麦(こむぎ)に行くことにした。
半分セルフサービスのこのお店には、岡山ならではの「黄ニラうどん」やつるむらさきの天ぷらなど珍しいメニューがあった。
(後で聞いたら、春には店主のお父様が採ってきた山菜の天ぷらなども出ることがあるらしい。)
腹ごしらえをすませて、いざ子ども図書館ほたるへ。
素敵すぎました!パリャーソのお二人も感激されたご様子。
私はと言えば、こんな素敵なところでパリャーソやDiVaのライブがしたいな~と思ってしまい、勝手に賢作さんの紹介をして「これからライブなんです。オーナーさんに渡してくださいね!」とちゃっかりチラシを置いて帰った。この後驚くことが起きるとも知らず。
さて、いい時間になったので、清子の家へ向かう。
永瀬清子の生家については、以前にもnoteに書いたことがある。
いつもカフェの方から入るけれど、本当はここが玄関。
清子さんがおられました。
実はここに行く道中で、今日の楽器について尋ねられた。
「もともと置いてあったクラビノーバの調子が悪いので処分したので、当日はキーボードを使う」ということを、台湾に行く直前に聞いていた。
が、そのことを賢作さんにもおーらいレコードさんにも連絡していなかったのだ。
先日の高松でのワークショップで使ったキーボードが今一つだったうえ、外部スピーカーもなく、なかなか大変だったそうで、今日のは大丈夫だろうかという心配をされていた。
「ひゃ~、確認できてません、ごめんなさい。」と答えたものの、「今さらどうしようもないので、あるものでなんとかしましょう」と言ってくださった賢作さん。
いざ会場について楽器を見たら、なんと高松で使ったものとまったく同じだとのこと!
「これは・・・・」
もうちょっとなんとかならないかとの相談に、どこかへ電話をかける生家保存会会長の都志子さん。
しばしのち
「手配できました!」との返事に一同びっくり。
動揺していた私でしたが、喜び勇んで車を走らせ、指示されたところへキーボードを借りに行ったのでした。
というわけで、とりあえずなんとかなったキーボード。
会場いっぱいのお客様を迎えて、無事ライブがスタートしました。
この集客もさすが都志子さん!!
今日のライブは、都志子さんの朗読で始まります。
今流通している永瀬清子詩集は谷川俊太郎さん選のものだけ。それに俊太郎さんが寄せたはしがきの朗読に続き、清子の詩をそれは見事に読まれ、みな清子の世界に引きこまれたのだった。
そしていよいよライブがスタート。
くいいるように見つめ、耳を傾ける熱心なお客様ばかりだ。
隣の部屋にしかエアコンがなく、ぎっしり人が座っていたのでとても暑かったのだけれど、それすら吹き飛ばすような演奏とお客様方の熱量でした。
休憩後、後半の開始も都志子さんの朗読から。
やはり素晴らしかった。
あっという間に時は過ぎ、ライブ終了。
熱心なお客様方は、反応も豊か。拍手も歓声も盛大でした。
さて、ライブ後はカフェ「グレンデルの釜屋」で交流会。
都志子さんの手料理や差し入れのパンなど美味しいものがたくさん。
とても和やかに楽しく時間が過ぎていきました。
そうそう、実は驚くことがありました。
清子の家について、「さっきほたるに寄ってきた」と言うと、「あら、オーナーさん、来られますよ!」と。
なんとびっくり!!
オーナーの大槻さんは交流会にも残ってくださり、来年のツアーは「子ども図書館ほたる」でも行うことがその場で決まったのでした!!
私はといえば、祖母宅(母の実家)のすぐお近くの方と出会えるという偶然にこれまたびっくり!世間は狭いなあ。。。
都志子さん、真理子さん、大変お世話になりました。準備・連絡が不行き届きでいろいろご迷惑をおかけしてごめんなさい。
パリャーソのお二人、おーらいレコードの紹音さん、ツアーお疲れさまでした。