鏡獅子〜退職3日目
退職3日目。
夫は水曜日が休みなので、義母と義妹を誘ってお礼の会。
少し前に義母に行きたいところを尋ねたら、
「鏡獅子が帰ってきとるよな。昔見たことがあるんよ、いつだったかなあ」と言うので、井原の田中美術館に行くことにしていた。
小学校を卒業した後だったか、当時の担任の小野先生のご自宅を友人3人で訪ねたことがある。その時に小野先生が連れて行ってくれたのが田中美術館だった。48年前ということだf;^^
その時の私たちは
「田中美術館て・・・?」
「平櫛田中知らんのか?」
という感じだった。
90歳を超えて30年分の材料(木)を買っていたという話をこのとき先生から教えてもらった気がする。
私が小学校を卒業したのは昭和51年。
平櫛田中は、昭和54年に107歳で亡くなられているので、この時はまだご存命だったのだ。
が、どんな作品を観たかということも、どんな場所だったかということも全く覚えていない。
さて、昨年リニューアルした井原市立平櫛田中美術館に到着。
おお~美しい。
あいにくの雨だったけど、きらびやかに輝いていてびっくり。
入館料500円は、いかに市立といえ安すぎる気がしました。
(市内在住の高校生以下と65歳以上は無料です)
さっそく1階の展示室へ。
美術にはまったくうとい私、鏡獅子というとアレしか知らなかったのですが、たくさんの鏡獅子たちがあってびっくりしました。
製作途中のもの、石膏型(というのかな?)、小さいの、裸体像、頭だけ・・・そして奥にど~んと例の鏡獅子が輝いていました。
作品の迫力もすごかったけど、あちこちの解説を読むのも面白かった。
62歳のときにとりかかり、22年もかけて完成させたというのは初めて知った。
その他の作品もたくさんあって、見ごたえのある展示でした。やっぱり500円は安すぎる。
館内の作品は写真撮影禁止なので、写真はありません。
なので、ロビーでこちらを撮影。
エントランスホールにAR写真を撮るコーナーがあったことを見逃してはいませんよ!
そして最後は・・・
美術館前の庭もとてもきれいに整備されていて、もう少ししたら桜も咲きそろいそう。雨がふっていなかったら歩きたかったなあ。
写真を撮ってて予約時間に遅れたランチの店は、「豆腐ゆば みのり」さん。
雨も降り続いていて帰るしかないかなと思ったら、
「近くに嫁いらず観音があるよなあ」と義母。
看板は何度も見たことあるけど、誰も行ったことはなかった。
というわけで、嫁いらず観音へGo。
すぐ近くでした。
観音院への道は、桜がたくさんあって、天気がよかったら歩けたのにね~と残念がりながら通り抜け、観音様を車の中から拝みました。
3月31日に、義母のところに退職の報告と今まで助けてもらってきたことのお礼を言いに行ったとき、子どもたちが小さい頃の話になった。
うちの子はみんなかなり元気だったけれど、それでもたまに熱を出したりしたときにみてもらったり、小学校低学年の頃は学校の登下校を見守ってくれたりしていた。
私はすっかり忘れていた(というか覚えていなかった)けど、夏休みにこんなことがあったとか、窓ガラスを割って呼び出しがあったとか(これは本当に知らなかったf;^^)いろいろ聞いて、みんなに助けてもらって今まで働くことができたんだなあと改めて思った。
ちょっとランチに行くくらいじゃ全然足りないので、もうちょっとしてから両方の親と温泉旅行に行く予定です。
という退職3日目でした。
今日は天気も悪くて(夫も在宅で)家のことは何にもしませんでした。