「ずうのめ人形」ブックレビュー
作者 澤村伊智
刊行 2016年
「ぼぎわんが、来る」でデビューした澤村氏の比嘉姉妹シリーズ二作品目。
前作に劣らないどころか、ホラーもミステリーもパワーアップしています。
ネタバレなしで紹介します。
↓ ↓ ↓
話を聞いてから四日後に呪い殺される。
どこかで聞いたことがあるような都市伝説は人の心のスキマに潜り込み、その影は着実に迫ってくる。
出版社で働く藤間が担当するライターのもとを訪ねるも、そこで不可解な死体と原稿を見つける。
原稿には体験談風の小説として、少女の憂愁に閉じた物語が描かれていた。
「ずうのめ」の呪いに関わってしまった藤間は野崎と真琴に救いを求め、怪異から逃れる術を探して、小説が生み出された経緯を調べていく。
「ずうのめ」は紹介することにジレンマがありましてね・・・。
私が話すことで、内容に逆らってしまうのではと感じたからです。
思いがけない方向から恐怖を与えてくるなあ、作者は。
ホラー好きならでは、ということでしょうか。
心にクるけど、求めてしまうのです。
読書ノートも書きました。
ネタバレになりそうな部分は隠しています。
私は読んでからここまで、四日経っていないなあ。
ふふふ。
いいなと思ったら応援しよう!
応援いただけると嬉しいです。これからも続けられる糧となります。