大島一人旅・旅行記
だいぶnoteの更新をサボってしまった・・・。2/7(金)・2/8(土)と大島に行ってきたので、その時の旅行記を今更ながら書いていきたいと思う。
朝一の熱海港発大島行き高速ジェット船を予約した関係で、浜松からは始発で行っても高速ジェット船に乗れない為、沼津にて前泊する。沼津で前泊するときによく行く中華料理屋で納豆チャーハンを注文したら、ラグビーボールみたいな外見だった🏉味は納豆とチャーハンが合わされば不味い訳がないといった感じ。
そんで駅前のネカフェに泊まって火ノ丸相撲の高校編が終わる18巻まで読んだ。高校編で終わっても良いくらいのスッキリとした読了感だった。大相撲編を読む予定は今のところナシ。
~1日目(初日)~
翌朝沼津を発って熱海駅で降り、徒歩で高速ジェット船の出る熱海港へと向かう。朝焼けが綺麗。
熱海港。何だかノスタルジック。
いよいよ大島行きの高速ジェット船が出港。旅立ちって感じだなぁ。
熱海では曇っていたのが晴れてきた☼うーん、良い傾向だねぇ。
高速ジェット船に揺られる事約1時間で大島に到着。船のチケットは下船後に回収されるのがコレクター的には残念なところ・・・。
島のあんこさんがお出迎え。
大島の発着港は2つあって今回は岡田港に入港。
岡田港近くのバス案内所にて1日乗車券を買って、早速三原山行きのバスに乗り込む。
バスに乗ったら遅めの朝食で売店で買った大島牛乳と島にぎりを食べる。大島牛乳は給食で良く出てきそうな感じ。島にぎりは美味しかったが結構小さめで1個では全然足らず5個はペロリと食べられそうだった。
バスは山道を走り軽く酔いそうになりながらも三原山山頂口に到着。これが島のシンボルかぁ、いいね。
山頂口からは噴火口目指して歩いてゆく。平坦な道の後は坂道の連続でちょっとした登山って感じだったね。
途中にはゴジラ岩なんてものも。見えなくもないけど、知らなきゃ素通りしてしまうくらいには分からない。
そして噴火口に到着。これは中々見られるものじゃないとプチ感動。
三原山を後にして今度はバスで元町港へ向かう。岡田港のバス停近くではあら汁を無料で振る舞ってくれていた。ただ、バスに乗る1分前に受け取ったものだから慌てて飲み干した💦
元町港行きのバスに乗って元町港へ。座席のカバーにも椿のイラストがあって、椿推してるなぁと思った。
元町港に着いたら遅めのランチで「かあちゃん」って店で磯ラーメンを食べる。外観撮影時にたまたま猫がいた。近くで撮ろうとしたら逃げられてしまったが・・・。
磯ラーメンは具材の殆どが海産物という豪華なラーメン。これで800円は良心的価格。右上の白い器はサザエの殻入れ用の器との事。
サザエが入ってるラーメンなんて初めてだなぁ。ラーメンの味は魚介類の旨味が溶け込んだスープを黒胡椒でピリリと引き締めている感じで、つまり美味しかった。
遅めのランチを済ませた後は地元スーパーをぶらぶら。明日葉やくさやが売っているのがいかにも大島のスーパーって感じで良い。くさやは手に取って臭いを嗅いでみたら、生でも動物園の臭いが結構した。
普段スーパーで買って飲んでる焼酎ハイボールも島だと145円とコンビニ並みの価格に。近所のスーパーだと98円で売ってるのを考えるとだいぶ高く感じるなぁ。
スーパーでは色々と酒やつまみを買った。大島牛乳アイスも買って店頭にあったベンチで食べる。牛乳の風味が爽やかだった。
秋刀魚のくさやを作っている現場に遭遇。これまた島の風景って感じですなぁ。
藤井工房という島では目を引くオシャレな外観のアトリエに入ってみる。
中は島名産のあんこ人形が展示・販売されていて見ていて楽しめた。行った時はカフェも併設されていて地元の人らしきおじいちゃんが憩いの場として使っていた。
土産で椿の木を彫って作ったマスコットを購入。顔と柄が一番良さげなのを吟味した(笑)
こちらが今回泊まった宿・BookTeaBed。お洒落なカフェも併設していて、カフェ使いにも良さげな雰囲気。ここだけ年齢層が若い人たちがいっぱいだったな。
階段のスペースを活用して本棚にしていた。
部屋も綺麗で寝るには申し分なさそう。というか普段ネカフェ泊ばかりだから、綺麗じゃなくても全然いいのだけどね(笑)
部屋で小1時間ほどのんびりしたら、大島の公衆温泉・元町 浜の湯へ。
入浴料300円は安い。
混浴なので水着着用で入る温泉。なければ受付で貸してくれる。夜の海を見ながら入る温泉は最高だったなぁ・・・♨
温泉に浸かった後は島の居酒屋へ。居酒屋・島とまさに離島っぽい名前。
大島の焼酎・御神火の水割りと青唐辛子風味唐揚げとくさやを注文。唐揚げは辛いというより揚げたてアツアツで上顎を火傷してしまった・・・。くさやはやはり動物園の臭いだが、これが口にすると不思議と臭いは気にならず旨味が炸裂した。
カウンターの隣で飲んでいた地元のおっちゃん2人と仲良くなって、明日誕生日という話をしたらお酒を御馳走になってしまった。いやはや、ありがとうございます。盛若っていう神津島の焼酎でこちらも島焼酎らしく独特の味わいだった。
居酒屋を出た後は元町港で椿まつりの夜祭りなるものがやっていたので行ってみた。これは島一番の凄い賑わいだ。
島太鼓の演奏やスーパーあんこ娘によるショーに、最後は全員で踊って〆と活気のある祭だったね。
大島のゆるキャラであるこちらのあんこ猫。顔がちょっと怖いわ!
宿に戻る前に自販機コーナーメルシーに立ち寄る。大島は24時間営業のお店やコンビニは1軒もなく、こちらの自販機コーナーが唯一24時間営業しているお店(?)となる。
自販機に入るよう四角く折りたたまれたポテチ。
既製品だけでなく手作りのホットドッグやパンも売っている。ちょうど補充後のタイミングだったからこの品揃えだったが、翌朝寄ったら手作り品は殆ど無くなっていた・・・。また、写真をパシャパシャ撮っていたら、事務室みたいなところから女の人が出てきて「写真撮って何かにあげるんですか~?」と聞かれて、『まずかったかな?』と思ったけど純粋にみな写真撮るけどあまりブログでも見かけなくてどうしてるのかなと本当に興味本位で聞いてきたみたい(笑)
せっかくなので明日の朝食と宿に戻っての軽食用に何個か自販機で買ってみた。自立する堅あげポテトなんてこの島くらいでしか見られないだろう。
宿に戻り・・・
スーパーで買った酒とつまみで二次会。嶋納豆は中々ない風味の納豆だったね。あしたばごはんはあしたばの風味が効いてて面白かった。
大島なのにオオサカハイボールが売っていた(笑)おじさん図鑑って本はかなりリアルにおじさんの生態を捉えていてだいぶ面白かった。
誕生日を迎えた瞬間に撮った写真。まさに島の夜といった風景。
~2日目(最終日)~
宿で一晩を過ごして、朝7時。シャワーを浴びてチェックアウトする。
宿を出て朝食は自販機コーナーメルシーのパン。基本的にレンチンして食べるのがメルシー流。
こちらのらんぶるというレンタサイクル屋で自転車を借りる。早朝営業しているのがありがたいね。
流石にシティサイクルでは心もとないのでマウンテンバイクを借りた。1日2,000円なり。という訳でレンタサイクルで島内一周の旅開始。
この日は天気が良くて元町港の方からは富士山が見えた。
サンセットパームラインなる絶景の海岸線を走り、良いスタートを切る。
しばらく走ると「愛らんどファーム」という牧場があった。昨日飲んだ大島牛乳もここから生産されているんだなと思うと感慨深くなった。牛を見ながら食べる大島牛乳ソフトは格別に美味しい。にしても牛との距離が近い。
大島空港も牧場の近くにあるので、離陸する飛行機と遭遇した。調布飛行場から飛んでる飛行機かな?
牧場の後はひたすらサイクリング。海沿いを走るのは本当に離島の旅感がある。
同業者と遭遇。
泉津の切り通し。2本の大木が道を作っているのがRPGに出てくるダンジョンみたいだ。奥に進んでみたけど何もなかった。
大島公園の椿園ではいま見頃の椿を見た。世界でも有数の椿園って事で数多くの品種の椿が咲き誇っていた。金魚椿なる椿もあるらしいけど、時間の都合上園内を探す余裕はなかったので断念。
隣接する会場では椿まつりも行われていた。
このキャラクターは椿絡みで球根のゆるキャラだと思っていたら、伊豆大島ジオパークのキャラクターで火山を模した「ドカン」というらしい。紛らわしー!
大島公園を後にすると、出発した元町港からぐるっと反対側の山道へ。実はこの時山道のアップダウンでだいぶ心が折れかけていた。アップダウンとは良く言ったもので、実際はアップの連続で体感的にはアップアップアップアップダウン。あまりのアップ地獄で自転車を漕ぐ力も失われ、結局殆ど登り区間は歩いたような気がする・・・。この登りは本当に地獄で歩きながら何回も独り言で『しねや・・・』と呟いたのを覚えている。それまで楽しめていサイクリングもこの山道からは辛かったので、恐らく今後大島に行く事があってもレンタサイクルしないであろう。それくらい心が折られた。
辛い辛いアップの山道区間を抜けると今度は圧倒的な下り坂。これは凄い気持ち良かったな。まるで風になったような感覚でバビューンと波浮港まで行けた。
こちらは波浮港展望台。天気にも恵まれ、かなり良い景観を見れた。
そして予定よりも2時間遅れで港鮨に到着。ランチ営業の終了ギリギリに訪れたからダメかと思ったら、快く入れてくれてまさに圧倒的感謝・・・!
まずは瓶ビールと自家製豆腐で一杯。こんなに染みる瓶ビールは中々ないってくらいに美味しかった。
そしてお目当てのべっこう寿司。これは本当にとろけるような味わいの寿司で、居酒屋であったおっちゃんも太鼓判を押すのも頷けた。評判に違わぬ良いお店だった。本当に来れて良かった。
港鮨の後は鵜飼商店のコロッケ。作り置きしないコロッケは1個65円から買えて、揚げたてのコロッケは最高だった。
港町らしく漁船が停泊しているのが風情ある。さて、ここで深刻な問題に直面した。この時点で14時30分。この日の出港地は元町港ならどんなに良かった事かと何度も思ったが岡田港。帰りの高速ジェット船に乗るには元町港から岡田港へ行く15時30分発のバスに乗らないと間に合わない。しかし、現在地は波浮港と、元町港までは徒歩で3時間かかる距離の場所。果たして残り1時間でレンタサイクルを返してバスに乗れるのか、この時迫りくる時間との戦いが始まった。
必死に自転車を漕いで15時ちょうどに地層大切断面に到着。走っている車と比較するとかなりの迫力である。が、バスの時間が迫っている中じっくりと見る余裕はなく写真を数枚撮ったらすぐに自転車を漕ぐ。
残り30分死ぬ気で自転車を漕いだが、登り坂は使い切った体力と足で漕ぐのはとても敵わずどうしても歩かされた。この時点で15時30分発のバスはもう間に合わない事を悟り泣きそうになった。最悪元町港にいる人にヒッチハイクして岡田港まで乗っけて貰おうなんて考えていた。もしそれが無理なら会社になんて言って遅刻する事を伝えよう、そもそも何で元町港じゃないんだよなんて事を頭の中でグルグル考えていた。そして元町港に着いたのは既にバスが出た後の15時40分。後、15分早く着いていれば・・・なんて悔やんでも仕方なく、レンタサイクル屋の人に事情を話したら「タクシーがあそこに停まってるよ!」と言われて、『岡田港までで!』と言って飛び乗る。本当にドラマのワンシーンみたいだなと我ながら思った。
そして15時50分に岡田港到着。タクシー代は痛かったけど、何とか帰りの高速ジェット船に間に合う時間に岡田港に着けて良かった。今までの旅でも色々と絶望的な状況はあったけど、今回程の絶望感は初めてだったから本当に焦った。タクシーがちょうど停まっていて本当に助かった。離島は本土と隔絶されているから船を逃したらOUTってのが怖すぎる。
帰りの高速ジェット船に乗り込む間際「また来てね!」の文字が。こういうの見るとああ、もう旅も終わりなんだなと泣けてしまう。
離島らしく島民のお見送りもあった。
船内では疲れや安堵感が勝り余韻に浸る間もなく、1時間半程で熱海港に到着。たった1日半しか離島にいなかったのにチェーン店やコンビニが当たり前のようにあるのって凄いなと思えた。
帰りも歩いて熱海駅まで向かう。ちょうど夕暮れ時の良い時間帯で夜の熱海ってこんなに映えるんだなというのが新発見だった。
徒歩30分くらいかけて熱海駅に到着。帰りの電車まではまだ余裕があったので、電車飲み用の酒とつまみを調達。
大島と小田原で買った酒とつまみで車内晩酌して、酔い心地になったところで浜松駅に到着。これにて今回の大島一人旅は終了。
誕生日旅行として選んだ大島、初めての離島旅は過去最大の絶望もあって良い事ばかりではなかったけど、間違いなく思い出に残る旅になった。まだまだ日本には訪れた事のない島がいっぱいある。これからも機会があれば他の離島を訪れてみたい。
大島一人旅・旅行記おしまい。