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北東北一人旅・旅行記㉑

弥彦→長岡

弥彦からは弥彦線からの信越本線で長岡へと向かう。

電車内に入ると唐揚げの良い匂いが漂っており、おや?と思って車内を見渡すとカップルが屋台で買ったと思われる1パックの唐揚げを2人でつついているではないか。
そして唐揚げが残り1つになったのでジャンケンをして、彼女の方が勝って唐揚げを食べた。
おまけにイヤホンまで2人で半分こしていた。
※参考画像↓

ガンジーも助走をつけて殴るレベルのアオハル具合である。
見た感じは高校生くらいで、筆者が過ごしてこなかった青春が目の前で展開されていた。
高校時代好きだったM野さんに勇気を出して告白していれば、高校生活は何か変わっていたかもしれない。
甘酸っぱい思い出を経験する事なく拗らせてしまった、アーメン。

電車は大学時代の先輩が住んでいると言っていた燕三条を通過した。
先輩のHさんとは何かと仲良くさせてもらい、筆者が大学4年の時には新潟から東京に来て筆者の家に連泊して一緒に東京観光もしたな。
今も元気にやっているだろうか、と先輩のHさんに想いを馳せた。

東三条駅で乗り換え。
次発の長岡行きの電車まではまだ時間に余裕があったので、改札を出た。
東三条駅の入口前にお尻が見えるんじゃないかってくらい短いホットパンツを履いた女子がいた。
セーターに隠れて何も履いてないんじゃないかと思った程である。
ふと新潟の女子高生は日本一スカートの丈が短いという統計データが頭によぎった。
新潟の県民性がこんなところで垣間見れるとは・・・。
それにしても良い足だった。

東三条駅のホームで長岡行きの信越本線をまっていたら、特急しらさぎと遭遇。
どこかで見たことあるようなカラーリングだが思い出せない。

・・・いや、分かった。
床屋の前によく置いてあるアレだ💈
そういえばアレの名前は何だっけと思いググると正式名称と赤青白のカラーリングになった理由が出てきた。

床屋の前にあるグルグル回るアレの正式名称は「サインポール」です。 昔の理容師は止血等のちょっとした医療行為も兼ねていて、赤、青、白は動脈、静脈、包帯を表しているという話がある。

なるほど。
また1つ豆知識が増えた。

長岡行きの信越本線が来たので乗り込む。

新潟駅や弥彦では雪が降ったり積もったりしてるのを見なかったから新潟では雪がないのかなと思ったが、長岡へ向かう道中の車窓を見ると雪が積もっていた。

信越本線に乗車すること約20分で長岡駅に到着。

越後湯沢行きの上越線が来るまで1時間程待ち時間があるので、軽い昼食として長岡のソウルフードであるフレンドのイタリアンを食べる。
長岡駅前だと一番近いのはCoCoLo長岡の中にある店舗。
行ってみると正月休みだからか結構行列ができていた。

メニューはこんな感じ。
色々なメニューがありどれも安くて目移りするが、初フレンドなのでここはイタリアン並¥340を注文する。

行列こそあったものの回転率は早く、注文してすぐにイタリアンが出てきたので約10分とそんなに待つことなくイタリアンと対面できた。
もちもちした焼きそばの上に特製ミートソースがかかっていて、食べてみるとこれがシンプルに美味しい。
特製ミートソースはどろっとしていて麺とよく絡む。
これが340円で食べられるのだから、何とも長岡市民が羨ましい限りである。

フレンドでイタリアンを食べた後はCoCoLo長岡食品館でご当地っぽい納豆を買う。
普段から納豆はよく食べるので、こうして旅先で買う事もある。

長岡駅構内にある良寛さん像。
“良寛”と聞くとアイシールド21の栗田良寛を思い出す。
栗田良寛もそうだけど、ドカベンの山田太郎然り火の丸相撲の小関信也然りと気は優しくて力持ち的なキャラっていいよね。

越後湯沢へ行く上越線。
終点がちょうど越後湯沢なので乗り過ごしのリスク回避ができた。

越後湯沢には13:51到着予定で、越後湯沢の出発予定時刻は15:08。
この間1時間17分を上手に使うために予めやる事を決めて、着いたらすぐに目移りして迷う事なく行動したい。
そのため越後湯沢でやっておきたい事を下記に記す。
・ぽんしゅ館で日本酒を味わう
・雪ん洞で爆弾おにぎりを食べる
・電車飲み用の酒とつまみを調達する
・越後湯沢駅の駅舎及びその周辺の写真を撮るこれらが全部実行できたかは後ほど結果を書いていく。

上越線はスキー場の近くを通るため、車窓は再び雪国の様相を呈してきた。

車内では気付いたら2駅もの間居眠りしてしまっていた。
やはり旅の疲れが溜まっているようだ。

越後湯沢に到着。

越後湯沢に着いたら早速ぽんしゅ館へ。

500円をぽんしゅ館用のメダル5枚に替えてメダルが尽きるまで色々な日本酒を利き酒できる。
今回はこの辺りの日本酒・梅酒を飲んでみた。

また、中にはおちょこ一杯でメダル10枚(=1,000円)消費する純米大吟醸があった。
これを飲んだ猛者はいるのだろうか。
いたら感想を聞いてみたいところである。

ぽんしゅ館を出ると潰れたサラリーマンのオブジェがあった。
きっと酔い心地になっている観光客達に酒は飲んでも飲まれるなと自らの身を以て警鐘を鳴らしてくれているのだろう。

ぽんしゅ館の後は雪ん洞の爆弾おにぎりを食べた。

以前訪れたときは越後もち豚角煮にしたので、今回は筆者の一番好きなおにぎりの具である明太子にした。
南魚沼産コシヒカリを1合分使ったおにぎりは本当に美味しく、明太子も一腹分入っており1個で満腹になれるおにぎりだ。

日本酒と爆弾おにぎりを味わった後は駅の酒蔵やNewDays等で本日の電車飲み用の酒とつまみを調達した。

本日中に浜松へ帰る際の上越線最終電車の発車時間が迫っていたので、急ぎめにホームに降り立つと知らない間に雪が結構降っていて雪国らしい光景を見られた。
最後まで雪景色に恵まれたな。

越後湯沢を出た後は一切の寄り道や観光もせずひたすらストイックに電車を乗り継いで帰るだけである。
8時間19分の帰路が最後に待ち受けているのであった。
次回、北東北一人旅・旅行記完結!

つづく。

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