北東北一人旅・旅行記㉒(完結)
12/29から続いてきた北東北一人旅ももうすぐ終わりを迎える。
という事は今まで書いてきた北東北一人旅の旅行記もこのnoteを以て完結となる。
最後の旅行記は越後湯沢から筆者の家がある浜松までの8時間19分の帰路の様子や心境等を記していきたい。
越後湯沢→水上
先ずは上越線に乗って越後湯沢から水上へ南下していく。
先ほどぽんしゅ館で日本酒を嗜んでいた時にいたカップルが同じ電車の車両に乗っていて、一駅先の岩原スキー場で降りて行ったのできっとスキー目当てで新潟に来たんだろうな。
昼はスキー、夜はまた別のスポーツに興じるのかな等とすぐクズな事を考えてしまうくせをやめたい。
ちなみに筆者はスキーは中学の頃に遠足でやってストックで思い切り唇を強打した事があるというトラウマがある。
スノボは大学の時に二度ほどやったが2〜3時間も滑ったらもういいやって感じになったな。
つくづくウインタースポーツとは縁がないのである。
車窓からは雪国らしい風景が広がっていた。
水上→高崎
車窓からの雪景色を眺めていたら水上駅に到着。
水上からは高崎まで乗車する。
この区間は車両の少なさに反して年末年始という事もあってか乗車人数が多く人がギチギチだだっため、かなり車内が暑かった事が印象に残る区間であった。
途中、沼田駅に着いたので急いで降りて天狗のお面の写真を撮って急いで車内に戻った。
沼田は筆者の友人が以前住んでいた所で、そういった機会がなければ恐らく一生来る事はなかったと思われる所である。
ちなみに沼田の天狗は日本三大天狗の場所としても有名だ。(他2箇所は高尾山と鞍馬)
これは先ほどの越後湯沢→水上区間にも言えるのだが、とにかくトンネルに入る回数が多すぎて電波が全然入らず、まともにSNSの更新やnoteの執筆ができなくて大分ストレスを感じた。
と言っても山間部を走っている以上、トンネルに入るのはどうしても仕方ない事なのであるが。
noteはどうも電波が入らないところでは文字入力すらままならないのは改善して欲しい点である。
高崎→小田原
暑さと電波ストレスに耐えて何とか高崎駅に到着。
この区間は乗り通しで乗車時間3時間22分と長い区間であるが、この区間さえ終わってしまえばだいぶ楽になる。
また、駅メモ的にも高崎から浜松まではコンプリート済みで未取得駅がないためチェックインを気にせずにしなくていいのは気楽だ。
それでも気が向いたらちょくちょくチェックインをするようにしている。
本庄駅ではお婆さんが乗ってきたかと思えばよろりと転びそうになったのか筆者の肩に掴まる格好で、自ら転倒を阻止していた。
「ごめんなさいね」と言われたので『いえ、転ばなくて良かったです』等と返した。
本当に転ばなくて何よりである。
この旅行記を書いていたら、いつの間にか電車の揺れに誘われる格好でウトウトと寝てしまって起きたら鴻巣の方まで来ていた。
鴻巣は埼玉県民なら免許取得で誰しもが一度は訪れた事のある場所という話はもはや有名な話である。
そして残り5時間半。
さいたま新都心に差し掛かった辺りで不穏な車内アナウンスが入った。
何でも東海道線内で人身事故があったみたいで現在運転を見合わせており、今乗っている電車が本来小田原まで直通で行く予定だったのが上野止まりになるかもしれないと言うのだ。
まだ本決定ではなく他の鉄道会社に振り替え輸送を依頼していると言っていたが、中々面倒な事になってしまった。
しかし、年明け早々人身事故を起こすなど勘弁して欲しいものである。
さて、この後は一体どうなるものか・・・。
上野に着く前に車内アナウンスが入り、どうやら横須賀線の線路を使用して横浜まで運転するみたいである。
なるほど、その手があったか。
急な人身事故にもしっかりと対応するJR東日本の皆さまには頭が下がる思いである。
目の前のロングシートに座っているブラジル系外国人親子の子どもが時折大声で奇声を発するので、
子どものする事だと分かっていてもどうしても気に触ってしまう。
なんて思っていたらブラジル系外国人親子が横浜駅で降りていった。
人身事故の影響で小田原には予定より20分程遅れての到着となった。
下りの東海道線も20分程遅れているみたいなので、用を足しに行くと隣の人が宇都宮健太餃子の紙袋を持っていた。
もしかして筆者と同じ北海道&東日本パス若しくは18きっぷを使用した同業者かもしれないと思った。
思い返せば東北ではこういった電車トラブルが一切なかったから、その点は運が良かったかもしれない。
改めてJR東日本の皆さまには頭が上がらない思いである。
ちなみに北東北一人旅を開始した12/29に熱海から旅を共にしてきたでんこの熱海初夏ちゃんだが、Lv:1から始まってこの6日間で今やLv:48までになりすっかり頼もしいでんことなってくれた。
でんこと旅を通じて一緒に成長していくこの感じは何だかこみ上げるものがある。
それにしても静岡県を走る東海道線は筆者みたいな底辺飲み二ストには困りものである。
基本的にロングシートでボックス席がないため、電車飲みする際のハードルが上がる。
写真こそ撮ったものの中々飲む機会に恵まれず、沼津から出てる静岡行きの東海道線に乗り込んだ時にもういいや!と電車内で立ち飲みをかました。
これが結構酔いが回ってくると心地が良い。
越後湯沢のNewDaysで買ったつまみもハズレがなく旨い。
特にカレー味のさきいかは抜群に美味しい。
しかし、ここまでくるとやってる事がオヤジと変わらない。
筆者まだ20代なのに。。。
金谷駅を過ぎた辺りで車内の人がまばらになってきたので越後湯沢で買った雪国弁当を食べる。
幕の内弁当といえば幕の内弁当らしい中身。
しっかり美味しくいただきました。
遅延もあってただでさえ長い帰路が余計に長くなったが、無事浜松に到着。
今回の6日間にわたる北東北一人旅は密度が濃く充実していた。
今回東日本をまるっと一周回る形になり、改めて日本の広さを実感させられた。
総括して2019年の締めくくり及び2020年の幕開けに相応しい旅だったように思う。
おしまい。