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「羽毛」について
羽毛とは
〇羽毛はダウン(胸毛)と、フェザー(羽根)があります。
〇ダウン(胸毛)はタンポポ状の羽根で、空気をたっぷり含んでいます。
〇フェザー(羽根)は湾曲した羽軸を持ち、弾力性に優れています。
〇羽毛は水鳥の羽根を使用しています。
〇水鳥には「グース」と「ダック」の2種類があります。
羽毛の特徴
羽毛の色は、グースとダック共に、白色とグレーがあります。一般的に側地から色が透けず、清潔に見える白色の羽毛は人気があり、価格が高く設定されていますが、色の違いで品質に差はありません。特に寒い地方の水鳥は、寒さから身を守る機能が発達しているので、羽毛は保温性に優れています。基本的に食肉用の副産物で、羽毛採取のための飼育はされていません。
カジワラテックスのこだわり(1)
台湾原産羽毛を採用
他国からの輸入品ではなく、台湾で採れた羽毛を使用しています。飼育期間約75日~80日の成熟した家鴨(いえがも/アヒル)から採取しています。
成熟 熟した羽毛の特長
〇色が白い / 成熟度が未熟な羽根は黄ばんだ色になります。成長とともに白さが増してきます。
〇羽毛独特の臭気がない / 未熟な鳥の羽は羽枝が折れやすく、羽枝内の成長ホルモンが流出し独特の臭気を放ちます。
〇弾力性に優れている / 成熟した鳥の羽は折れにくく、羽枝の適度な弾力性が備わっています。
〇優れた「かさ高性」/ ふんわりとした湾曲により、かさ高に優れたフェザーの使用にこだわっています。
カジワラテックスのこだわり(2)
独自の規格
〇JIS規格では、スモールフェザーは羽根の長さが6.5cm未満と定め、ラージフェザーは羽根の長さ6.5cm以上と定めていますが、カジワラテックスでは羽毛の長さ4cm~6cmを使用しています。スモールフェザーへのこだわりは、羽毛製品を提供するにあたり、チクチクしないで、弾力性に優れた快適性を追求しています。
〇尖軸フェザーと未熟フェザーの比率が低いほどダウンタッチのような感触になります。カジワラテックスでは、尖軸フェザーと未熟フェザーの比率を10%以下にコントロールしてダウンタッチのような感触に仕上げています。
〇カジワラテックスの羽毛は、洗浄度1000mm以上、酸素計数1.6mgです。(公的検査機関である Qテックによる検査結果)
※JIS規格では、洗浄度は500mm以上、酸素計数4.8mg以下と定められています。※洗浄度とは、羽根がよく洗われているかを数値で表し、この値が低いと臭いの原因となります。※酸素計数とは、羽毛に有機物がどれくらい残留しているかを数値で表し、この値が高いほど羽毛に残留物が多く、臭いや汚れにつながります。
◎備考
カジワラテックスが採用している羽毛は、薬品を使用した消臭処理を施さないように努めているため、個人差はありますが、臭いを感じることがあります。