「産後の頭痛・肩こり」の理由とセルフケアについて

産後の頭痛・肩こりが発生する理由とセルフケアの方法を解説しています。

妊娠前や妊娠中は気にならなかった方でも、産後、肩や首のコリ、頭痛を感じるようになったという方がいらしゃいます。

これは、骨盤が不安定な状態にあるということと、前かがみ(前傾姿勢)になる事が多いのが原因の一つです。

おむつを替えたり、授乳をする時など、小さな赤ちゃんのお世話をする時は、無意識に前かがみになっています。

頭というのは、結構、重く、体重の10%と言われています。例えば、体重が50kgの方だと、頭の重さは5kgとなります。これはボーリングの球なら、女性向けの球で一番重いものになります。首の上には常にこれがのっているのです。

前かがみの状態は、重い頭が身体の前に行っているので、それを支えようと首の筋肉と肩から背中の筋肉も前に引っ張られます。この状態が続くと、血流も悪くなり、痛みやコリを感じるようになります。

また、産後は赤ちゃんのお世話などで、妊娠前のように気軽に外出することができない事が多くなり、家にいる時間が長くなると、暇つぶしのため、スマートフォンやタブレットを使用する時間が増えてしまうこともあるでしょう。
これを使用するときの姿勢が、前傾姿勢で、顔が下を向いた状態になりやすいので、気が付くと首や肩が痛くなってしまうのです。

前傾姿勢が続くと、首の自然な前弯がなくなり、いわゆる「ストレートネック」の状態になります。
ストレートネックになってしまうと、頭痛・肩、首のコリだけでなく血圧にも影響があります。

育児中はどうしても前傾姿勢になってしまう事が多いので、仕方ないところではあるのですが、なるべく同じ姿勢をとり続けないようにしましょう。

スマートフォンを使う時は、時々、休憩を取ることが大切です。

「キャットレッチ」というエクササイズを行う事で、首や肩の筋肉がストレッチされてすっきりしますので、是非やってみてください。

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