『怪人哀歌』おしまい

こんにちは
身体バッキバキ鍛治本です。


もものくまさんプロデュース『怪人哀歌』
昨日無事に千穐楽を迎えることが出来ました。


御来場ありがとうございました!
お芝居をやっていると毎回確認というか身に染みるのは、僕らが存在出来るのはお客さんの目の前だけ、お客さんがそこにいてくれなければ僕らの存在意義は無いということ。
だから1人でもいてくれたら堪らなく嬉しい。
お客さん一人一人の顔が見える近さで、たくさんの刺激をもらいながら、なんとかやりきることが出来ました。
本当にありがとう。


一條。
熱いやつだった。
実はあんまりやってこなかった役柄かもしれない。
でも、やればやるほど、あれ?これってオレがいつも演劇やる時思ってることじゃないか?って気がした。


バチバチに喧嘩を売りに行くけど、実は初代のヒーローも怪人も大好きで、圧倒的憧れがあって、彼らに投げ掛ける厳しい言葉は、自分の行く末に対しての言葉でもあったんだと思う。

コンビニでも警備員でも働きますって言葉は嘘じゃない。
役者だってそうだ。
この先ずっと仕事がある保証なんて誰にもない。

それでもヒーローでいたいのは、子供たちの為、お客さんの為。みんなが夢中になってくれている顔が見たい自分の為。
ヒーローの必殺技は本気で怪人とお客さんにぶつかることだけ。
役者の仕事は全力で共演者とお客さんに向かうことだけ。

今回、全力で向かうことの出来る共演者ばっかりだった。
そりゃあそうだ、桃さんと熊さんが集めた人たちなんだから。
旗揚げ公演で、普段やらない会話劇をやりたいんですっていうオファー(←根に持ってる)に、桃さんと熊さんの力になりたいって駆け付けたメンバーなんだから素敵じゃないはずがない。

でも、それだけのメンバーが力を貸したいって思うのは、桃さんと熊さんが魅力溢れる人物だからに他ならない。
今回やってもっともっと二人のことが大好きになった。

前にも書いたけど、僕が慣れないアクションに食らいついていけたのは、丁寧にアクションをつけてくれた桃さん、どっしりと受けてくれた熊さんのお陰でしかない。

舞台上では雲井さんとの握手を拒む一條だったけど、初日のラストアクションシーンの前、袖で待機していたら、熊さんが暗がりの中、こちらに両手を差し出してくれた。

その手をガッシリ握ることで頑張れた。
そこから毎ステージ、ガッシリ握手をして最後の戦いに臨んだ。
そのお陰で真剣勝負出来た。



ああ、纏まらないな、文章が。
一人一人のことを書きたいぐらい大好きな座組だった。

(追記、やっぱり書きたいから一人一人書く)

憲ちゃん。最後の最後まで諦めず前進したあなたは素晴らしいかった!もっともっと勝手でいいんだからね!
由里ちゃん。よく頑張った!負けん気溢れるあなたの表情はとっても素敵だよ。
二人がいてくれて本当によかった!
麗音。いつも明るく座組を盛り上げてくれてありがとう!とっても心配りの出来る繊細な感性本当に尊敬してます。楽しかった!
えいか様。あなたのクレイジーさ大好きです。でも誰よりも熟考して自分の役を深めている姿勢も尊敬してました。
ゆかちん。制作もやりながら出演もするなんて!本当にこの座組はあなたに支えられてました。ありがとう!役者としてもまた一緒にやろう!
月登さん。月登さんがいてくれたおかげで、この世界感が現実感を持って立ち上がったんだと思います。また飲みましょうね!
創さん。また共演出来て本当に嬉しかった。信頼しかない。こんなにもこの人と作り上げて行く作業が楽しいなんて。絶対にまたやりたい。
あっこさん。確かな技術、でもそこにあるのはブレない心意気なんだなぁと惚れ惚れしてました。楽屋で沢山素敵な歌声が聴けて嬉しかった!
ザキさん。沢山甘えさせてもらいました。自分のことを成立させながら、みんなを、ちゃんと繋いでくれるあの役割はザキさんにしかできなかったです。
本当に尊敬。また甘えさせて下さい。
東松ちゃん。明るく実直に、そして、みんなのことを笑顔で見守って包んでくれて、なんて素敵なんだろうと思った!みんなの姉さん。ありがとう!
田名部の生来ちゃん。あなたの地に足ついた演技は素晴らしい。本当に素晴らしい。また共演出来るのを楽しみにしてる。また沢山飲もうな!
桃さん。呼んでくれてありがとう。絶対にまた一緒にやりたいと思ってたし、絶対にまたまた一緒にやりたい。ずっとずっと事ある事にどこかで仕事が一緒に出来るように、頑張る!
熊さん。本当にお疲れ様でした。みんな熊さんが大好きです。熊さんが座長で本当によかった。熊さんがいたからみんな頑張れたし熊さんがいたから、面白い作品になったんだと思います。僕はあなたより強くて優しくて、大きい男を知りません。ありがとうございました!



必ずまた会おう。
共演者ともお客さん皆さんとも。
それを信じて演劇を続けます。

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