![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/25652569/rectangle_large_type_2_9e45df33ade1629cb3fd44ce9c423284.jpg?width=1200)
MESONは、メタバース上でのユースケースを実験する”MESON Metaverse Lab”を立ち上げます
MESONは、次世代のSNS、インターネットインフラとして注目されるメタバース内での新たなユースケースの実験を行う「MESON Metaverse Lab」を始動します。
このラボは「Metaverse上での新しい人間活動を実験し、拡張する」ことをミッションに、パートナー企業やクリエイターと一緒にメタバース上で様々なサービスの実験を行っていきます。
本日PR TIMESでもリリースを出させていただきました。
【MESON Metaverse Lab設立の背景】
■ メタバースとは ~ SNS、もしくはインターネットの次のカタチ ~
「メタバース」とはニール・スティーヴンスンによるSF小説「スノウ・クラッシュ」内に登場する、meta(超越した)とuniverse(世界)を合わせた造語に由来します。インターネット上に構築される3次元仮想空間とその生態系を意味します。
アーネスト・クライン原作でスティーヴン・スピルバーグが監督を努めた「Ready Player One」に出てくる仮想世界OASISをイメージしてもらえればイメージしやすいかと思います。
メタバースとは、次世代のSNSのカタチであり、インターネットの次のインフラになるとして、GAFAMやグローバルのスタートアップ、VCが最も注目している領域の一つです。
実際に、トップVCの一つであるAndreessen Horowtizはメタバース有力候補であるRobloxに大型の投資をし、FacebookはOculusとHorizonで、MicrosoftはXbox、HoloLens、Minecraftで、AmazonはTwitch、AWS、現在開発中のグラス型デバイスで、いずれもメタバース時代の覇権を握ることを狙ってかなりアクティブに動いています。
■ なぜいまこのタイミングか ~ネット上で起きている大きなうねり~
いままでもセカンドライフなど、メタバース構築を目指したサービスはいくつもありましたが、技術的な問題などでいずれも失敗に終わっています。
しかしここ数年になって、このメタバースが実現に向かう機運が高まっています。
ユーザー数がアメリカの人口を超える3億5000万人を突破したFortniteでは、Travis Scottの新曲プロモーション体験に約2800万人が参加するなど、多くの体験型プロモーションが実施されています。
ユーザーは1日に平均1〜1.5時間Fortniteを利用し、単なるゲームというよりは友達と交流する空間になっています。
さらに、Fortnite内にはユーザーが空間やゲームを好きに作ることができるCreative Map機能が提供されており、東京ディズニー・シーのミステリアスアイランドを忠実に再現したワールドや、Metalicaの「Carol of the Bells」の曲に合わせて、ライトや爆発などの演出が起こるワールドなどが、ユーザー自身の手によって生み出されています。
また、どうぶつの森ではヴァレンティノやマークジェイコブスなどのファッションブランドがアイテムを公開・配布し、香港の民主化運動の新たな舞台になっています。
RobloxやMinecraftでも同様の規模感でライブイベントやアイテム売買などの経済活動や交流が行われています。
Robloxは、Andreessen Horowitzなどから累計約300億円以上を調達し、去年の1月時点で月間10億時間プレイされる驚異的なサービスです。
2019年でクリエイターに創作活動のリターンとして100億円以上払い、Roblox自体は2019年に450億円以上の売上を上げています。
そんな彼らはメタバース構築のビジョンをはっきりと対外的に発表しています。
このように今までは夢物語、もしくは一部のギークな人たちに閉じていたメタバースの構築が、本当に現実のものとして実現しつつあります。
■ なぜMESONがやるのか
MESONはAR Creative Studioを通して、様々なARサービスを開発しています。
そんなMESONが、メタバースの実験プロジェクトを始めるのは、いささか不思議に思われるかもしれません。
しかし、MESONはAR企業ではなく、本質的にはExperience Augmentation Company、体験拡張企業だと自分たちを定義づけています。
「人類の体験、そして可能性を拡張する」をミッションに掲げているMESONとしては、メタバースは絶対に外せない領域だと考えています。
いまこのタイミングでARに取り組んでいるのは、スマホ普及前からスマホテクノロジーに張れているようなものだと捉えています。
同様に、いまこのタイミングでメタバースに取り組むのは、SNSが現れる前から、その予兆を捉えて様々な仕掛けをするようなもので、とても価値があると思っています。
今日の我々を取り巻くテクノロジーがスマホ・ソーシャル・クラウドの柱で成り立っているように、次の世代はXR・メタバース・AI+ブロックチェーンで成り立つ世界が来るはずです。
その重要なピースの一つであるメタバースは、早すぎる今ぐらいから取り組むべきであり、現時点で見るとMESONのAR事業とはかけ離れて見えるかもしれませんが、数年後にはそれらがシームレスに交わると考えています。
例えば、メタバース上で購入したファッションアイテムを現実世界でも着用できるようにするARグラスアプリや、
メタバースとリアルな会場を同期して、生身の人もバーチャルな人も一同に集まり、ありえない演出を楽しむイベントなどを作れるようになると思うと非常にワクワクします。
【MESON Metaverse Labで目指すこと】
「Metaverse上での新しい人間活動を実験し、拡張する」というミッションの下で、MESON Metaverse Labは具体的に以下の4つを行動指針として活動していきます。
■ メタバースの活用を目指す
MESON Metaverse Labはメタバースそのものの構築は目指しません。
メタバース構築は、FacebookやMicrosoftなどの巨大資本、Epic Gamesなどのメガスタートアップがしのぎを削っている領域なので、そこで真正面から戦うようなことは避けます。
MESON Metaverse Labは、メタバース自体の構築ではなく、立ち上がりつつあるメタバース上での様々なサービス提供、つまりメタバースの活用を目指します。
■ さまざまなパートナーと一緒に実験をしていく
MESONはAR Creative Studioにおいても、全てパートナーシップを通してARサービスをつくっています。
新しく、かつ未成熟の領域においては、企業やブランドが持つデータや商品、IPなどのアセットを活用すること、そして彼らと一緒に顔を突き合わせて議論しながら最高の体験を作り上げていくことが非常に重要だと考えているからです。
MESON Metaverse Labにおいても、様々なパートナーと一緒にお互いの強みをかけ合わせながら新たな価値の創出を目指していきます。
■ 新しいクリエイターを発掘・育成する
Youtubeが生まれてYoutuberという新しい職が生まれたように、新しいプラットフォームの登場は、全く新しいタイプのクリエイターが現れる機会を提供します。
Fortnite上で現実や映画の世界そっくりのワールドを作る人や、どうぶつの森で美しい衣装を作る人などを、MESONは新しい時代のクリエイターとしてリスペクトし、彼らと一緒に新しいムーブメントを起こしていきたいと考えています。
さらには、そうしたクリエイター同士のネットワークを作り上げることで、まだ幼く脆いメタバースのムーブメントの中でもクリエイターが育つ仕組みを作っていきたいと考えています。
まだ自分たちも完全に手探り状態ですが、この取り組みに賛同して一緒に実験活動をしていけるクリエイターの方は、記事の最後に連絡フォームとFacebookグループのリンクを貼っているので、ぜひご連絡・ご参加頂けると嬉しいです。
■ もう世界の後手には回らない
メタバースが完全に実現してから始めるのでは遅い、と思っています。
インターネットが登場して世界が回るスピードが早くなってから、日本はそうやっていつも世界の後手に回ってきました。
これからは早すぎるくらいから仕掛け、実験し、失敗し、学び、新たな可能性を自ら見つけ出していくべきだと考えています。
【パートナー・クリエイターの募集】
本取り組みに共感し、共にメタバース上での新たなサービスや価値創出を実験していけるパートナー企業、クリエイターを募集しております。
■ パートナー企業募集
近年、オンライン上でのユーザーとの新しいタッチポイントのデザインが注目を集めているように、今後メタバース上でのビジネス展開は活発になっていきます。
メタバース上での、自社のデータや商品などの活用にご興味がある企業様には、共に議論・実験することを通してメタバースのビジネス活用の知見を蓄積できる機会をご提供します。
■ パートナークリエイター募集
また、MESON Metaverse Labにご参加頂けるメタバースクリエイターを募集をしております。ゲーム内空間やアイテムの作成など、正当な仕事としてのメタバース上の創作活動の機会、そして育成環境を提供します。
■ 情報交換・交流のためのFacebookグループ
また、メタバース上での実験に興味のある企業やクリエイターが情報交換し、交流できるFacebookグループを作りました。
まずは気軽に情報をキャッチアップしたいという方はぜひこちらにご参加ください。
いいなと思ったら応援しよう!
![KAJI | 梶谷健人](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/34826602/profile_cd01b2e91c5733a14f94d433ce75bf69.png?width=600&crop=1:1,smart)