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メタバースやWeb3とは結局なにか? | 「メタバース」「Web3」「XR」の正体と関係性

「メタバース」や「Web3」は結局なんなのか説明して欲しいと言われたら、あなたはなんと答えますか?

それらの言葉を聞かない日がないくらい注目を集めていますが、意外と上記の質問にスパッと答えるのは難しいですよね。

さらに、「関連技術であるXR技術を含めた3つの技術の関係性はどうなっているか?」という問いに答えられる人もまだ少ない状況だと思っています。

私たちMESONは、XRを軸にしながらメタバースやWeb3などの関連領域も含めて事業を行う企業なので、上記の問いの言語化は非常に重要なのですが、ちょうど最近しっくりくる言語化と整理ができました。

捉えどころのない「メタバース」や「Web3」の概念、さらには「XR」も含めた関係性を掴む助けになればと思い、社内MTGでチームに話した内容を以下で書き綴っていきます。


「メタバース」「Web3」「XR」の正体

これから「メタバース」「Web3」「XR」の正体に迫っていければと思いますが、それを考えるにあたって、前提となるテクノロジー思想を1つセットしたいと思います。
ここから「メタバース」や「Web3」の話に入る前に少しだけ寄り道をしますが、非常に重要な寄り道なのでしばしお付き合い下さい。

自分はWIRED創刊編集長であるケヴィン・ケリーの「テクニウム」の思想に賛同しており、その思想を起点に考えると各概念の正体が見えてきます。

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