kajiiの音楽レポート006 あらゆるものを太鼓にしよう
太鼓を手作りするとき、もっとも難しいのはヘッド(打面)です。
動物の皮を自分で調達するのは難しいので、古今東西いろいろな素材が試されてきました。
ファイバークラフト紙、牛乳パック、紙皿、クリアファイル、段ボール、風船、セロテープ…
いろいろな素材を試しながら見つけたkajii的ベスト素材は、破れない障子紙。
これを使っていろんなものを太鼓にしてみます。
まずは、ホームセンターで木枠(フレーム)の準備。
厚さ12ミリの合板をDIYコーナーのオービタルジグソーを使って切り出します。ケガしないように切り口に紙やすりもかけます。
紐を通すために小さいものなら8、大きいものなら16くらいの穴を空けておきます。
いろんな木枠を切り出したら、障子紙を貼りましょう。二枚重ねがいいです。
接着剤はこちら。
プラスチック障子紙の表面はPP(ポリプロピレン)なので、普通の木工用ボンドなどは使えません。
周りの余分な部分をはさみで切り落とせばヘッドの完成!
いろんな筒型の胴体を用意して、締め太鼓を締め上げる要領で紐を通します。
太鼓には名前をつけると愛着がわきます。クマーマが考案した、「素材+音」システムで名前をつけていきましょう!
漬物用ガラス瓶。カキーンという音がします。名前は「びんかん」
寿司桶と植木鉢の合わせ胴。ティンバレスに近い音。「うえきぱん」
金ダライ。すごい低音です!「たらいどん」
ジャンべのような形をイメージした寿司桶とバケツの合わせ胴。音は完全に和太鼓。「おけでん」
合わせ胴はこんな感じで、上下に同じ径の穴を空けてボルトで留めています。
低音を狙う太鼓は、打面に2枚重ねのヘッド、裏面に1枚のヘッドを使ってやるとよく響きます。
手作りした楽器は格別です。自由な発想でオリジナル太鼓を作ってみてください!
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