kajiiの音楽レポート014 音効さんの仕事
kajiiの楽器の中には、効果音として使うものもたくさんあります。
森の葉擦れ、遠く鳴く動物、打ち寄せる波、宇宙的な低音、銀河のきらめきなど…
そういった音を作る際にとても参考にしているのが音効さん=音響効果さんの仕事。
音効さんの仕事は多岐にわたりますが、中でも「本物よりも本物らしい音を作り出す」という作業には特別な道具が使われます。
たとえば、ざるに豆を入れてゆする「波ざる」
ポリ袋で作る「火事の音」
樋で作る「雨」
赤貝で作る「蛙」など…
現代ではこうした手法は失われつつありますが、先人の残してくれた貴重な資料を二つご紹介したいと思います。
①大和定次「音作り半世紀」
②木村哲人「キムラ式 音の作り方」
音を作り出すための道具や手法の紹介はもちろん、音に対しての鋭い考察がてんこ盛りの二冊。
ミュージシャンとは全く違った視点から音を取り扱っているので、はっと驚くことばかりです。
メロディ、ハーモニー、リズムだけではない四つ目の音の要素とも言えるものを、ぜひ取り入れてみてください!
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