◆オルガン、海外発送の覚書
リコーダーでパイプオルガン風のものを作ったら、大変な反響をいただきました。
(4万リポスト)
ただ、これはオーダーされて作ったものですでに手元にはありません。
作り方はこちらで詳しく動画解説していますが、今回は海外発送についてのメモを自分用に残しておこうと思います。
EMSを使う
今回は、郵便局がやっているEMS(国際スピード郵便)を使うことにしました。
比較的大きなものも送れて配達状況も追えます。
詳しくはこちら
荷物の大きさは600mm×610mm×高さ500mm。
これだけ大きなダンボールは無いので自作する必要がありました。
(強度が弱いので、高くついてもオーダーでダンボールを発注した方が良かったような気もします)
EMSは天地無用が通用しません。(横向き、逆さになっても文句言えません)
今回はTopとBottomをかなりはっきり記載、また持ち上げる用の紐をつけることでできるだけ正しい向きで運んでもらえるよう工夫しました。
送り方
下準備として、
①送り状を用意する
②送り状を入れるビニールを用意する
が必要です。
①送り状の用意
国際郵便マイページサービスから各種情報を登録、A4で印刷して用意しておきます。
内容物が20万円を超える販売品である場合関税がかかります。
(この辺全然気づいていなかったので、モノによっては見積もり注意ですね。。。)
また保険もかけられます。
②送り状を入れるビニール
これは郵便局の窓口でもらってきました。窓口に無い場合は取り寄せになるそうです。
③集荷
持ち込みもできますが、大きいものなので集荷に来てもらいました。
どうでもいいですが、集荷専用の電話番号は全然通じないのでWeb集荷頼んだ方がいいです。
集荷時現金払いです。
かかった費用や日数、届いたあとのこと
荷物の大きさは上記の通り、重さは16キロでした。
カナダまでの費用は保険も入れて36,500円です。
日数はおよそ7日で到着しました。
無事届いたのだろうか…と依頼人に聞いてみたのですが、
「ネジが数個外れていたけど簡単に直せた」とのことでした。
華奢な梱包で不安だったのですが、あまりひどい扱いは受けていなかったようです。良かった…振動は結構あるみたいですね。
まとめ
というわけで初めての海外発送でドキドキだったのですが、なんとか無事に到着してくれました。
制作を始める時点では梱包や郵送のことはあまり考えないようにしているのですが(他に考えることが山程あってパンクするから)、
いざ手を付けてみると結構大変でした。
特にケースについては早いうちから考える必要があります。
お客様にとってはかなり高くつきますが、ケースのオーダーもオプションとして入れる必要があるなと感じました。
(今回だと、ハードケースを外注するとそれだけで15万くらいかかりそうですが)
送り先の国によっても色々扱いが変わり、海外発送はかなりリスキーです。
今後も受けるかどうかは微妙なところですが、なにはともあれ素晴らしい経験になりました。
楽しいものを作るのに使わせていただきます。