荒川サイクリングロード 勝手にガイドブック -西浦和~若洲海浜公園-
荒川沿いのサイクリングコースを下流、中流、上流の3回に分けて紹介します。まず最初は武蔵野線の西浦和駅から若洲海浜公園の先端部までを往復する95kmの下流コースです。寄居までの中流コースの負担を軽減するためには、川越線の指扇駅を起点・終点とする下流コースが良かったかもしれません。往復95kmのコースに7時間以上かかったのですが、アラウンド古希の老体では坂道がほとんどなくても移動平均速度が14.2kmがやっとこさでした(Googleマップは、右上カギ四角のクリックで拡大可)。
往路:西浦和駅~若洲海浜公園
西浦和駅-荒川左岸(2.8km/2.8km)-戸田ボート(5.6km/8.4km)-芝川水門(9.0km/17.4km)-五色桜大橋(2.9km/20.3km)-葛西橋(16.6km/36.9km)-荒川河口橋(3.6km/40.5km)-若洲橋(3..6km/44.1km)-若洲海浜公園先端(2.6km/46.7km)
西浦和駅から17号線を500mほど南に行った交差点を渡り、ファミマで飲み物と行動食を調達(マップを拡大すると変な突起が見えるが、買い物中のGPSの誤記録で出来たもの)。堤防の階段を登って調節池の彩湖の北端を通り、荒川左岸のサイクリングロードに出た。行く手を見ると、外環道の幸魂大橋が彩湖を渡っている。彩湖の水門を渡り、笹目橋をくぐるとボートレース戸田の大きな建物があった。1964年の東京オリンピックのボート競技会場でもあり、夢多き小学生であったそのころを少しだけ思い出した。
新幹線とJR線をくぐり、ゴルフ場を過ぎると芝川水門。対岸には岩淵水門が見え、ダイヤモンド富士が見えることもあるとか。食事もできるレストハウスがあり、休憩場所に最適で、芝川自転車道の起点でもある。
環七の鹿浜橋をくぐると五色桜大橋が見えてくる二階建てのアーチ橋の機能美が美しい。四ツ木橋まで来るとスカイツリーも直線距離3kmほどで近い。
連凧を揚げている人もいて、思い思いに都会の川を楽しんでいる。
その後、中川と荒川の中州の単調な道を進む。途中、ボートレースの爆音を聞いたが、それ以外は全く退屈な道だった。都営新宿線をくぐった先にある葛西橋で中川を渡ると荒川河口橋が見えてきた。
荒川河口橋を渡り、新木場緑道公園を南下していると、対岸に葛西臨海公園を望むあたりで消防がやたらうろうろしている。近くの野次馬に聞くと水死体の収容作業だとか。余計なものを見てしまうと大変だから早々に退散した。土左衛門で終わる人生なんてどんなんやろうと思ってしまった。若洲橋を渡り、若洲海浜公園の先端に至った。東京ゲートブリッジがすごかった。
復路:若洲海浜公園~西浦和駅
若洲海浜公園先端-若洲大橋(3.1km/49.8km)-新木場駅(3.0km/52.8km)-清砂大橋(4.3km/57.1km)-荒川ロックゲート(2.3km/59.4km)-扇大橋(13.0km/72.4km)-岩淵水門(5.3km/77.7km)-朝霞水門(11.2km/89.0km)-秋ヶ瀬橋(3.3km/92.3km)-西浦和駅(2.7km/95.0km)
若洲海浜公園の先端からは、ゴルフ場を反時計回りに巻くように若洲公園サイクリングコースがついているのだが、下調べ不足でもと来た道を引き返してしまった。若洲橋たもとのファミマで栄養補給。新木場駅前から明治通り、そして永代通りを使って清砂大橋、そして荒川右岸に至った。葛西橋をくぐるとすぐに旧中川と荒川の間の3mの水位差を解消するための閘門である荒川ロックゲートというのがあった。その案内板の一つに利根川東遷の説明があり、徳川家康の偉大さを知らしめるものであった。
河川敷には野球場やサッカー場がずっと続き、単調で現在位置を確認する気にもならなく飽き気味に進んで行くとケーズデンキが目印の扇大橋(日暮里・舎人ライナーの足立小台駅)があり、その先には五色桜大橋もあった。疲労が蓄積していてやっとここまで帰ってきた感じがした。
岩淵水門を過ぎ、
朝霞水門を過ぎると武蔵野線も見えだし、秋ヶ瀬橋を渡ってようやく西浦和駅に到着した。往復95kmでも都会のサイクリングロードはやけに疲れる。
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