絵を描く時「上手に描こう」と邪念が湧くので、なるようにしかならないコラージュをやってみたら、絵を描くより自由になれた件。
絵を描いているとき見栄えを意識してしまうダメなお絵描き族の者です。
行き詰まったときは方法を変えてみる・・の助言に従って
思うようにはならない
コラージュをやってみることにしました。
ありものの絵を貼っていくコラージュではなくて
ちぎり絵でパーツを作っています。
素材を作る
はじめは試し刷りの版画や失敗した絵の部分を使っていましたが
どうしても素材のイメージに引っ張られて
今までと同じになってしまうので
無地の紙でちぎり絵を作りました。
使ったのは色画用紙や折り紙です。
しかしそれだと単調で幼稚な感じがする。
YouTube師匠(常にYouTubeから情報を得ている)が自作の素材を使って制作していて
それが良い感じだったので
まねして素材を作ってみます。
色鉛筆やマーカーや絵の具を使いました。
そういえば絵本はらぺこあおむしのエリック カールが
このような自作の素材を使っていましたね。
やっているうちにアクリル絵の具でバキバキ塗ったものより
色紙に色鉛筆で塗ったもののほうが
自分の感覚によく合う気がしました。
とりあえずマネしてみて
自分にしっくりする方法を探ってみる・・が
正攻法ですかね。
パーツの作り方
スケッチを元にパーツを作っていきます。
全体の構想があって
そのためのパーツを作るという方法ではなくて
とりあえず作ってみて
それらを組み合わせて
なんとかする・・です。
コピー紙をスケッチの上において
ざっくりトレースして
(正確にトレースしてもそのようには出来ないので)
アルコールマーカーで下塗りしてから
紙をちぎったりハサミで切って貼り付けます。
最終的にアウトラインを
ハサミで切っていくので
はみ出していても大丈夫。
アルコールマーカーは
激しく裏写りするので
裏の線を頼りに切っています。
ただし
裏表が分からなくなって
絵が反転することもあります。
マーカーの下塗りは
油絵やアクリル画みたいに
違う色で塗っておくと
チラ見えしたときに
アクセントになります。
1枚絵にします
このパーツを使って絵にします。
ヨガのポーズに見えたので
室内でヨガをする猫に。
色画用紙や色のついたコピー紙は
かっちりした形が作りやすく
色紙はちぎったときに
白い部分が出て
ハイライト効果があります。
今回のはレースのカーテンに
トレーシングペーパーとレースペーパー使用。
らしくなったと思う。
マットをカラフルな色で作りましたが
置いてみると
猫さんが目立たなくなり
シンプルなものと交換。
絵には抜けが必要ですね。
蝶は前に作っていたパーツ。
ヨガをする猫の部屋に風と蝶々が入ってきた
というお話にしました。
次のを作ります
4つのパーツで絵にしようと思いました。
うーん
イメージがバラバラでストーリーがでっち上げられませんw
蜘蛛の巣に蝶が捕まっているのも
平和なイメージじゃないので
どうしたものか。
クモを新たに作ってこうなりました。
雨上がりの蜘蛛の巣です。
蝶々はありもののパーツを使って
ちゃちゃっと作った割に
評判良し。
そういう事やね
肩の力が抜けると良いもの出来ます。
コラージュを始めてからは
毎朝パソコンの電源を入れたら
Pinterestで好きと思った画像をスケッチする・・を
日課にしているので
スケッチがたくさんあります。
その中から良さそうなものを使って
パーツを作っていきますが
うまく出来ないのも御愛嬌です。
まとめ
前回の記事のデジタルスケッチを午前中に
午後からアトリエへ行って
この作業をしました。
場所が変わると気持ちの切り替えが出来るし
移動で少しだけ運動出来るのが良き。
(徒歩5分だけど)
やっていることがバラバラで
これで良いのかと心配にもなりますが
デジタルスケッチの練習では
その場の空気感を
コラージュでは
物語のでっち上げ・・物語性の作り方や
構図の実験ができたので
次の制作につなげていけそうです。
なるようになると思って制作したので
いつもと違う楽しさでした。
楽しもうお絵かき!