先月末に実施したグランドピアノのオーバーホール(大修理)のその後〜まとめ〜

今日は、先月末に全弦張り替えなどをしたピアノの、1回目のチューニングに行きました。

こちらのピアノは某施設の食堂に設置されており、現地での作業が難しい為、ピアノの移動料金をいただいて、工房に引き取って作業いたしました。そのまとめの記事を投稿いたします。

(私は、ほぼどんな修理でも、例えばブッシングクロス貼り替え?バットフレンジコード貼り替え?あ、私はこれはコードじゃなくてフレンジごと交換w全弦張り替え?全ダンパーフェルト貼り替え?他にも、なんでも可能な限り現場で実施します。ピアノが弾けなくなると困るお客様は多くいらっしゃいますので、ピアノ本体やアクションのお持ち帰りはいたしません。例えば全弦張り替え修理後に演奏出来る状態にするまで2.5日位あれば可能です)

以下は今回の大修理(オーバーホール)の過去の投稿を時系列に並べてみます。(上手く出来るかな?)

上手くリンクが貼られたようです(汗)

確か大修理の最終日は8月27日、28日に工房からピアノが引き取られ、9月1日に元にあった場所に届きました。そして今日は9月11日、第一回目のチューニングでした。

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チューナーでピッチを測定してみました。Yes!そんなにピッチは下がっていませんでした。(最後にチューニングした時のピッチから2Hz下の音に設定してチューナーで測定してみると-10〜±0cent、よし、今までと同じ、計算通り)

全ての弦を取り外すと、それまでピアノ内部にかかっていた約20tという力(張力)がゼロになるのですが、全ての力が時間と共にゼロになる前に全ての弦を張り終えてしまえば、ピッチの低下が想像よりも少ないと考えています。

(修理のやり方はそれぞれありますが、、、昔、全ての弦を取り外し、時間を置いて、それまでかかっていた力をゼロにして、そこから全弦を張り替え、最初のチューニングは半音高くやり、1ヶ月放置するとちょうど440Hzに落ち着くと聞いた事があり、実際にやった事もありますが、1ヶ月間お客様が自分のピアノが弾けないのは、ストレスになるかもしれませんよね、そう考え、また、色々なお客様からそうお聞きし、出来る限り現地で作業しようと考えるようになりました)

今後のチューニングのスケジュールは、1週間後が2回、その後2週間後が2回、次は1ヶ月後、それで完成、かな?

過去に同じような感じで修理させていただいたお客様からお聞きすると皆さま、その2ヶ月間位の状態についてさほど違和感は無い、との事でした。


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