【設定】キャラクター紹介 ~ 時子編 ~
私、梶モードの初小説『メニー・クラシック・モーメンツ ~ Many Classic Moments ~(以後、MCM)』ならびに、スピンオフ作品『Evermore』を書き終えましたので、物語上の設定(!?)のようなものを、数回に分けて、ご紹介させていただきたいと思います。
※ ちなみに、前回記事は「こちら」になります~★
今回は、主人公「有季」の理解者「時子」について。
▶ 本 名:有馬 聖(アリマ キヨシ)
▶ 生年月日:1951年04月29日(牡牛座)
▶ 身長体重:174cm× ? kg
▶ 血 液 型:B型
銀座のゲイバー「たいむ」の経営者。
常連客には「時子ママ」の愛称で親しまれている(本名&年齢は非公開…ということになっているが、有季にはバラしてしまったようだ)。
紫色のヘアーと着物姿がトレードマーク。美人。
元外資系の証券マン(東大出)。
トリリンガル(英語/日本語/スペイン語)。
生まれは「石川県金沢市」。
バイセクシャルで、婚姻歴アリ(現在は独身)。
子供は3人(19歳の時に双子。21歳の時に1人もうけている)。
下の子の成人時に妻と離婚。
離婚のタイミングで脱サラし、バーの経営を始める。
有季は時子のお店のオープン当初からの常連客(その頃の有季は早大の大学院生(23歳))。
料理が上手。得意料理は石川県の郷土料理でもある「治部煮」。
有季のことを「ユウちゃん」と呼んでいる。
有季には「時子ママ/ママ」、シュンには「時子ママ/時子さん」と呼ばれている。
時子の ” 元彼 ” に、ハリウッドの第一線で活躍する大スター俳優がいる(その男性が無名だった頃、時子と付き合っていた)。
時子曰く、
「暗闇の ” ティールーム ” でキスをした相手がたまたまその彼だった、というだけのこと。その日はラスベガスのカジノで大負けした後のことだったからよく覚えている。くさくさしていた一文無しのあたしを見かねて、神様が天からビリオン・ダラーを降らせてくれたんだと思うわ。あの夜は特別に月が綺麗だったし…」
とのこと。
物事の判断は常に公平で、有季に対して、時に厳しく叱ることも。
裏設定(!?)として、時子は有季に「片思い」をしている…(物語内で、時子がこっそり想いを伝えているシーンがあるため、そのことに気付いてしまった読者さんもいらっしゃるかもしれませんね…)。
それ故、(有季のパートナーである)” シュン ” のことをあまり快く思っていない(シュンに対して、時子が若干意地悪な態度をとるのは、嫉妬のせい…!?)。
時子と初めて会ったシュンは、彼女のことを「カキツバタのようだ」と形容している。
カキツバタには「可憐な女性が片思いの人を恋しく思っている」という意味(花言葉)をもっているようなので、シュンの ” たとえ ” は言い得て妙なのかもしれない…。
時子のモチーフ:聖母マリア。
MCMにおいて「イエス・キリスト」をモチーフとする「有季」の理解者としての役割を担っている「時子」を、キリストの母親である「マリア」のポジションに割り当てました。
実母とは絶縁状態、かつ、一人っ子の「有季」にとって、時子の存在は、本当の母親以上に強い絆で結びついていたことでしょう。
MCMは「家族のカタチを考えるための物語にしたかった」という想いを、私は「時子」にも背負わせてしまったような気がしています。
…、キャラクター設定 ” 時子編 ” は、以上となります。
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キャラ設定の紹介は、今回の「時子ママ」をもちましてラストとなります~)。
ちなみにMCMに登場するキャラクターのすべてには、細かな設定(背景)があります。「このキャラって〇〇をモチーフにしているのかも~」「このシーンって、もしかしてあのオマージュ!?」…、みたいに ” 謎解き感覚 ” この物語を読んでいただけると、作者として、とても嬉しく思います^^
お時間がございましたら、梶作品を覗いていってもらえると嬉しいです^^