40代で転職するということ、そして転職先でどのように働くとうまくいくのか
こんにちは、48歳になりました、かじゃです。
今年の3月に今の会社(社員数10数名の零細企業です)に転職し、営業企画としてインサイドセールス、マーケティング、企画など、さまざまな仕事をしています。
そして実はその前、昨年の12月に転職して、測定機器メーカーで営業企画として、海外営業と企画の仕事についたのですが、いろいろあって、2ヶ月で退職するという事態に陥っていました。
その前は17年近く印刷会社で営業、その前は出版社や販促会社で営業をしていました。
なんかややこしい書き方ですみません(笑)。
というわけで、まあまあいろんな会社で働いてきました。
そして、この一年は、変化が激しい年でもありました。
今の会社に入り、だいぶ業務や会社にも慣れて追いついてきたというのもあり、
改めて
「40代で転職するということ、そして転職先でどのように働くとうまくいくのか」について考えてみたいなと思い、今回の記事を書いてみました。
2017年ー2019年(41歳ー43歳)
2017年ごろ、当時の上司が突然会社を辞めさせられました。
まあ彼にも色々問題はあったのですが、辞めさせらるきっかけとなった出来事については、彼にそこまで問題があったわけではないので、その決断をした会社に対して、深い不信感をいただきました。
また、2008年のリーマンショックから全然業績が回復せず、何の手も打たない会社の経営陣。
結果、賞与などが雀の涙、もしくは出ない、という状況が10年以上続いている、
そんな状況に、「これはもうこの会社に居続けるべきではない」と考えました。
仕事内容自体は好きでしたし、自分としてやりがいも感じていました。
この会社には2006年に入社していたので、11年ほど働いて、管理職にもなっていたし、会社や同僚、お客さんにも愛着を感じていましたが、
もう限界、と思っていました。
そして、自分としてずっと英語を勉強をしてきて、当時TOEIC800点を超えたくらいだったので、英語を使える海外営業などの仕事にチャレンジしたいと思い始めていたころでした。
ですので、「英語を使える仕事に転職する」を目的として、転職活動を開始しました。
地元の転職エージェント、全国的な会社の転職エージェント、転職サービスなどを活用して活動していました。
が、自分の住んでいるところは東京などの都会ではなく、一地方都市であるのと、自分が引越しできる状況ではなかった(家庭の都合などのため)ので、地元を中心に探していたため、なかなか全国的な規模の転職サービスだと、良い求人数はあまりないな、という感じでしたが、それでも「いいな」と思える求人はありました。
が、現実はなかなか甘くない。
以前の記事でも書きましたが、書類選考で落ちまくる、面接に進める会社は全然なかったです。
かろうじて面接に進めても、採用まではいたらない、という状況が続きました。
2019年ごろにはTOEICのスコアは900点を超えていて、「これはだいぶ評価されるだろう」と自分では思っていましたし、営業としての実績も積んできているので、自信はそれなりにあったのですが、結果はかわらず、良い出会いはありませんでした。
そして、年齢だけ重ねていってしまいました。
2019年ー2022年(43歳ー46歳)
自分自身の環境の変化、そしてコロナもあり、一旦転職活動はストップしました。
ただ、いつか転職するぞ、英語を使う仕事をするぞ、という思いは持ち続けていたので、この時期も英語の勉強含め、スキルアップにつとめました。
英語に関して言えば、英検準1級を取得したことと、オンライン英会話をやり続け、日常会話はだいぶ問題なくやれるようになっていました。
2023年(47歳)転職に成功
2022年の夏頃から(だいぶコロナも落ち着いてきた時期であり、自分の環境も落ち着いてきた時期)、転職活動を再開しました。
こちらも以前の記事で書きましたが、以前の活動では使っていなかった、リクルートエージェントさんに協力いただいて、転職活動を進めていきました。
正直、この転職活動も苦労しました。書類選考にはなかなか通らず、おそらく200社程度エントリーして、書類にとおったのは10社程度ではなかったかと思います。
そして、1年ほど、応募しては落ちる、を繰り返していました。
が、タイミングがよかったのか、地元の会社で、英語を使う営業企画としての仕事に応募したところ、とんとん拍子で進み、採用していただけることになりました。
2023年9月ごろに決まり、当時つとめていた会社を2023年11月末で退職、そして、2023年12月から、その会社での勤務がはじまりました。
2023年12月ー2024年2月 転職先で仕事と人間関係に苦しみ、2ヶ月退社
憧れていた英語を使う仕事にようやくつくことができた!
それはとても嬉しかったことを覚えています。
そして、まだまだ自分には英語力が足らないことはわかっていましたので、転職が決まってからも英語の勉強を続けていましたし、入社してからは、必要だと感じた技術英語の勉強もしていました。
就職した会社は、測定機器を製造・販売する会社でしたが、日本だけでなく世界に向けて販売していました。世界シェアもそれなりにありました。
そして、営業マンはいない会社で、販売はすべて代理店を通して、という形でした。
ただエンドユーザーに情報を届けるために、HPを通しての情報展開に力を入れていて、私の仕事はそれらHPなどにおけるコンテンツ制作、SNSの運営、広告作成、あとは海外代理店とのやりとり、などでした。
同じ部署に属しているのは私を含めて3名。
1名はマネージャー、1名はメンバー。2人とも私より10歳以上年下で、マネージャーは入社5年目くらい、メンバーはまだ1年たったくらい、でした。
最初から、「ん、この二人、人間的にあわないかも」とは感じていました。
が、仕事たるもの、合わない人がいるのは仕方ない、友達じゃないんだから、わりきっていけばいい、と思っていました。
会社の他の人では、いい人もいましたし、基本悪い人はいない会社でした。
が、「みんなで助け合う」という文化がない会社で、かつ、「業務効率」と「生産性」を求める会社だったので、みんな時間に追われて仕事をしていて、どこかギスギス感がある会社だな、と感じました。
今思えば、面接時に、このあたりもっと探っておくべきだったなとは感じます。
一緒に働く人の大切さ、わかっているようで、わかっていませんでした。
で、私は今まで、広告や印刷、販促などの分野にいたことと、「機械関係」はあまり好きではない=苦手ということもあり、
会社の製品について、なかなか理解が深まらないという状況でした。
入社後、会社の製品についてしっかり教えてくれるのかなと思っていたのですが、実際には数時間のレクチャーがあっただけ。
それだけで、入社3日後くらいから、海外のユーザー問い合わせのメール対応を行うことになりました。
また、入社2週間目くらいからは、新製品の広告作成や、HPの記事作成などを行うことになりました。
最初は面食らいましたが、なんとか食らいついていかねば!と思いましたし、47歳の人間を採用しているのだから、即戦力を求めているはずですし、なんとか結果を出していかねば、とあせりながら、業務を進めていきます。
英語に不慣れ、製品にも不慣れ、なので、ユーザー対応について、かなり不安がありました。
チームのメンバーやマネージャーに聞きながら進めていくのですが、
前述したように、「協力しながら助け合う」という文化が少ないこと、そして「人間的に合わない」二人だったこともあり、なかなかうまくコミュニケーションができない、そしてミスが発生する、という悪循環に陥ってしまいました。
質問すると、「これ前も言いましたよね?自分で考えてください」とつっぱれられる。
質問すると、人を馬鹿にしたような表情をされ、「なんでこんなこともわからいんですか?また同じミスですよね」と言われる。
まだ入社して、1ヶ月半などしかたっていないのに。
さすがに病んでしまいました。
まあ、まだ病みきってはいませんでしたが、このままの状態が進むと、自分にとってもよくないし、毎日くらい顔をみせてしまう家族にもよくない、そう思い始めました。
そして、退職を決意、会社に報告し、2ヶ月の勤務を持って、退社することに。
まさか、こんなことになるとは、2023年9月に「採用」の連絡をもらったときは、予想もしていませんでした。
2024年2月・無職の47歳・再びの転職活動
ある程度の蓄えもあるので、無職についてはそれほど問題はなかったですし、家族からは「ゆっくりすればいいよ」と言われましたが、自分としては、40代後半の転職活動の大変さをみにしみてわかっていますので、「無職期間は長くしてはダメだ」と思っていました。
前の会社の退職を決めてから、また転職サービスに登録し、活動をはじめます。
今回はハローワークでも登録して、とにかく「働くこと」を目的で転職活動をすることにしました。
英語を使う、という仕事に対する未練はありましたが、そこは一旦おいておいて、「自分のことを必要と思ってくれる会社」「無理なく働ける会社」「人間関係がよい会社」そして、「地元の会社」を探しました。
なぜかわかりませんが、今回の転職活動、書類選考に通る率が高まりました。
退職してすぐ、毎日面接で予定がうまっていきました。
結果、今の会社で採用されたのですが、他の会社でも採用をいただいたりもしました。
今の会社を選んだ理由はいろいろあるのですが、一番は、面接してくれた人たちの印象がとてもよかったことでした。
この人たちであれば、一緒にやっていける、と思えました。
面接時も、自分から「一緒に働く人たちがどういう人たちかを重視している」と伝えていましたし。
2024年3月・新しい会社に就職・そして半年が過ぎようとしている今思うこと
今の会社については、色々書いてきているので、ここでは割愛しますが、
今思うことは、
「会社や、同僚たちが僕のことを必要としてくれている」ということです。そして、それは、とてもうれしいことだし、40代からの転職にとっては、とても大事なことだということです。
もちろん、自分でそういった状況を作り上げていかないといけませんし、自ら動かなければ、そうはなりません。
ただ、そういったウェルカムな意思表示をしてくれて迎えてくれる会社でないと、なかなか難しいと思うんですよね、40代からの転職って。
40代、なかなか微妙な年齢です。
もちろん新しいことを始めるには、まだ間に合う年齢です。
ただ、今までの経験を捨て去ることは難しいし、今までやってきたことへの自信みたいなものがあるからか、うまくいかないと、変にプライドが傷つけられます。
プライドを捨てて新しい環境に飛び込んでいけば、まわりから叩かれても、けなされてもやっていけるのでしょうけれど。
僕にはそれはなかなか難しかったです。
だからこそ、自分が自分としていられて、まわりも「いてほしい」と思われる、そういう会社にいくことができれば、より成長できる、よい循環を生み出せるのではないでしょうか。
今、新しい会社に入ってもうすぐ半年を迎えようとしていますが、
会社に対してのちょっとした不満などは出てきてしまう時期でもあります。
もやもやがないかといえば、嘘になります。
でも、一度失敗してしまった自分を採用してくれた、自分のことを必要だと思ってくれている場がある、
そこに対しての感謝を忘れず、がんばっていきたいなと思っています。
だいぶ長くなってしまいました。。。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!