銭湯レビュー番外編1 音威子府住民保養センター 天塩川温泉
銭湯レビューサボってました(スライディング土下座)
ちょくちょく銭湯には行っていましたが、「後でいいや」という怠惰の極みみたいな理論を振りかざして3ヶ月更新を止めてしまいました。
そんなこんなで3ヶ月ぶりに紹介するのは、北海道・天塩川温泉です。本物の温泉であり、日帰り入浴のできる宿泊施設という面ではちょっと「銭湯」とは外れるものですが、番外編として紹介していきます。
音威子府住民保養センター外観
天塩川温泉は北海道の道北、音威子府(おといねっぷ)村に所在しています。「温泉」ではありますが、温泉施設はこの1軒のみという超ミニマム温泉です。
見た目は普通の温泉施設、シンプルながらも綺麗に保たれています。
チケットはフロントで買う…のではなく、レストランの食券販売機で買う仕組み。トラップ感がありますが、入口横にあるのでそんな迷わないはず。
脱衣場は小規模な温泉施設ということもあり、広いという訳ではありませんが、棚は大きめで小さなスーツケースぐらいなら余裕で入ります。
ただ、鍵はないので、脱衣場入口付近にあるロッカーに貴重品だけ放り込んでおきましょう。
シャワーは10台ほどあり、余程のことが無ければ余らないハズです。シャンプー・リンス・ボディーソープは完備なのでフロントでタオルの購入(150円)をすれば手ぶらでも入れる至れり尽くせり仕様!
内湯は通常の湯船とジャグジーの2種類。源泉自体の温度が高くないので39℃とぬるめの設定。ついつい長湯してしまいます。
で、天塩川温泉の最大のポイントは露天風呂です。
この画像を見てくれ。こいつをどう思う?
すごく…雄大です…。
とも言わんばかりの風景が広がります。画像は駐車場から撮ったものですが、露天風呂からもこれと変わらない景色を見ることができます。
天塩川のゆったりとした流れ、緑豊かな丘陵を堪能しながらの入浴は格別です。温泉は炭酸泉なので、身体にシュワシュワとした感覚が広がり、温かくも爽快な肌感覚が味わえます!
ただこの露天風呂、冬期は閉鎖になり、内湯だけの運用になります。
冬期はこの地域の気温はマイナス2ケタはザラ、雪もドッカリ降るとなるとまあ当たり前ですよね〜ってなります。こんな時期に露天風呂入ったら風呂入る前に凍死すること請け合いでしょう。
休憩所もしっかり完備されているので、湯上がりに自販機で買ったジュースや酒を飲みながらぼんやりと過ごせます。
こんな最高の施設ですが、一つ欠点が。
公共交通機関の便が恐ろしく悪い。
天塩川温泉の施設自体は最寄りであるJR宗谷本線・天塩川温泉駅から徒歩10分程度で、駅からのアクセス自体は悪くありません。
問題なのが天塩川温泉駅までのアクセス。
一 日 普 通 列 車 上 下 そ れ ぞ れ 4 本
天塩川温泉駅
駅の施設自体も、本数も「温泉」と付く駅の中で日本一のショボさと言っても過言ではありません。もちろんJR宗谷本線を走る特急宗谷・サロベツなんて停まるわけがありません。
ただ、救いがあるとすれば、特急停車駅である音威子府(おといねっぷ)駅から無料の路線バスが5本出ていることです。
音威子府駅
https://www.vill.otoineppu.hokkaido.jp/kakuka/sangyoushinkou/syoukougyou/2017-0315-1647-20.html (リンク先音威子府村地域バス時刻表)
特急と路線バス、普通列車と路線バスの組み合わせで何とか効率的に回れなくはありません。
ですが、泉質と露天風呂の景色の良さは日本随一です!場所こそ悪いですが、それを乗り越えていく価値もあります。
レストランもある(14:00-17:00休業)ので、腹ごしらえも可能です。音威子府駅で有名な立ちそば屋さんの麺と同じ麺を使った音威子府そばもここで召し上がれるので是非一度来訪してみてください!
天塩川温泉採点
・広さ度…★★★
・レトロ度…★
・風呂の熱さ加減…★★★★
・サービス充実度…★★★★
天塩川温泉基本情報
・入湯料金…450円
・定休日…年中無休
・営業時間…10:00~20:00
・タオル販売…あり(150円)
・牛乳販売…なし
・シャンプー・ボディーソープ…あり
・ドライヤー…あり(無料)
・ロッカー…鍵なし・貴重品ロッカーあり
アクセス
JR宗谷本線・天塩川温泉駅で下車し、駅出口を右に曲がり突き当たりを左折し天塩川を跨ぐ止若内橋を渡ると右手に見えてくる。(徒歩10分)
JR宗谷本線・音威子府駅で下車し、駅前の音威子府交通ターミナルから出る音威子府村地域バス(運賃無料)で天塩川温泉行きに乗車し終点・天塩川温泉下車。バスはワンボックスカータイプなので間違えないよう注意。(バス25分)
※このレビューは2019年6月現在の情報です。
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