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【ケアマネ】適切な距離感で支援しよう!

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

ケアマネとして利用者・家族の相談に乗るときのコツをお伝えしたいと思います。

これは私自身も実践していることですし、最近私がハマって繰り返し読んでいる認知行動療法の本にも書いてありました。
※ハマったのでもう一冊別な本も買ったよ(笑)

この記事は
・(新人)ケアマネさん
・相談を受ける仕事をされている方

の参考になるように書いていきます。


一定の距離感に注意しよう


このフレーズは結構聞いたことがあるのではないでしょうか?
人によっては「初めから距離感意識するって何だか冷たいよね」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

ケアマネや相談業務を生業としてる方々は、本心を言えば相談を頂いた人に全力投球で関わりたいと考える方々が多いと思います。

ケアマネで言うなれば、利用者・家族が悩んだり苦しんでいる姿を見るのは辛いです。
「何とかしたい!手助けしたい!」
という気持ちが湧くのは良く分かります。

でもあえて言います。

必ず距離感を保ちましょう。これは相談を受ける側だけの話ではなく、利用者・家族の為でもあります。
それをこれから説明します。


利用者・家族の「力」を抑えてしまう


利用者やそのご家族自身が乗り越える力がある。先ずはそれを前提におくことです。

悩んだり苦しんだりする姿を目の当たりにすると自ら動いて助けたくなります。
自分が動いて解決して差し上げれば、きっと悩みや苦しみから一時解放されるでしょう。

しかし、次にまた同じような時に同じように助けないと解決できなくなってしまうかもしれません。

必要以上に手を出しすぎることで「あなたの力では問題は解決できない」とイメージを植えつけてしまう可能性もあります。

そう読み取ってしまえば、ますます自信がなくなって自分達で問題を解決しようとはしなくなるかもしれません。


ケアマネ自身のメンタルを守ろう


利用者・家族の為に常に全力投球をすれば、ケアマネ自身のエネルギーも枯渇します。

すると、段々と心が疲れ…身体が疲れ…と負のサイクルに突入します。

そうなってきた時には冷静な判断が取れなくなるので、結果的にまた相談が来れば全力でぶつかりにいく。

これを繰り返して疲れきっているケアマネを何人も見てきました。

だからこそ支援する為の距離感は大切なんです。

その時は「冷たいかな~?」と思ってもしっかりと適切な距離感で付き合えば、最終的には利用者・家族にとっても最適な支援に繋がりますし、ケアマネ自身にも適切な仕事に繋がると思います。

その為にはケアマネは自分の時間も大切にして、しっかりと時間を区切りましょう。


自分を俯瞰して見る為の相談相手を作ろう


一生懸命になりすぎると周囲どころか自分が見えなくなります。
そうなった時にストップをかけてくれる相談相手を見つけておきましょう。

私自身、そのような相手がいなかったので今の精神状態を身に着けるまで本当に苦労しました。

暴走した時に止めてくれる、相談できる相手がいるという安心感は相談援助を行う職業の方には大切な存在だと思います。

職場の人や友人にその役割を担ってもらっても良いと思います。
しかし、なかなか仕事の本気の悩みを近い関係の人に相談するって抵抗感がある方もいるかもしれませんね。

その場合は多少のお金を払って、相談窓口を作るのも一つの手立てだと私は思います。もちろん適切な自己投資の範囲内としてです。


まとめ


利用者・家族と適切な距離感を保ちつつ支援を行うのは、長く相談援助を行う職種の方には必要なことだと思います。

特に自分の時間を使ってまでも相談を受けようとするのは禁物です。
必ず燃え尽きる時がくると思います。

そうならないように適切な距離感を保つことと、自分自身が相談できる相手を作っておくこと、そして自分自身が「楽しむ」時間を作るようにしてくださいね。

仕事のことばかり考えていては息が詰まってしまいますから。

認知行動療法は相談を受ける際にも、自分自身に活用するにもとても良い知識だと思います。

自ら学んでみたい方にはこちらの本がお薦めです。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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今日はこの辺で。

ではまた!!



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カイゾウ@現役在宅ケアマネ15年×コーチング1年❗
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