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「ケアマネ資格」取るべきか否か?

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は「ケアマネジャー(以下:ケアマネ)の資格は取るべきか否か?」をテーマに書いてみたいと思います。

先に結論から書くと私は「取っておいて損はない」と思っています。

若い方は特に。
ちなみに私は20代でケアマネを受験し20代からケアマネをしています。

自分の経験上でも資格は取っておいて良かったと思いますし、介護業界で働く友人から相談を受けた時も「早くに取っておいて損はない」と伝えています。

これからその理由を書いていきます。
お付き合いください。


一生介護業界で働くつもりなら


介護を仕事にしていても、長く働くつもりがないのであればケアマネの資格がなくても良いのだと思います。

長く働くつもりでも「私は一生現場で頑張りたい」であったり「ケアマネは一生やりたくない」と理由のある方もいるでしょう。

では明確にいくつまで働くつもりがありますか?

50歳・60歳の方でも現場で頑張っている方も多くいらっしゃいますが、身体に鞭を打ちながら頑張っているように見えます。

色々な働き方があるので「身体介護」をしないで介護に関わる方法もあると思いますが、それではなかなか「稼ぐ」ことには繋がらないでしょう。

「処遇改善があるから」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、一生同じ場所で働ける保障もその加算が未来永劫続くかどうかも今のご時世ではわかりません。

資格を持つ=選択肢が増える

私は現場で介護をしながら働くのも好きでしたが、正直慢性的な腰痛に悩まされ「これを一生、ましてや40歳を超えてまでやるのは無理だ」と感じて早々に資格を取得しました。

資格を取得しても実際に使わなければ宝の持ち腐れ


ケアマネの資格を取得しても使わなければ意味がない。
確かにそうだと思います。

看護師やリハ専門職などの基礎資格がある方がケアマネ資格を取得されるのも「学びを深める為」だと思います。

実際に試験勉強に出てくる内容が実務の役に立つかと言われれば、他の資格同様に「実務を理解出来ていなければ意味がない。」と私は思います。

テスト勉強の問題に正確に答えられても、それが実務に活きるか否かは正直疑問も多いです。

「資格は取ったら活用する」
これが大前提だと思います。

ということはケアマネ資格も持っているだけでは意味がない?

私は少し考え方が異なっています。ケアマネ資格は持っているだけで以下のようなメリットがあると思います。

  • 活かしたいと思った時に研修を受ければ活用が出来る

  • 試験項目は介護に関わる方すべてに理解して貰いたい内容

  • 「いつでも現場を離れられる」という安心感に繋がる

ケアマネ試験に合格していれば、すぐにケアマネとして働かなくても、働きたいと思ったら年度始めに「実務研修」を受ければ良いわけで…。

ケアマネ試験で学ぶ内容は、ケアマネだけではなく介護に関わるすべての方に知って頂きたい内容だし…。

安心感の「保険」的な役割として資格を持っているのもアリだと私は思っています。

働くなら早いに越したことはない


ここまでは「ケアマネの資格」は持っていても損はないというお話をしましたが、それと実際に働くことは少し意味合いが変わってきます。

ケアマネとして働き始めたら「長くケアマネとして働いていきたい」と考えている方は「早いうちに」働くことをお勧めします。

ケアマネの平均年齢は年々上がっており、2021年には54.5歳になりました。

「平均年齢が高いから50歳超えてからやるのも良いか」

と考える方もいらっしゃると思いますが、正直そのような考え方で実際に50歳を超えてからケアマネをやったら長く続けるのは難しいかもしれません。

利用者・家族とのコミュニケーション然り、ケアプラン作成を始め書類作成に要する時間然り、マネジメントをする為の様々な考え方・連絡調整など覚えることは山積みです。

ケアマネの厳しい所は「1年目だろうが一人で行う仕事が多い」ということ。

誰かがマンツーマンで常に助けてくれることはありません。

私が一緒に働いているベテランケアマネ達も非常にエネルギッシュな方々ですがそんな人達ですら「50歳超えたら本当にキツイわ。何より頭が働かない。悔しい!!」と嘆いているのを聞くと50歳を超えてから初めてケアマネをやるのは相当の覚悟が必要かもしれません。

そう考えると私のおススメは

  1. 受験資格が発生したらケアマネを受験

  2. 早い段階で一度ケアマネをやってみる

  3. 1~2年続けてみる

  4. その時の心境で将来の方向性を考える

20~30代でケアマネ試験を受験し早々に資格を取り、一度ケアマネをやってみる。1~2年続けてみるとケアマネが自分に合うか否かが分かると思うので、そこで「若いうちは現場で頑張る」や「このままケアマネとしてやり続ける」「ケアマネとして働く選択肢は除外」など将来の方向性を考えてみても良いのかなと思います。

「ケアマネは大変」「ケアマネはキツイ」「ケアマネは割に合わない」等と言っている方の多くはケアマネをやったことがない方、もしくは職場環境に恵まれなかった方が多いのではないかと思います。

やる前から選択しから外すという勿体ないことはせずに、介護業界で働いていくつもりがあるならば一度ケアマネを経験してみて頂きたいと私は思います。

今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。


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カイゾウ@現役在宅ケアマネ15年目
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