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アセスメントの時にケアマネが意識していること
どーもカイゾウ(@kaizo777)です。
今回は「アセスメントの時にケアマネジャー(以下:ケアマネ)が意識していること」をテーマに書いてみたいと思います。
結論から先に書くとシンプルに「利用者の困りごとを明確にすること」です。
利用者の生活状況等を伺い、課題を抽出しどのような支援が必要かを明らかにするのがアセスメントです。
その上で重要なのが「利用者が今何に困っているのか」を利用者・家族に気づいて頂くことが大切になります。
今日はそんなお話です。
ケアマネの主観だけでは動けない
アセスメントの時に「この利用者の生活を阻害しているのは○○だ」とケアマネは早い段階で気づきます。
例えば「一人でいる時間が長いことで意欲低下や認知機能の低下が見受けられる」とか「適切な運動が出来ていないから筋力低下が顕著だ」などの問題点にはすぐに気づきます。
経験の長いケアマネだと初めて訪問させて頂いた利用者・家族と30分~1時間程お話させて頂ければ大体の問題点には気づいていると思います。
とは言えそれはあくまでケアマネの経験を踏まえた「主観」です。
例え支援させて頂くイメージがケアマネに出来たとしても、そもそも利用者が「困っていなければ」サービスに繋ぐことは出来ません。
本人の訴えを元に困りごとを明確にする
明確に自分達の困りごとを発信できる利用者・家族は問題ありません。アセスメントの直後に早々にサービスに繋ぐことが出来ます。
ただ、明らかに問題点があるのに利用者・家族がそれに気づいていないケースも少なからずあります。
そんな時は利用者・家族と話をしながら1つ1つ「困っていないか」確認を取っていきます。
すると「実は最近物忘れが気になるんだよ」や「最近よくふらつくんだ。転んではいないけど…」など思いついたことを吐露してくださることがあります。
本人・家族が「なんとなく変だな」と感じてはいるものの誰にも言っていないことや普段思ってはいるけど発信していないことを吐き出して頂くように私は意識して面談をするようにしています。
「吐露」して頂くことが大切で可能な限りケアマネが気づいたことを突き付けるのではなく、本人・家族に自ら気づいて頂くことが理想的だと思います。
自ら「気づき」「行動した」という気持ちが大切
ケアマネが勧めたことを行動に移すよりも、利用者・家族が自ら「気づき」「行動する」ことで大きな改善に繋がる可能性があると思います。
人に言われてやったことは、責任が「他者」になる可能性があります。ケアマネに勧められて行ったことは「ケアマネ」に責任が向く可能性がある。
信頼関係が築けている状況であれば、問題はあまりないのですが、新規もしくは関わり始めて間もない時には可能な限り自ら気づいて頂けるように注力します。
何より信頼関係のない中で勧められて始めたことって長続きしません。
何事もそうですが、結果に繋げるまでに時間が掛かります。
時間が掛かるからこそ自ら気づき行動したという事実が必要になると私は思います。
困りごとに気づいて頂く為に重要なのは、傍から見て「困難」に見える事柄を本人・家族がどう感じているのかを聞き出すこと。
本人・家族から話を伺い、どう聞き出しても「困難」を「困難」と感じていないのであれば「今」はそれで良いのだと思います。
「リスク」については知って頂いた上で、私は利用者・家族が困難と感じていないことはスルーします。
そういう会話を繰り返しながら、利用者・家族が「気づいた困りごと」に対して介護サービスが必要か否かを利用者・家族に確認し、希望があれば利用できるように調整に入る。
私(ケアマネ)はそんなことを意識しながら利用者・家族からアセスメントをしています。
どなたかの参考になれば嬉しいです。
今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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