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ケアマネの担当件数と働き方

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

ケアマネジャー(以下:ケアマネ)が1人で担当できる利用者数の上限は現在44件。ICT等を活用していれば49件まで担当できるようになりました。

担当件数の細かいことについては調べれば簡単に出てくるので気になる方は調べてみて頂きたいと思います。

始めに、担当出来る件数が増えたとは言え、実際に無理なく担当できる件数の平均値は何件なのかを私なりに考えてみたいと思います。

先に結論を書くと「ケアマネの個々の力量によって異なる」です。

とは言え居宅介護支援事業所を運営している会社(法人)としては個々のケアマネが利益を出せる件数を持ってもらいたいと思うのは必然だと思います。

では一人当たりのケアマネが何件担当すれば黒字化するのか?これも事業所の規模や所有する社用車の台数、PCやスマホ等会社が負担している物が多ければ多いほど担当件数が増えなければ黒字化はしません。

ケアマネとしては「件数は適度に定時で帰りたい」と思っていても、会社としてはそれを全員に許してしまえば事業自体が成り立たない。

だからこそ、私は全居宅介護支援事業所が「歩合制」を採用した方が良いと思っています。

しかし、歩合にするにも「最低担当件数」と「固定給」の設定が必須になるでしょう。

これも事業所の規模等々先ほど書いた点が関わってくると思いますし、固定給がケアマネが希望する最低限の金額になっていなければ「歩合制」を好まないケアマネもいるでしょう。

何が言いたいかというとケアマネの「お給料はたくさん貰いたいけど担当件数はほどほどに定時で帰りたい」はあり得ませんし、事業所 (会社)の「所属している全ケアマネに同じ給料で担当件数上限まで持ってもらいたい」もあり得ない。

ではケアマネ側に焦点を絞って、自分がケアマネとしての「やりたい」仕事を行う為に明確にすることを考えてみたいと思います。

先ほど書いたように「お給料はたくさん貰いたい、担当件数はほどほどに」は基本的にはあり得ません。ではどちらに絞るのかという話。

でも絞るにしても「やりたい」仕事に繋がりやすいのはやはり「歩合制」を採用している事業所(会社)だと個人的には思います。

歩合制を採用している事業所(会社)であれば、お給料を増やしたければ担当件数を上限いっぱいまで持てばいいし、件数をほどほどにしたければお給料もほどほどに自分のペースで仕事をすればいい。

ただ「お給料をたくさん貰って定時で帰る」は自分の努力次第である程度は出来ると思っています。

例えば「タイピングスキルを上げて記録を素早く残す」「文章力を上げてケアプランを素早く作る」「スケジュール調整を上手くやって業務を確実に端的に行う」等々。

もちろんこれらが出来るようになるにはある程度の年数は必要だと思いますが、努力すれば確実に出来るようになると私は思っています。

「お給料をたくさん貰って」という点において、やはり歩合制を採用していない事業所(会社)では担当件数がいくら増えてもお給料は変わらないので難しい。

だからこそ「歩合制を採用している」というのをケアマネとして自分が働く職場の選定理由にしても良いのではないかと私は思います。

最後に、お給料が何年勤めても件数上限持っても大して変わらずケアマネ自身が疲弊していく事業所(会社)は確実にあります。

会社に所属している以上会社のルールに従う必要がありますが、ケアマネという仕事は好きなのにお給料や担当件数に不満がある人は「下調べ」をした上で思い切って「転職」を検討してみても良いかもしれません。

ケアマネという仕事が好きならば是非潰れず続けてほしいと私は思います。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

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カイゾウ@現役在宅ケアマネ15年×コーチング1年❗
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