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【ケアマネ】生活をする上での突発的な相談事に対して!
どーもカイゾウ(@kaizo777)です。
今回はケアマネジャー(以下:ケアマネ)にきた利用者(・家族)からの相談事に対して私見を書いていきます。
この場合の相談事というのは「介護」とは直接関係のない相談事を指しています。例えば「自宅の電話が繋がらなくなった」「電球が切れてしまった」などです。
特に独居高齢者や高齢者夫婦からこのような相談事は時折ケアマネにくると思います。
今回の記事は
・ケアマネさん
・利用者家族さん
・介護サービス事業者さん
の参考になるように書いていきます。
「とりあえず訪問」はやめた方が良い
このような相談が来た場合、「とりあえず訪問して~」と考えるケアマネもいると思います。
訪問した方が現状も把握できるし、行って解決した方が早い場合も多いです。
ただ毎回訪問して「相談事」をただ解決するだけなら「ケアマネ」が行く意味はありますか?
今回の相談事はあくまで介護に関わる直接的な相談ではなく、高齢者だからこそぶつかる生活上の相談です。
理想を言えば利用者自ら解決できるのが望ましい。
もしくは利用者家族(子供/親族)や近所の方が解決するのでも良いと思います。
その都度ケアマネが自ら行動して解決するだけでは「ただの親切」で終わります。
なぜケアマネ自ら訪問することをここまで止めるかというと
①利用者にとってそれが当たり前になる
②利用者・家族・近所などで解決できることはしてもらう方が良い
③同じようなことがあっても解決できる対策がなければ意味がない
からです。
では一つ一つ書いていきます。
利用者にとって当たり前になることのリスク
突発的に起きたちょっとした問題に対して、ケアマネに連絡をすればすぐに来て解決してくれると利用者が思った場合。
今後何かあれば「ケアマネに連絡すれば良い」になる可能性があります。
その場合、それで良いと考えるケアマネであればその都度行けば良いかも知れませんが、本来それはケアマネの役割ではありません。
ケアマネとして普通に仕事をしている人が担当になり、同じことを利用者がケアマネに言った場合「行けません」と返答すると思います。
その場合利用者はどうなりますか?「前の人(前任ケアマネ)は来てくれたのに」とその担当ケアマネに言うでしょう。
でもこれって現任ケアマネは悪いでしょうか?もしくは利用者は悪いでしょうか?誰も悪くないですし、むしろどちらも被害者です。
言うなれば、しっかりと説明し自ら解決する手立てを考えてこなかった前任ケアマネに原因があります。
もっと突っ込んだ言い方をすると、その利用者が存命のうちはずっとあなたが担当しますか?ということになります。
それほどまでに「とりあえず行く」を繰り返すことは危険です。
利用者・家族・近所の方で解決するのが望ましいことの意味
介護保険で補えない部分の相談に関して、もしくは介護保険で補えるとしても本人や家族・近所の方等で補えることであれば補い合った方が良いと思います。
介護保険だけでなく、今後は自助・互助が広まる社会に再びなっていくと思いますし、そうすることで地域包括ケアシステムの構築にも大きな意味が出来ると思います。
利用者自ら、家族や地域に発信しそれを家族や地域が解決する。これって立派な自立支援だと私は思います。
出来ないことをただ解決するのは簡単です。でも利用者が出来る可能性を最大限活かして出来ることをやって頂く。この考えって重要だと思います。
例えば家族が遠方で来られない場合であっても「電話が繋がらない」などの問題であれば、電話会社に連絡して頂いて解決出来る場合もあると思います。
生活状況を知って頂くきっかけ作りにもなるかもしれません。
「問題を解決する」ではなく、「どうすることが今後に繋がるか」をケアマネは常に考え続けたいです。
問題が起きた時に解決できる力がなければ同じことの繰り返し
高齢になればなるほど、問題解決能力も低下してしまうのは仕方のないことです。問題を解決することが億劫になる気持ちもわかります。
そんな時、ケアマネを頼って頂けるのは嬉しい限り。本来であればその都度お手伝いに行きたいと思う気持ちは痛いほどわかります。
私自身それが出来ればやって差し上げたい。
ただ、それをすることが利用者の為には繋がらないと考えるからこそこのような私見を長々と書いています。
例えば「電球が切れてしまった」という相談を頂いた時、すぐに今後も同様のことが起きた場合に解決できる策が思い立っているのであれば訪問をして伝えるのもアリです。
むしろ生活上の問題が起きた時、利用者自らどうしたらその物事が解決できるかを一緒に考えて対策をする。
そこまでしてやっとケアマネの仕事になると思います。
ただ「電球を交換」するだけでは同じことを繰り返すだけです。
まとめ
介護とは直接の関係がない相談事に対して私見を述べさせて頂きました。
日常生活における問題(ライフライン)に関することであれば、訪問介護が日常的にサービス提供している方の場合、ヘルパーに支援をしてもらうのも手段の一つです。
今回私が一番伝えたかったことは「自立支援」についてです。
これはそれぞれ考え方や思うことなどあると思います。今回の記事をあくまで「私見」とさせて頂いたのもそういう意味があります。
今日も長文にお付き合い頂きありがとうござました。もう少し端的に伝えられるように努力します。
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今日はこの辺で。
ではまた!!
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