ケアマネ13年間を簡潔に振り返る
どーもカイゾウ(@kaizo777)です。
今回は「ケアマネジャー(以下:ケアマネ)13年間を簡潔に振り返る」をテーマに書いてみたいと思います。
こうして発信を始めてから私の名前の横には「在宅ケアマネ〇〇年目」と書き続けてきましたがとうとう先月末で14年目に突入しました。
ケアマネをやり始めたのは29歳の頃。
それから丸13年が経ち私自身も42歳になりました。
こうして数字に現すと1つの職種を13年続けるってなかなかですね(笑)
まずは自分で自分を褒めたいと思います。
13年ケアマネを続けてきて私は何が変わったのだろう?振り返る機会として今回は記事にしてみたいと思います。
宜しければお付き合いください。
利用者と1時間会話をすることを目標にしていた
私はケアマネをやり始めた当初。今以上に人と話をするのが苦手でした。
今でこそマンツーマンであれば誰とでもそこそこに話が出来るようになりましたが、ケアマネを始めた頃はコミュ障の極みのような人間だったので訪問の前日から利用者との会話を悶々と考えていました。
ケアマネは基本一人で訪問し、利用者・家族と「仕事」として話をしなければなりません。
コミュ障の私としてはそもそも「世間話」すらハードルが高いのにケアマネとして訪問し「仕事」としてコミュニケーションを図るなんて何をしたら良いのかすら分かりませんでした。
初めは15分もすると何を話したら良いのか分からなくなり必死に会話を探していました。
今でこそ「引き出し」があるので、利用者・家族と話をしようと思えば1時間でも話をすることは容易です。もちろん利用者・家族の人柄に合わせて早く切り上げる場合も多々ありますが、今も極力時間は作るようにしています。
当時はとにかく利用者・家族と上手くコミュニケーションを図れるようになりたい一心で「1時間会話をする」というのが毎回の訪問の目標でした。
専門職との会話も毎日が緊張の日々
利用者との会話が少しずつスムーズに出来るようになると様々相談を受けるようになりました。
特に私の勤めていた病院の他部署について聞かれることも増え、私からその部署に問い合わせる機会も増えていきました。
病院にいる専門職と言えば「医師・看護師・リハビリ専門職・医療ソーシャルワーカー」等々です。
ケアマネとして各部署に問い合わせる時、その相手となるのは各部署の役職者です。
ペーペーで知識もない新人ケアマネが各専門職の役職者に質問をするだけでも胃に穴が空く思いでした。
ましてや部署に直接訪ねて周囲に人がいる中で問い合わせをする場面などは内向的な側面の強い私としては緊張で頭が真っ白になりました…。
でも逆にこの専門職とのやり取りが今に活きていると思いますし、利用者と話をすることが緊張から癒しに変わるきっかけにもなったと思います。
13年前と今の違い
13年前の私と今の私。何か変わったことはあるか?
根本的には変わっていないと思います。コミュ障は今もそうですし、内向的な側面はそのままです。
ただ、何1000回と繰り返し利用者・家族と面談を繰り返してきたことで「苦手を克服した」のではなく「慣れた」のだと思います。
外向的になりたいと思った時期もあり、その点は精一杯努力はしましたが、結果として内向的な人は外向的な人にはなれないという結論に至りました。
今読んでいる本(静かな人の戦略書)を読んで更に納得したのですが、脳の特性なのでそもそも変えることは出来ません。
でもケアマネという仕事はむしろ「内向型」の人の方が向いているようにも思います。
物事を深く考えがちで慎重で用心深く、相手の話を聞くのが好きで、一人で仕事をするのも苦にならない。
このような特性のある内向型人間はまさにケアマネにピッタリの特性だと私は最近思うようになりました。
13年経った今もケアマネをやり始めた当時よりも楽しくケアマネの仕事が出来ているのは私が内向型だからかなと思っています。
「私も内向型だ」と思うそこのあなた!ケアマネを未来の仕事に選んでみるのは如何ですか?(笑)
というわけでこれからもケアマネとして精一杯利用者・家族を支えていきたいと思います。
今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。