ケアマネが依頼をする時は「良いところ」を伝えよう！

どーもカイゾウ(＠kaizo777)です。

今回の記事はケアマネジャー(以下:ケアマネ)がサービス事業所さんに「ちょっと大変な利用者」のサービス提供を依頼する時に受け入れてもらいやすいコツをお伝えしたいと思います。

私自身「困難ケース」という表現の仕方は好きではないのですが、それでも中には自宅内がゴミで溢れてしまっている利用者や同居している家族がパンチの効いている人だったりとクセ強めな利用者・家族も一定数いらっしゃいます。

どんな利用者・家族でも基本的には「大変だから」という理由でケアマネはもちろんのこと、サービス事業所も断ることは出来ないのですが、それでも理由をつけて断ってくる事業所もあります。

その気持ちもわかります。

正直事業所に入る金額が同じなら、大変な利用者・家族の支援は避けて一般的な利用者・家族を支援した方が良い。まぁそう思うのは普通かと…。

だからと言って全事業所がそんな考えでは介護の世界は成り立たない訳で…。多くのサービス事業所は大変でも支援をしてくれています。

それならケアマネとしてサービス事業所が「いっちょやったろうやないかい！！」と思うような依頼の仕方をしたらどうでしょう？

多少大変な利用者・家族でもサービス提供したくなる依頼の仕方をシェアしたいと思います。

前置きが長くなりましたがこの記事は
・ケアマネさん
・包括職員さん
・病院MSWさん
の参考になるように書いていきます。

利用者・家族の一生懸命さや可愛らしいところを伝えよう

見出しがいきなり結論になりますが、そうなんです！利用者・家族の一生懸命さや可愛らしいところを伝えて「えっ？！ちょっと興味が湧く」と思ってもらえたらこちらのもの。

どんなに大変な利用者・家族でも絶対に良いところや可愛らしいところがあります。

「すみません。困難ケースなんですけど～。自宅がゴミで溢れかえってて犬が半狂乱で暴れているような家なんですが…」とかいきなり電話で伝えたらそりゃ断りたくもなります。

例えそうだったとしても「ご家族は利用者を何とか自宅で介護したいと思っているみたいなんですけど、その方法がわからないみたいで…不器用なんでしょうね…何とか力になってあげたいのですが…利用者も小柄で可愛らしい女性で笑顔が何とも素敵なんです…。一緒に支援して頂けませんか？」というような感じで依頼したらどうでしょうか？

確かに大変そうだけど、何とか力になってあげたいと思う介護に関わる方々の支援心(なんだそりゃ？）に火が付きませんか？

ましてや笑顔が可愛い小柄な女性利用者ってちょっと会ってみたいと思いません？私は断然会ってみたい！

もちろん嘘はいけませんが、嘘にならない程度の誇張は必要かと思います。

利用者・家族の良いところを探そう

これは困難ケースだけに限らず、担当させて頂いている利用者・家族の悪いところに目を向けるのではなく良いところに目を向けていく方が良いよねということです。

どうしても人はイヤなところに目がいきがちですが、そこを意識して良いところを探す。すると誰にでも少しは良いところがあると思います。

もちろん「どうしてもイヤ」という人もいます。それは仕方のないこと。プライベートでなら「イヤなら付き合わなければ良い」で済みますがあくまで「介護のプロ」として接するのであれば「良いところ探し」は必須です。

良いところ探しがクセづけば、それを利用者を支援する「チーム」で共有しましょう。

そうすると、チームが良い空気感を漂わせるので、どんなに大変な利用者の支援でも各サービス事業者の皆さんが自ら色々と工夫して対応してくださいます。

すると段々と利用者自身にもその空気感が伝わって良い感じに変わってくる…。という相乗効果が起こるのがこの「良いところ探し」です。

全員に対してこのようなチーム作りが出来るのが理想ですが、正直難しさもあります。ただ、常に意識しているだけでも良いチームが出来る可能性があるのでおススメです。

まとめ

人は悪いところにはすぐに目がいきます。それをそのまま伝えてしまえば、バイアスがかかるので決して良い空気感で利用者に関わる事が出来ません。

介護に携わる人は「空気感」を大切に出来ると良いと思います。

空気感を作るのは「良いことを口にする」です。

利用者・家族の良いところをたくさん見つけて、それを支援者全員で共有して「良いチーム」がたくさん出来ると良いなと思います。

今日も最後まで読んで頂きありがとうござました。

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今日はこの辺で。

ではまた！！