草野球から得たチームマネジメント
どーもカイゾウ(@kaizo777)です。
今日は休日出勤の代休を取ったのでOFFです。
なので、仕事の話とはちょっと違う題材で書いてみたいと思います。
野球チームから得た気づきです。
私は草野球チームに所属して毎年リーグ戦に参加し10試合ほど仲間と楽しみながら野球をしています。
趣味のチームなので勝ち負けというよりは「皆で楽しく野球をする」がモットーなのですが、とは言え「勝ちたい」というのは本音として皆持っています。
私が所属するチームは私とほぼ同年代の人が大半を占めていて、時にチームメイトが連れてくる助っ人に若い人が混ざっているというスタイル。
監督は私の一つ上で求心力のある人です。
見た目は顔が「馬」で身体は「ゴリラ」です。
ここ最近この「馬ゴリラ」の監督が仕事の関係で草野球に出られない日が続き、代役の監督がチームを率いている中で得た気づきがありました。
チームが「楽しくやる」とチームが「力を合わせる」は別物ということ。
リーダーは「舵取り」それは間違いないけど…
先ほども書いたように監督の馬ゴリラは人を寄せ付ける魅力のある人です。
行動力があり、いつも笑顔で、誰からもいじられ、そして愛されています。
皆馬ゴリラがいるから十数年も今の野球チームをやっているのは間違いありません。
ここでは馬ゴリラとか言っていますが一応「監督」なので、采配は馬ゴリラの腕の中。
打てても打てなくても「4番」馬ゴリラ。
盗塁が絶対にさせなくても「キャッチャー」馬ゴリラ。
最近こそバッティングが好調なので4番は納得なのですが、それもここ2年程の話。それまでの十年近くは「打てない」4番でした。
もちろん皆毎回ブーイングです。
アホのようにいじり倒しますが、それでも結局「4番・キャッチャー:馬ゴリラ」は不動のものです。
ところが今年になり馬ゴリラは仕事で野球にこれない日が増えています。
今季3戦中2戦は馬ゴリラ不在。
そこで野球チームが出来た当初からチームに所属する私と同い年のピッチャーが監督の代役として抜擢され最近2戦は代役監督の下で試合をしています。
結論。馬ゴリラ不在の2戦とも「勝利」しています。
これは馬ゴリラ不在の中で皆が協力する姿勢が前提の上で「舵取り」を「勝つこと」に向けているからだと感じています。
意見は「皆」決定は「監督」
馬ゴリラはいつも皆の意見を「笑って流して」定番のオーダーで打順や守備を決めます。
勝ててるなら全然良いのですが、ここ数年負け越しが続いていました。
チームメイトからは「守備もシャッフルした方が良い」「打順は打てるバッターを下位打線に持ってきても面白い」など色々な意見が飛び交っていました。
でも「4番・キャッチャー:馬ゴリラ」は絶対で、ピッチャーも監督代行がいつも先発。だいたい3回を超えた頃から乱れ始めフォアボールが続き失点。ピッチャーの変え時をいつもミスり大敗が負けパターンでした。
そして、試合後チームメイトから馬ゴリラへのブーイングの嵐。
それを「笑って流して」また次回が毎度の流れです(笑)
馬ゴリラ不在時のチームメイトはいつもとはだいぶ違います。
まず「意見」が様々飛び交います。どれもチームが勝つ為の
具体案です。
新しい風も拒みません。
先発ピッチャーが崩れればすぐに交代し、大量失点を防ぎます。助っ人に若くて活きの良い人がいれば先発ピッチャーも任せますし、主力を担って貰います。
何よりベテラン勢はいつでも「尻ぬぐい」が出来るように体制を整えています。私もいつでも自分がピッチャーを出来るように身体を作って準備します。
皆が好き勝手言うだけではなく「自分がこのチームに何を与えられるか?」という視点で考え意見を言うので、あとは監督が「決定する」だけ。
ある程度どれを選択しても大きな失敗はない「意見」が集約されています。
これも「馬ゴリラ」不在に対するみんなの様々な気持ちが良い方向に作用しているからだと思います。
「馬ゴリラ不在時に負けたら馬ゴリラが調子に乗る!」
「馬ゴリラがいない時に勝ちパターンを見つけておきたい」
「馬ゴリラが絶対に試さないことを今のうちに試したい」
監督代行は自分の意見を主張もしなければ、皆の意見も無視はしませんが、最終的な決断は必ずします。
そして、自分がピッチャーとして投げたくとも自分より上手く投げられる人がいればバトンを渡します。
これって仕事でも同じで、リーダーは愛される必要はあるのですが、それだけでは結果は出ない。
みんなのヤル気を高める為にもいかに意見を言いやすい環境を整えるか?意見は意見として聞いた上で決断はリーダーが行うかがポイントなのだと思います。
少し頼りないくらいのリーダーがいても良いのかもしれませんね。
今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。