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ケアマネの訪問トーク

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

私はケアマネジャー(以下:ケアマネ)歴11年とそこそこベテランですが、ケアマネになって間もない頃は、利用者の家を訪問して何を話せば良いのか全くわかりませんでした。

新人時代は毎回訪問の前日から「明日○○さんの家で何話そう…。」と緊張して眠れないことも少なくない日々。

そんな私も、今では利用者との翌日の話題を気にして眠れなくなるようなことはありません(笑)

今日は私が利用者のお宅に訪問する際に、気をつけていることや話題にしていることを書いてみたいと思います。

1:身なりと挨拶


訪問する前に、気にすべきところは自分の恰好や匂いです。だらしない恰好はもってのほかですが、衣服が汚れていないか、髪が乱れていないか気をつけます。

あとは、匂い。香水などは匂いがキツイので付けませんが、程よく香るボディミストはつけています。何より、タバコの臭いは厳禁です。

そして、訪問。玄関を開けたら程よい声で元気よく挨拶。

大きくないと聞こえない方には大きな声で、ご家族がいらっしゃれば程よく。声のトーンに気を配って挨拶します。

2:雰囲気に注意を


ご自宅に上がらせて頂いたら、家の中の雰囲気に注意を払います。利用者やご家族の表情、家の雰囲気。違和感を探すべくアンテナを張り巡らせます。

3:一言目は決まって「最近調子どうですか?(笑)」


利用者によって、自ら話したい人、話を聞き出してほしい人、早く帰ってほしい人など様々です。ただ、この一言を笑顔で言う事で、必ず何かしら返答してくれます。

話たい方にはそのまま話して頂きますし、話を聞き出してほしい人には、話を深堀りします。早く帰ってほしい人は次章の質問を続けていきます。

4:食事・睡眠・排泄の確認はマスト


食事は3食食べられているか?どんなものを食べているか?むせ込みが増えていないか?などなど、食事については特に聞きます。受診時に血液検査をしていたらデータも確認。アルブミン値を見ます。(アルブミン3.8がボーダーライン。2点台は要注意です)

睡眠と排泄はセットで聞く事も。夜間何回くらい起きてトイレに行くか?その時転びそうになっていないか。失敗についても、聞き出せそうであれば話の流れで伺います。

5:最終的にサービスの利用状況を確認


そもそもケアマネのお仕事として、介護保険に明記されているのはこのサービスの利用状況の確認(モニタリング)。ここを怠ってはいけません。

特に福祉用具は見落としがちなので、故障してないかを皮切りに、どのくらいの頻度でどのように使っているかを確認します。不要であれば返却を。

6:まとめ


お話好きな方だと1時間かかる方もいます(笑)1~5を抑えて訪問すれば「話題に困ってどうしよう」というのはなくなるのではないでしょうか。

最後に、面談中に一番気をつけなきゃいけないのは空気感だと思っています。イライラしていたり、利用者に苦手意識があったり、現さないように気をつけても現れてしまうものです。

どんなに面談前にイライラすることがあっても、苦手な利用者でも、意識を感情に向けずにフラットな気持ちで臨むように心掛けましょう。

ではまた!!


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カイゾウ@現役在宅ケアマネ15年×コーチング1年❗
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