サービス担当者会議で意識していること
どーもカイゾウ(@kaizo777)です。
今回は「サービス担当者会議(以下:サ担)の調整で意識していること」をテーマに書いてみたいと思います。
私は担当している利用者の介護保険更新が今月末に重なり4月最終週に6件のサ担を予定しています。
5月一日から新たな介護度・認定期間になる利用者達なので今月中にケアプランを元にサ担が行えるのがベスト。
私は余程のことが無い限り、介護保険更新の利用者は結果が出たらすぐにサ担を開催し新たな介護度・認定期間を新たなケアプランで支援できるようにします。
では本題。
サ担には可能な限り多くの関係者で集まりたい
私は利用者の支援はチームの結束が大切だと思っています。
利用者の支援において円滑な連携が取れるようにするのもケアマネジャー(以下:ケアマネ)の役割の一つ。
なので、可能な限り顔を合わせた連携を取りたい。その上で最も適した場がサ担の場だと考えています。
基本的にサ担の会場には利用者の自宅で行うことを利用者に許可して頂き行います。
なぜ利用者の自宅が好ましいか?
それは在宅で生活する利用者の実際の生活環境を各サービス担当者に見て頂く事で「気づき」を得る可能性があるから。
例えば住環境において物の配置や利用者の動線を専門職が見るとより利用者の能力に適した物の配置や転倒リスクに繋がる物に気づけるかもしれない。
専門職の目が多く集まるサ担の場だからこそ見落とすリスクが減るかもしれないという考え方です。
担当者が一堂に会するからこそ大きな「気づき」に繋がる可能性が高いと思っています。
だからこそ可能な限り支援に関わる関係者にはサ担に集まって欲しい。
そう思い、利用者に許可を得て、可能な限り担当者が多く集まれる日程を考えて調整を行います。
担当者が多く集まれるように
利用者が通所サービスを利用している場合、通所担当者は送迎に出ている時間があるのでサ担の開催時間は限られてきます。
午前中であれば10時半~12時頃まで、午後であれば13時半~15時頃まで。
訪問系のサービスであれば、担当者の時間の都合がつけばある程度融通をきかせてくれる事業所が多い印象です。
ただ、訪問系の担当者も現場に出ている場合も多いので急な日程調整ではなく1週間前には声を掛け参加を依頼します。
私は先ほども書いたように可能な限り担当者が多く集まって会議をしたいと考えています。
なので、利用者が利用しているサービスから集まれる曜日や時間帯に当たりをつけて調整しています。
調整の手順としては
更新結果が下りる日を市役所へ確認
結果が分かってすぐに会議が開催できるように日程調整
欠席の事業所へ意見聴取・照会依頼
ケアプラン作成、会議の内容検討
という流れ。
1週間前には声を掛けるので担当者が休みなど特段の理由がなければ快く参加してくださる事業所が多いです。
中には月末等を理由に参加されない事業所もありますが、内心「利用者の今後について話し合うのに1週間前の調整でも予定がつけられないんだ…ふ~ん」と思っています。
ただの「報告会」にならないように
せっかく担当者が顔を合わせる会なので、ケアマネが一人で話続けたり、各サービスの報告だけで終わることがないように意識しています。
例えばこれまで定期訪問でお話をお伺いする中で見えてきた問題点や各サービス利用時に取り組んで欲しいこと、利用者の要望などが全員で周知出来るような議題を持ち込みます。
利用者・ご家族が会議に参加して「介護サービスでどのような支援をして貰い生活がどのように維持出来るのか?」をイメージしやすいような会議に出来ると理想的です。
中には利用者が一人でずっと話続けてしまったり、サービス担当者が一人で話続けるなどが起こる場合もありますが、そのような時は上手い具合に話を切って進行するのもケアマネの役割です。
中にはただの報告会になっているサ担もあるようですが、そんなものは紙面で十分。
顔を合わせるからこそ出来る会議を組み立てるのもケアマネの重要な役割だと私は思っています。
貴重な時間を割いて顔を合わせて会議するなら有意義なものにして、今後の結束が強固なものになるように今後も意識してサ担を調整していきたいと思います。
今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。